3種類の貸倒損失

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記3級で貸倒損失という勘定科目が出てきますが、同じ勘定科目でも意味的には3つに分類することができます。この記事では3種類の貸倒損失について解説します。

3種類の貸倒損失

貸倒損失には次の3つの種類があります。

  1. 貸倒引当金が設定されていない「前期の売上債権」の貸倒れ
  2. 前期の貸倒引当金の計上不足
  3. 当期の売上債権の貸倒れ

1.貸倒引当金が設定されていない「前期の売上債権」の貸倒れ

場合によっては貸倒引当金を設定するための要件を満たせずに、貸倒引当金が設定されないことがあります。そういった状況で発生した貸倒れが1つ目の貸倒損失です。

この貸倒損失は前期の費用のように考えてしまいがちですが、そうではありません。引当金を設定するための要件を満たさなかったということは前期の費用とすることができなかったということなので、当期の費用なのです。

当期の売上収益に負担させるべき損失だと言えます。計上する区分は「販売費及び一般管理費」となります。

2.前期の貸倒引当金の計上不足

前期の貸倒引当金の計上額が不足していることが原因で発生する貸倒損失が2つ目の貸倒損失です。この貸倒損失は前期の貸倒引当金の計上不足なので、前期の費用の計上漏れということになります。

なので、計上不足の理由によっては過去の財務諸表を修正する可能性もあります。

3.当期の売上債権の貸倒れ

3つ目が、当期の売上債権が貸倒れた場合に発生する貸倒損失です。この貸倒損失は当期の売上収益に負担させるべき損失だと言えます。計上する区分は「販売費及び一般管理費」となります。

このように、同じ「貸倒損失」でも意味合いは異なります。簿記検定で直接出題されることはまずないですが、きちんと理解しておくことで簿記に対する理解も深まります。

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