- 簿記3級に挑戦しようと思ってるんだけど……
- 簿記に効果的な勉強方法が分からない
- 簿記3級の勉強方法について教えて!
簿記という学問は仕訳という非常に特殊な技術を使います。仕訳は他のどの学問とも似ていないので、最初に勉強方法でつまずいてしまって簿記が苦手になってしまう人が非常に多いです。
私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。もちろん簿記3級に合格するための勉強方法についても精通しています。
この記事では簿記3級にスムーズに合格するための勉強方法についてお伝えします。
この記事を読んで実行すれば、簿記3級の内容をスムーズに身につけることができ、簿記3級の試験にも合格できます。簿記2級の挑戦もスムーズにできます。
- 簿記3級の勉強を始める前に知っておくべきこと
- 簿記3級の勉強を始めたら…
簿記3級の勉強を始める前に知っておくべきこと
簿記の勉強を始める前に勉強そのものに対する知識と理解を深めておきましょう。
この記事とリンク先の記事を読んでも簿記自体の理解が深まるわけではありませんが、長い目で見れば合格までの最短距離を進めます。
簿記1級合格のための三大原則
簿記に限らず、勉強方法において最も重要なのは、勉強開始時における勉強の方向性です。まず初めに勉強の方向性、方針を決めておかなければいけません。
簿記の勉強方針は、簿記に関しては次の3つがあります。
自分に合った簿記の勉強スタイルを確立する
理解の仕方は人それぞれです。自分なりの理解の仕方を身につけましょう。また、問題を解く回数やその練習間隔に個人差はほとんどありません。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫自分に合った簿記の勉強スタイルを確立する
簿記3級の勉強中から高い勉強量を確保する
簿記1級に合格するためには簿記3級の勉強中から高い勉強量を確保する必要があります。勉強量は勉強した時間ではなく、解いた問題の量です。
時間ではなく量を重視することで効果的に勉強を進めることができます。詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記3級の勉強中から高い勉強量を確保する
基本を大切にし、基本を完璧に身につける
簿記における基本とは「暗記不要の簿記独学講座-簿記3級」の記事の全てです。簿記2級に進む前に簿記3級の内容を完璧にする必要があります。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫基本を大切にし、基本を完璧に身に付ける
これが三大原則です。まずはこの意識を身につけて下さい。
基本を完璧に身につけるために必要な4つの意識
基本を完璧に身につけるためには次の4つの意識が大切です。
基本が完璧に身についている状態とは
基本が完璧に身に付いた状態とは「一瞬たりとも迷うことなく」「手が止まらずに」「体が反応するように無意識レベルで解ける」のことです。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫基本が完璧に身についている状態とは
無意識レベルに持っていく理由
無意識レベルで完璧に身についているからこそ応用問題が解けます。応用問題が解けないのは応用力がないからではありません。
また、無意識レベルで完璧に身についているからこそさらに高度な内容を積み上げることができます。完璧に身についていないのにさらに高度なことを身につけることはできません。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫無意識レベルに持っていく理由
理由を理解することの大切さ
理由をきちんと理解することで、覚えていない事柄に対して自分で答えを出すことができます。理由を理解できていなければ、覚えていることしか答えられません。
また、理由をきちんと理解できているかどうかはうまく説明できるかどうかやってみることで確認できます。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫理由を理解することの大切さ
簿記3級は満点で合格することを目指すことが大切
簿記3級の内容を暗記することなしに完璧に身につけるため、勉強を繰り返す習慣を身につけるために満点を目指して勉強することが大切です。
満点を目指すためには暗記する意識はなくす必要があります。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記3級は満点で合格して通過することを目指すことが大切
