正規の簿記の原則

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では正規の簿記の原則についてお伝えします。

正規の簿記の原則

次の原則が正規の簿記の原則です。

企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない。

この正規の簿記の原則には次の2つの解釈があります。

  • 狭義の「正規の簿記の原則」:会計帳簿を作成するときに「正規の簿記」を使わなければならない。
  • 広義の「正規の簿記の原則」:会計帳簿だけでなく、財務諸表も「正規の簿記」にしたがって作成しなければならない。

広義の「正規の簿記の原則」が通説(一般的な説)となっています。狭義の正規の簿記の原則では「会計帳簿までは正規の簿記の原則に従うが、財務諸表は従わなくてよい」と考えることになりますが、この考え方には無理があるからです。

ちなみに「会計帳簿」とは仕訳帳と総勘定元帳のことを言います(取引そのものを記録した日記帳(営業日誌)も会計帳簿に含まれると考えられていますが、日商簿記で日記帳は登場しません)。

正規の簿記とは

これまで何度も「正規の簿記」という言葉を使ってきましたが、この「正規の簿記」は一体どのような簿記なのかが問題です。「正規の簿記」とは次の要件を満たす簿記だと考えられています。

  • 網羅性:全ての取引を記録できる簿記
  • 記録の検証可能性:記録を検証することができる簿記
  • 秩序性:継続的で組織的な記録ができる簿記
  • 誘導可能性:その記録から財務諸表を誘導的に作成することができる簿記(広義の「正規の簿記の原則」のみ)

これらに最も適しているの簿記が「複式簿記」です。小規模な事業では単式簿記でも正規の簿記の要件を満たすことはできるので、そういった場合には単式簿記も正規の簿記と考えることはできます。

ですが、ある程度の規模であれば複式簿記でしが正規の簿記の原則を満たせないといえます。

これが正規の簿記の原則です。次回は資本取引・損益取引区別の原則について解説します。

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