差異の考え方と名称

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では差異の考え方と名称について解説します。

差異の考え方と名称

「実際消費高>予定消費高」のときに出る差異を借方差異(または不利差異)、「実際消費高<予定消費高」のときに出る差異を貸方差異(または有利差異)といいます。

予定消費高よりも実際消費高の方が金額が大きいということは原価が予定よりも高くなってしまったということです。

ということはこの差額は損失(費用)と考えられるため借方に出てきます。だから借方差異です。また、このような差異は工場としては不利なものなので不利差異といいます。

逆に予定消費高よりも実際消費高の方が金額が小さいということは原価が予定よりも安く済んだということです。

ということはこの差額は儲け(収益)と考えられるため貸方に出てきます。だから貸方差異です。また、このような差異は工場としては有利なものなので有利差異といいます。

次のような形で理解しておいてください。

  • 「実際>予定」→借方差異→不利差異
  • 「実際<予定」→貸方差異→有利差異

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“差異の考え方と名称” への4件のフィードバック

  1. ちび より:

    差異の貸借は覚えづらく困っていました。
    なるほど!「損=費用」「儲け=収益」で考えると
    とてもわかりやすいですね。
    ありがとうございました!!

    • dokuboki より:

      コメントありがとうございます。お役に立てて嬉しいです。簿記の学習応援しています。

  2. より:

    おはようございます。どうしても理解しづらい点有り、ご教示いただけると助かります。建設業経理士 原価計算 第18回 第3問の仕訳問題の問5で模範解答が(借方)賃金手当28000 (貸)賃率差異 28000 となっています。賃率差異で予定よより実際は少なくてすんだ→貸方差異とパターンで覚えていますが、賃金手当は費用の勘定で予定より少なくて済んだのに借方に計上する=賃金手当の増加?で、感覚的に理解できません。賃金手当を費用の勘定と捉えることがまちがっているのでしょうか。身近で詳しい方に尋ねたら工業簿記では商業簿記の感覚とは切り離すべしといわれましたがイマイチ納得できません。

    • dokuboki より:

      コメントありがとうございます。賃率差異というものは「実際支払った賃金」と「予定していた賃金」との差異と考えることがポイントです。寅さんが挙げられている仕訳にこの2つを加えると次のようになります(金額は例です)。

      賃金の予定の仕訳(先に予定金額を仕掛品勘定に振り替えます)

      (借)仕掛品328,000/(貸)賃金手当328,000

      実際の賃金の支払い

      (借)賃金手当300,000/(貸)現金など300,000

      賃率差異の計上(寅さんの仕訳です。この金額は上の仕訳の差額です)

      (借)賃金手当28,000/(貸)賃率差異28,000

      この仕訳の流れを見ていただくと、予定していた賃金手当である328,000よりも実際に支払った金額である300,000の方が28,000低くなっていることが分かると思います。差異はいきなり出てくるものではなく、このような流れから発生してくるものです。

      このように考えてみてください。

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