こういったことを知って、常に意識しながら勉強を続けてください。
暗記せずに身につけていく意識を持つ
暗記不要の簿記独学講座というブログを運営しているところからお分かりの通り、私は簿記を暗記するものだとは全く考えておりません。しかし、全く何も頭に残さないという意味でもありません。
私が考えている簿記の勉強方法は「暗記せずに自然と記憶に残るように身につける」というものです。これを体現するためには次の3つのことを本当に深いところで理解することが必要です。
覚えなければ忘れないという言葉の意味
覚えようとせずに自然と覚えてしまう意識で勉強することが大切です。覚えようと意識せずに簿記3級に満点で合格することで「覚えない勉強」を自分のものにすることができます。
「覚えない勉強」は簿記2級以降も続けていきます。詳細は次の記事をご覧ください。
≫覚えなければ忘れないという言葉の意味
記憶力を高める訓練法
興味を持って勉強することで、年齢に関係なく覚えることができます。また、論理的に理解し、具体的にイメージしながら勉強することで長期間覚えておくことができます。
誰かに説明してみることや音読するのも長期間覚えておくのに効果的です。
また、無理して覚えようとせず、理解したところだけ確実に身につけていくという意識が大切です。
訓練することで記憶力を強化できるので、記憶力そのものを訓練するのもお勧めです。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫記憶力を高める訓練法
覚えずに身につけるための勉強方法
覚えずに身につけるための勉強方法の要点は次のとおりです。
- 翌日の復習は絶対に行い、丸暗記に走ってしまっていないか確認する
- 復習には理想的な間隔があるのでその間隔で復習を行う
- 基本問題に多くの力と時間を使う
- どうしても暗記しなければならないものは隙間時間に行い、寝る前と起きてすぐに確認する
詳細は次の記事をご覧ください。
≫覚えずに身につけるための勉強法
この4つを本当の意味で理解し、体感することで勉強の仕方というものが本当の意味で理解できます。
簿記に適した学習教材とその正しい使い方を身につける
簿記を勉強していく上での基本的なスタンスを理解したら、いよいよ具体的な勉強の方法に入っていきます。まずはテキストや問題集の選び方や使い方について確認していきましょう。
自分に合ったテキストや問題集を選び、効果的に使っていくためには次の5つを意識してください。
簿記に合うのは「読む」勉強
簿記の勉強はテキストを読んで理解していく方法が最適です。短時間であれば電子書籍などで勉強するのもありですが、問題練習は紙を使って行うことが必要です。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記に合う勉強は「読む」勉強
効果的にテキスト・問題集を選ぶための4つのポイント
テキストを選ぶときには次の4つを意識することが大切です。
- テキストは最新版を使用する
- テキストは1冊(1シリーズ)だけにする
- 基本的な部分だけが書かれているものを選ぶ(網羅的なテキストは選ばない)
- 自分にとって分かりやすいものを選ぶ
詳細は次の記事をご覧ください。
≫効果的にテキスト・問題集を選ぶための4つのポイント
効果的なテキストの読み方
効果的にテキストを読むには次の3つが重要です。
- その内容を始めて読むとき:雑誌の記事を読む感じで、とりあえず流し読む。
- 問題を解いて間違えてしまったとき:自分の理解不足がどこにあるのか探すつもりで読む。
- 問題が解けるようになった後:細切れ時間にさらりと書き込みを意識しながら読む。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫効果的なテキストの読み方
簿記のテキストの効果的な使い方
テキストを効果的に使っていくときのポイントは次の4つです。
- 分からなかったら下位の級に戻ること
- 全ての情報はテキストに集める
- テキストに効果的に書き込む
- テキストはバラバラにして持ち歩く
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記のテキストを効果的に使うために意識すべき4つのポイント
簿記の問題集の使い方
問題集を効果的に使っていくときに気をつけるべきポイントは次の10個です。
- 問題集は1冊(1シリーズ)だけにする
- 問題集は回さない
- 翌日の復習は絶対に行う
- 問題を解くときは必ず時間を計る
