「簿記を勉強するときに間違いノートを作ろうと思うんだけど……」
「簿記の間違いノートの作り方がわからない」
「簿記の間違いノートの使い方について教えてほしい」
この記事はこんな悩みを抱えている人に向けて書いています。
はじめまして。
【簿記革命】という簿記の通信講座を2012年から運営している平野と申します。
私は【簿記革命】を通じて、これまでに数百名の合格者を送り出させていただきました。
「ケアレスミスを減らすためには間違いノートを作った方がいいって聞いたんだけど、どうやって作ったらいいのか分からない」という悩みを抱えてしまう原因も、この悩みから抜け出す方法も分かっています。
この記事では簿記の間違いノートの作り方と活用法について解説します。
この記事を読めば簿記の間違いノートの作り方と使い方がよく分かるので、効率よくケアレスミスを減らすことができます。
もちろん合格にも近づきます。
この記事の内容を一言で言うと、間違いノートは「3回繰り返したミスをルーズリーフに論点別に1行で簡潔に書く(対策も書く)」のがコツです。
また、ミスノートは「書くとき」「空き時間に」「試験前に」読み返します。
間違いノートを作る目的:ミスの傾向を把握するため
ミスを減らすためには自分のミスの傾向をつかむことが大切です。
ミスにはたくさんのパターンがありますが、ほとんどの人は同じようなミスを繰り返します。
ミスにはその人その人によってしやすいものがあるのです。
自分のミスの傾向をきちんと自覚しておくことが大切です。
そして、自分のミスの傾向をつかむのに役立つのが間違いノートの作成です。
間違いノートには自分がしてしまったミスを書いていきます。
自分のミスを書いていくことでミスの傾向がノートを見れば分かるようになります。
間違いノートを作るときの6つのポイント
間違いノートには「自分がしてしまったミス」を記入していくのですが、闇雲に記入しても効果は薄いものになってしまいます。
間違いノートの作成にはいくつかのポイントがあります。
- 2回目の復習時にも間違えてしまったミスだけを書く
- ルーズリーフに書く
- 論点別に書く
- 一つのミスについて一行で簡潔に書く
- ミスの内容とともに、繰り返さないための対策も書く
- 同じ傾向のミスを繰り返した場合は正の字を書いていく
2回目の復習時にも間違えてしまったミスだけを書く
初めて解いた問題は間違えてしまうことが多いですが、最初にしてしまったミスまで書いていくとミスノートに大量に記入することになってしまいます。
ミスが大量に記入されているミスノートを見てもミスの傾向はつかめません。
ミスノートには試験直前にまでどうしてもなくせなかったミスだけが記入されているのが理想的です。
2回目の復習をしたときにも間違えてしまったミスだけを書くようにすることをおすすめします。
ルーズリーフに書く
ノートや手帳などに書いてもいいですが、ページの追加や削除がしやすいルーズリーフがおすすめです。
論点別に書く
ミスは論点別に書くことをおすすめします。
そして、論点別に書きやすいのがページの追加や削除がしやすいルーズリーフです。
一つのミスについて一行で書く
一つのミスについて一行で簡潔に書きます。
長々と書くと、ミスノートを読み返すのに時間がかかってしまいます。
何をどう間違えたのか分かれば十分という感じで手早く書きます。
ミスの内容とともに、繰り返さないための対策も書く
ミスの内容だけでなく、そのミスを繰り返さないためにすべき対策も書いておきます。
そうすることでミスを減らせますし、もし減らなかったら新たな対策を考える必要性にも気づけます。
同じ傾向のミスを繰り返した場合は正の字を書いておく
同じ傾向のミスを繰り返した場合は、同じことを複数回書くのではなく正の字を書いて回数が分かるようにしておきます。
そうすることで手間が省ける上に、繰り返すミスがすぐに分かります。
こういったことを意識しながらミスノートを作成していきましょう。
間違いノートを使うときの4つのポイント
間違いノートをせっかく作っても使わなければ意味がありません。
間違いノートを使っていくときには次の4点を意識することが大切です。
- 間違いノートを書くときにざっと読み返す
- ちょっとした空き時間にざっと読み返す
- ミスがたまったら傾向をつかむために統計を取る
- 試験当日(試験直前)にも読み返す
間違いノートを書くときにざっと読み返す
新しいミスを追加するときに、それまでのミスをざっと読み返します。
そして同様のミスがあった場合には正の字を書いて済ませます。
このように使っていくことで、自分のミスの傾向が徐々に分かってきます。
ちょっとした空き時間にざっと読み返す
間違いノートは 「じっくり少ない回数読む」よりも「あっさりと何度も読む」方が圧倒的に効果的です。
間違いノートを読む時間をわざわざ作る必要はありません。
「テレビCMの時間」「パソコンの起動時間」「トイレにいる時間」など、ちょっとした細切れ時間にあっさりと見ることをおすすめします。
覚えようとする必要はありません。
どんなミスをしたのか、どんなミスが多かったのか確認するだけで構いません。
確認するだけで、問題を解いているときにミスのポイントが思い出せるようになってきます。
ミスがたまったら傾向をつかむために統計を取る
間違いノートへのミスの記入がたまったら、ミスの傾向を把握するために統計を取ります。
例えば、次のように分類したりすると効果的です。
- 問題を読んでいるときのミス(読み間違いや見落としなど)
- 仕訳のミス(借方・貸方のミス、貸借不一致など)
- 電卓でのミス(個別の金額を求めるときのミスなど)
- 集計でのミス
統計を取ることで、より正確に自分のミスの傾向をつかむことができます。
試験当日(試験直前)にも読み返す
試験当日(試験直前)にも読み返します。
本試験の会場に間違いノートを持っていき、正の字が多くついているものを中心に丁寧に読み返します。
このとき、ただ読むのではなく問題を解くところをイメージしながら読むことが大切です。
【まとめ】簿記の間違いノートの作り方と活用法
間違いノートは自分のミスの傾向をつかみ、ミスを効率よく減らすために作ります。
間違いノートには2回目の復習以降にもなくならなかったミスだけを書きます。
間違いノートにはルーズリーフを使って論点別に一文で簡潔に、同じミスは正の字を書くなどの工夫をして書きます。
間違いノートは「書き足すとき」や「細切れ時間」などにさらりと読み返します。
ミスがたまったら統計を取ってみることで、より自分のミスの傾向が分かります。
また、試験直前に問題を解くところをイメージしながら読み返すことでミスを減らすことができます。
ミスを減らして合格を勝ち取りましょう。
コメント
為になりますm(_ _)m
参考にさせてもらいます
コメントありがとうございます。どんどん参考にしてください。
はい(`・ω・´)