- 問題は自分の頭で解く
- 問題を解くときにはきちんと課題を持つ
- 問題を解いていて手が5分止まったら、解答を見る
- 問題を解いていて間違えてしまったら必ず原因をつかみ、その場で解きなおす
- 書き込みは解答・解説部分にする
- やった日付と出来具合を記入しておく
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記の勉強量を最大限高めるための効果的な問題集の使い方
簿記3級の勉強計画を立てる
テキストや問題集の選び方、使い方が分かったら、いよいよ簿記3級の勉強計画を立てていきます。勉強計画を立てるときには次の7つの記事を参考にしてください。
簿記3級を完璧に身につけるのに必要な勉強時間と勉強の流れ
簿記3級を完璧に身につけるには138時間程度の勉強時間が必要です。勉強は「テキスト」→「問題集」→「過去問」の流れで行います。
詳細は次の記事を参考にしてください。
≫簿記3級を完璧に身につけるのに必要な勉強時間と勉強の流れ
簿記検定合格のために勉強計画を立てるときの4つのポイント
勉強計画を立てるときには次の4点に注意してください。
- 受験日から逆算すること
- 勉強量ではなく勉強時間で計画を立てること
- 無理な勉強計画は立てないこと
- 復習することを考慮して計画を立てること
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記検定合格のために勉強計画を立てるときの4つのポイント
自分に合った勉強計画の具体的な立て方
自分の合った勉強計画を立てるためには次の4つが重要です。
- 自分に合ったペース配分で勉強スケジュールを立てる。
- ざっくりとした勉強計画を勉強開始時に立て、30分刻みの勉強計画を前日に立てる。
- 勉強計画は常に反省と改善を繰り返し、計画そのものの精度を上げていく。
- 忙しい人も何とかして「早朝の30分:復習」「通勤時間の30分:テキストで理解」「昼休みの30分:早朝や通勤時間にできなかった分」「寝る前の30分:問題練習」という形で平日に2時間の勉強時間を作る。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫自分に合った勉強計画の具体的な立て方
簿記の勉強時間を捻出するときのポイント
勉強時間を作るときには、次の4つを意識することが大切です。
- 睡眠時間を削らない
- 学業、家事、仕事を早く終わらせる
- 移動時間を勉強時間にする
- 自由時間を効率よく使う
詳細は次の記事をご覧ください。
≫忙しい中で簿記の勉強時間を捻出するときの4つのポイント
勉強量を増やすための7つのポイント
勉強量を増やすためには次の7つが重要です。
- できるだけ細切れ時間を作らない
- 何もしない時間を作らない
- 健康状態を保つ
- 集中する
- 同じ問題を何度も解く
- 分からなくても気にしない
- 分からなければすぐ答えを見る
詳細は次の記事をご覧ください。
≫勉強量を増やすための7つのポイント
時間効率を上げるための5つのポイント
時間効率を上げるためには次の5つにこだわることが大切です。
- 何を勉強しようかと迷う時間を短縮する
- 調べる時間を短縮する
- ノートを作る時間を短縮する
- 時間帯にこだわる
- 場所にこだわる
詳細は次の記事をご覧ください。
≫時間効率を上げるための5つのポイント
睡眠時間は削らない
睡眠時間は絶対に削ってはいけません。理由は次の3つです。
- 健康状態を維持するため
- 高い記憶力を保つため
- やる気を出すため
また、きちんと記憶するためには最低でも6時間は必要です。できれば7~8時間ほしいところです。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫睡眠時間を削ってはならない3つの理由と適切な睡眠時間
簿記の勉強の具体的な進め方
勉強計画を立てた後は、計画を具体的に実行していくだけです。計画を具体的に実行していくときには次の3つを意識しながら勉強を進めていくことが大切です。
20日間で勉強の習慣をつけるために
勉強する習慣をつけるために次のことを実行してみてください。
- 寝る前に明日やるべきことを紙に書き出す
- 机はきれいにしてから寝る
- 勉強するときには机から手が届くところにはやるべきことに関するものだけを置く
- いつでもやめていいからとりあえず机の前に座る
- ふと集中力が切れたり疲れたりしたら無理せずやめる
- 1~5までを最低20日間繰り返す
これを実行することで無理なく勉強習慣をつけることができます。詳細は次の記事をご覧ください。
≫20日間で勉強の習慣をつけるための6つの手順
簿記の勉強を無理なく続けていくための3つのコツ
簿記の勉強を無理なく続けていくためには次の3つを意識しておくことが大切です。
- 簿記の勉強の開始時点では難しいことをやらない
- 苦しすぎる勉強はしない
- 楽しく簿記を勉強する工夫をする
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記の勉強を無理なく続けていくための3つのコツ
簿記の実力を無駄なくつけていくための5つの心構え
簿記の実力を無駄なくつけていくためには次の6つを心がけることが大切です。
- 勉強をしているときは、試験範囲全体を何となく意識する
- 勉強するときは「違いの大きなもの」から「違いの小さなもの」へ進めていく
- 同じような考え方を結びつけて理解する
- 長所を伸ばすよりも弱点をなくすことに意識を向ける
- インプットとアウトプットのバランスを意識する
- 普段の簿記の勉強から試験中の精神状態を意識する
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記の実力を無駄なくつけていくための5つの心構え
勉強をしていく上で気をつけるべきこと
やってはいけない勉強をやってしまうとどうしても時間効率が悪くなり、勉強量が少なくなってしまいます。そうなってしまわないために勉強をしていく上で気をつけるべきことがあるのです。
勉強していくときには次のことに気をつけてください。
答案練習や模擬試験、予想問題は不要
予想問題や模擬試験を受ける必要がない理由は次の4つです。
- 練習量は過去問題だけで足りる
- 過去問題と模擬試験では難しさの質が違うため、模擬試験ができるようになってもそれで過去問題が解けるとは限らない
- 試験委員は過去問題を絶対に見るが、模擬試験はあまり見ない
- 他人と比較することはデメリットの方が多い
詳細は次の記事をご覧ください。
≫答案練習や模擬試験、予想問題を受ける必要はない4つの理由
やってはいけない勉強法7選
やってはいけない勉強方法においてありがちなものとして、次の7つがあります。
- 基本事項を軽く見ている
- 模擬試験など、本番の検定試験以外の試験で点数にこだわる
- 学習にメリハリがない
- 色々なテキストや問題集に手を出す
- 得意なところしかやらない
- 勉強ではなく批評している
- ヤマを張って勉強している
詳細は次の記事をご覧ください。
≫やってはいけない勉強法7選
体調管理に関する5つの注意点
簿記の勉強とは直接関係ありませんし、私は体調管理の専門家というわけでもないのですが、試験に不合格になってしまう原因の多くが「体調不良」であることもまた事実です。
体調管理について次の5つを意識しておくことをおすすめします。
- 睡眠時間を確保する
- 体温を保つ
- 積極的に入浴する
- 疲れたら休む
- しっかりと1日3回の食事(特に朝に炭水化物・ブドウ糖)を取る
詳細は次の記事をご覧ください。
≫体調管理に関する5つの注意点
簿記3級の勉強を始めたら…
勉強を始める準備が整ったら、いよいよ実際に勉強を始めていきましょう。以下、そのタイミングになったときに参照していただくと便利です。
初めて問題を解くとき
初めて問題を解くときには「問題を解く目的」と「ミスノート」について意識してください。
問題を解くときには必ず問題を解く目的を意識する
問題を解くときに意識してほしいのは「問題を解く目的」です。目的をしっかりと持って問題を解くことで効果的に実力をつけていくことができます。
問題を解く回数に応じて次のように意識することが大切です。
- 問題を始めて解くとき:重要な場所を確認するために問題を解く。
- 1回目の復習で解くとき:丸暗記になっていないか確認するために問題を解く。
- 2回目の復習で解くとき:理解できているか確認するため、ミスを減らすために問題を解く。
- 3回目以降の復習で問題を解くとき:無意識レベルに持っていくために問題を解く。
- 間違えてしまった場合は、間違えてしまった原因を解消し、もう一度問題を最初から最後まで解きなおす。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫問題を解くときには必ず問題を解く目的を意識する
ミスノートの作り方と使い方
問題を解いたときに作ってほしいのは「ミスノート」です。ミスノートの作り方、使い方については次の6つが大切です。
- ミスノートには3回以上解いてもなくならなかったミスだけを書く。
- ミスノートにはルーズリーフを使う。
- ミスは論点別に一言で簡潔に、同じミスは正の字を書くなどの工夫をして書く。
- ミスノートは「書き足すとき」「細切れ時間」などにさらりと読み返す。
- ミスがある程度たまったら統計を取ってみる。
- 試験本番の前に問題を解くところをイメージしながら読み返す。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫ミスノートを作り方、使い方
仕訳の勉強を始めるとき
仕訳という記帳スタイルは簿記で勉強しない限り全く触れる機会がありません。仕訳は今まで勉強した内容のいずれにも似ても似つかないものだと言えます。
最初が肝心です。最初に仕訳の勉強のコツをつかんでおいてください。仕訳の勉強をするときは次の5つを意識することが大切です。
- 仕訳は借方と貸方の勘定科目と金額を求めるために、資産・負債・資本(純資産)・費用・収益の増減を読み取るもの。難しく考えない。
- 勉強していくと自然と仕訳は覚えていくが、分解して考えることも大切。
- 始めてみる取引の仕訳を考えるときは「資産・負債・資本(純資産)・費用・収益の増減」→「増減した金額」→「勘定科目」と考えていく。
- 勘定科目は決まっているものではないので、細かく気にせず柔軟に考える。
- 補助簿や伝票のような論点でも仕訳を通して考える。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫仕訳を勉強していくときの心構え
普段勉強しているとき
休憩したくなったら
普段勉強していてまとまった時間があるときには途中に休憩を入れると思います。休憩に関しては次の2つを意識しておくことが大切です。
- 体調が悪いとき、連続で90分勉強したとき、心配事があるときは強制的に休憩する。
- 休憩は、疲れすぎず大きな爽快感があり、時間が決まっているもの、勉強へと気分を向けやすいものを選ぶ。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記の勉強中に効果的に休憩をとる方法
ストレスを感じたら…
簿記の勉強をしていてストレスを感じたら次の3つを意識してみてください。
- ストレスを感じたらストレスの原因を突き止める。原因が勉強できないことにあるなら勉強をがんばり、勉強のしすぎにあるならしっかりと休む。そのとき、完全休養は長くとも3日に抑える。
- 勉強をできないことでストレスを感じる人は普段から勉強の時間効率を意識する。
- 勉強することにストレスを感じる人は机でなくてもできる勉強は机以外にするようにする。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫勉強のストレスを解消する方法、ストレスを溜めない方法
モチベーションが下がったら…
簿記を勉強しているとモチベーション、つまりやる気が低下していくこともあるかもしれません。勉強を続けなければ試験に合格することも難しくなってしまいます。
簿記の勉強を続けるためのモチベーションを保つにはいくつかのコツや方法があります。私が実践して効果的だったものや、私の周囲の人が実践してみてうまくいったものなどを9つ紹介します。
- 勉強を始めるときに身近な人に合格すると宣言する
- 分からないところを解決する
- 合格後にやりたいことを意識する
- 合格前に合格体験記を書く
- 「合格後にやりたいこと」に関する勉強をやってみる
- やる気が出ないときもとりあえず「やってみる」
- 今までがんばってきた勉強の道のりを見て自分をほめる
- がんばった自分へのごほうびを用意する
- どうしようもなければ休む
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記の勉強を続けるためのモチベーションを保つ9つの方法
ミスが減らないとき
簿記の勉強をしていてミスが減らないときは次の6つを意識してみてください。
- ケアレスミスをしてしまったら、そのケアレスミスが「理解不足」「注意不足」「反復不足」のどれにあたるのか確認する。
- 理解不足のケアレスミスは理解を徹底することで減らす。
- 注意不足のケアレスミスはミスノートを効果的に使い、きちんと注意することで減らす。
- 反復不足のケアレスミスはしっかりと繰り返すことで減らす。
- 同じパターンの問題は同じ下書きのパターンで解く。
- ケアレスミスに関しては完璧を望まないこと。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記における3つのミスの原因とミスを減らす方法
点数が伸びないとき
点数が伸びない原因は可能性の高い順に次の6つが考えられます。
- ただの不調
- 勉強量の低下
- 基本の軽視
- 勉強のリズムの変化
- ストレス
- 体調が悪い
詳細は次の記事をご覧ください。
≫点数が伸びない6つの原因とその対策方法
分からないところが出てきたら…
簿記の勉強をしていて分からないところが出てきたら次の3つを意識してみてください。
- 勉強していて出てくる疑問点のうち、細かいものはとりあえず気にせず先に進むのが効率的。
- 分からないものが増えてくると、雪だるま式にわからなくなることがある。そのときはすぐに疑問点を解決する。
- 疑問点を解決するときは、まず何が分からないのかを考え、自分なりの考え方を整理し、その点を踏まえて具体的に質問する。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記の勉強をしていて分からないことが出てきたら…
苦手な論点の克服法
苦手な論点は次の3つを意識して克服していきましょう。
- 苦手な論点のテキストを全て読み直し、問題を全て解きなおす。問題は正解できるまで同じ問題を何度も繰り返し連続で解く。
- 苦手な論点は、実際の取引場面をできるだけ具体的にイメージしながら仕訳を考える。
- 苦手な論点を克服するのには連休を利用するのが効果的。
詳細は次の記事を参考にしてください。
≫苦手な論点の克服法
勉強していてスランプになったと感じたら…
スランプになってしまったときは次のように考えてください。
- スランプになったらまず喜ぶ
- スランプは必ず乗り越えられると信じる
- 設定した計画を見直す
- 具体的なスランプの内容を書き出し、一つ一つ論理的に考える
詳細は次の記事を参考にしてください。
≫勉強していてスランプになったときにすべきこと
総合問題を解き始めるとき
簿記1級の合格を目指すのであれば、簿記3級の勉強を終えるまでに総合問題の解き方を自分なりに確立しておくことが大切です。
簿記3級の段階で総合問題の解き方を身につけてしまうと、後は個別の会計処理を身につけていくだけで簿記1級の合格レベルに達するからです。
総合問題を解き始めるときには次の記事の内容を意識して、とにかく何度も総合問題を解いてください。
総合問題を解いていくときの心構え
総合問題を解いていく前に、まず次のような心構えを持っておくことが大切です。
- 簿記は仕訳が基本である
- 総合問題を解いていても仕訳問題の練習を怠らない
- 解答テクニックは必要ない
詳細は次の記事をご覧ください。
≫総合問題を解いていくときの3つの心構え
総合問題の3つの解き方(仕訳型・T字勘定型・試算表加工型)
総合問題の解き方には次の3つがあります。
- 仕訳型
- T字勘定型
- 試算表加工型
それぞれ長所と短所、向き不向きがあります。詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記検定で出題される総合問題の3つの解き方
総合問題を早く解く方法
総合問題を早く解くためには次の2つを意識してください。
- 問題を早く解くためには仕訳を考えるスピードを上げる必要がある。
- 総合問題を早く解くためには試算表加工型で解答する。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記の問題を速く解くためのたった1つの方法
総合問題でよくあるミスの傾向とその対策
総合問題でよくあるミスの傾向とその対策は次のとおりです。
- 問題文の読み間違い、読み落としを防ぐために自分なりのルールを決めて線を引いたり四角で囲んだり丸で囲んだりする。
- 自分なりの作業の手順を確定し、試験本番でもその順番で行う。
- 簡単だと感じた問題、以前に解いたことがあるパターンの問題であっても油断せずに慎重に解く。
- 「合計と残高の違い」「会計期間」「割り切れないときの指示」など、一つのミスで多くの失点につながるようなものは特に念入りに確認する。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫総合問題でよくあるミスの傾向とその対策
総合問題が解けなかったときに考えるべきこと
総合問題が解けなかったときは次の3つを考えてみてください。
- 総合問題が解けなかったら、まずは無意識レベルで仕訳が切れているかどうか確認する。
- 無意識レベルで仕訳が切れていれば、集計力を高めるために総合問題の練習をする。
- 無意識レベルで仕訳が切れていなければ、まず仕訳問題で仕訳力と高めて自信がついたら総合問題に改めて挑戦する。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫総合問題が解けなかったときに考えるべきこと
過去問を解き始めるとき
簿記1級を目指しているのであっても、簿記3級の過去問は必ず解いてください。しっかりとした総合問題の解答力をつけるためには最低でも「過去10回分」を「3回ずつ」解くことが必要です。
過去問を解くタイミングと過去問を解くペース
過去問を解いていくときには次の4つを意識してください。
- 簿記1級の合格を目指している人は簿記3級の試験前2週間くらいの時期から実力試しのつもりで解く。
- 通常の問題集と同じように最低でも3回は繰り返す。
- 過去問を解くときには必ず時間を計る。
- 過去問を解いて間違えてしまったり、時間がかかりすぎてしまったりしたときにはテキストや問題集で確認してもう一度挑戦する。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫過去問を解くタイミングと過去問を解くペース
簿記3級の過去問の目標時間と目標得点
簿記1級の合格を目指すのであれば、簿記3級は60分以内で95点(できれば満点)を取れる力をつけてから簿記2級の内容に入るようにすることが大切です。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫簿記3級の目標時間と目標得点
本試験前日に持っていくべきものチェックリスト
試験会場に絶対に持っていかなければならないもののリストです。
- 受験票(忘れたら大変です)
- 身分証(氏名、生年月日、顔写真が全て確認できるもの)
- 使い慣れたシャープペン2本(2本目は壊れたときのため)
- シャープペンの針
- 鉛筆2本(シャープペンが2本とも壊れたときのため)
- 消しゴム2個(よく消えるもの、MONOがおすすめ、2個目は落としたときのため)
- 電卓(いつも使っているもの、できれば予備も)
- 時計(音がならないように設定する、針時計の方が残り時間が分かりやすい)
- お金(やや多めに、小銭も多めに)
これ以外にも持っていった方がいいものもあります。詳細は次の記事をご覧ください。
≫本試験に持っていくべきものチェックリスト
本試験当日の過ごし方
簿記検定はおそらく始めての受験のはずですので、簿記1級の試験に慣れるためにも本番の空気をしっかりと味わってきてください。
本試験当日は次のようなことを意識して過ごすことをお勧めします。
- 起床したら朝食でしっかりと炭水化物をとり、試験開始時刻の1時間前に到着するつもりで家を出て、教室に入室できる時間までは外でミスノートを見る。
- 試験会場に着いたらトイレを早めにすませ、受験票の準備をし、問題用紙や電卓等の配置をイメージする。
- 時間まではミスノートを読み、試験監督の説明が始まったら注意事項を聞き、不正行為だと誤解されそうな行動は慎む。
- 試験直前の2分間は6秒吸って12秒吐く腹式呼吸を行う。
- 試験中は「冷静さ」「ミスをしないこと」「解答上のルールを守ること」「印象のいい答案を作ること」を意識して答案を作る。
詳細は次の記事をご覧ください。
≫実力を出し切るための本試験当日の過ごし方
本試験が終わったら…
簿記1級を目指している方は、簿記3級の試験が終わっても勉強を続けていきます。本試験が終わったら、次のように現状を分析して計画を見直しましょう。
- 満点近い点数での合格が確実(予想点数:90点以上)であれば、過去問の復習後そのまま簿記2級の内容に入って構わない。
- おそらく合格だと思われるが、そこまで高得点ではない(予想点数:75点以上90点未満)のであれば、過去問の復習で得点が伸びるか様子を見て点数が伸びればそのまま簿記2級に入って構わない。伸びなければあるはずの弱点を克服してから簿記2級に入る。
- 合否不明(予想点数:65点以上75点未満)であれば、そのまま簿記2級に入るのには不安が残る。あるはずの逆転を克服してから簿記2級に入る。
- 不合格ほぼ確実(予想点数:65点未満)であれば、勉強の仕方や勉強に対する姿勢が根本的に間違っている可能性がある。一度初心に返り、もう一度最初から勉強しなおすつもりで簿記と向きあう。
詳しくは次の記事をご覧ください。
≫簿記1級の合格を目指している人の簿記3級受験後の勉強について
簿記2級の勉強に進んでも問題ないと判断できたら、簿記2級の勉強に入りましょう。
知らないことを1つ問われただけで達成できないからです。