元利均等返済とは【仕訳と勘定科目をわかりやすく】

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  • 簿記を勉強していると元利均等返済っていう取引が出てきたんだけど……
  • 元利均等返済の利息の計算方法がよく分からない
  • 元利均等返済について教えて!

元利均等返済は利息の計算が難しく、苦手にしてしまっている方が非常に多いです。

私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。もちろん元利均等返済についても熟知しています。

この記事では元利均等返済について解説します。

この記事を読めば元利均等返済についてより深く理解することができるので、簿記2級で元利均等返済に関する問題が出題されても自信を持って解答できるようになります。

結論を一言で言うと、元利均等返済とは元本と利息を同時に返済していく返済方法です。元本と利息を同時に返済するので、返済額を元本と金利に分けて仕訳を切る必要があります。

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元利均等返済:元本と利息を同時に返済していく返済方法

元本と利息を同時に返済していく返済方法を元利均等返済といいます。

元利均等返済に対して、返済期日が来るまでは利息だけを支払って、返済期日が来たときに元本をまとめて返済する方法を期日一括返済といいます。

日商簿記ではどちらも出題されますが、元利均等返済が出題された場合は元本と利息を推定しなければいけない問題がよく出題されます

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元利金等返済の仕訳

例題

決算整理前残高試算表の借方には仮払金が180,000円、貸方には借入金が1,200,000円が計上されている。

仮払金180,000円は借入金の返済額で、1月~3月の3ヶ月分の金額である。

借入金1,200,000円は平成×1年1月1日に借入れ、毎月一定額を24ヶ月で元利均等返済する契約である(決算日:平成×1年3月31日)。

この例題における決算整理仕訳ついて考えてみましょう。

1.元利均等返済のときの誤った仕訳を見抜く

この例題では、借入金の返済額が仮払金として処理されています。本当は借入金の元利均等返済時の仕訳は次のようになります。

借方金額貸方金額
借入金
支払利息
×××
×××
現金など×××

借入金を返済しているので借方に借入金を、利息を支払っているので借方に支払利息を、現金などで返済しているので貸方に現金などを記入します。

しかし、上の例題では、返済額が仮払金として処理されているので、次の仕訳を元利均等返済時に切っていることになります。

借方金額貸方金額
仮払金×××現金など×××

本当は不適切な仕訳ですが、日商簿記検定では不適切な仕訳を切っておいて受験生に正しい仕訳に訂正させる問題がよく出題されます。

また、この仮払金の金額が180,000円なので次のように金額も分かります。

借方金額貸方金額
仮払金180,000現金など180,000

2.訂正仕訳のうち、まずは勘定科目のみを考える

本当は次のような仕訳を切らなければなりません。

借方金額貸方金額
借入金
支払利息
×××
×××
現金など180,000

しかし、元利均等返済時には次の仕訳を切っています。

借方金額貸方金額
仮払金180,000現金など180,000

よって、下の仕訳を上の仕訳に訂正するためには、次の仕訳を切らなければなりません。

借方金額貸方金額
借入金
支払利息
×××
×××
仮払金180,000

あとは借入金の金額と支払利息の金額が分かれば、この仕訳を切ることができます。

例題

訂正仕訳については「訂正仕訳のやり方をわかりやすく解説」で詳しく解説しています。

3.訂正仕訳の元本と利息の金額を計算する

元利均等返済なので「毎月の返済額=元本返済額+支払利息」です。

3ヶ月で180,000円返済しているので、1ヶ月あたりの返済額は(3か月の返済額180,000円÷3か月=)60,000円です。この60,000円の中に元本と利息が含まれています。

また、決算整理前残高試算表に借入金が1,200,000円分あるので、1,200,000円が借入金の元本になります。

期中には借入金の金額は変化していないので、借りた金額の全額になります。

1,200,000円を24ヶ月で返済するため、1ヶ月あたりの元本返済額は(借入金1,200,000円÷24か月=)50,000円です。

よって、1ヶ月あたりの支払利息は(1か月あたりの返済額60,000円-1か月あたりの元本返済額50,000円=)10,000円です。まとめると次のようになります。

  • 1ヶ月あたりの返済額…60,000円
  • 1ヶ月あたりの元本返済額…50,000円
  • 1ヶ月あたりの支払利息…10,000円

4.訂正仕訳を完成させる

返済しているのは3ヶ月分なので、3か月分の返済額を求めます。次のようになります。

  • 3ヶ月あたりの返済額…(1か月あたりの返済額60,000円×3ヶ月=)180,000円
  • 3ヶ月あたりの元本返済額…(1か月あたりの元本返済額50,000円×3ヶ月=)150,000円
  • 3ヶ月あたりの支払利息…(1ヶ月あたりの支払利息10,000円×3ヶ月=)30,000円

あとは仕訳です。

借方金額貸方金額
借入金
支払利息
×××
×××
仮払金180,000

この仕訳の×××のところに金額を当てはめればいいということになります。次のようになります。

借方金額貸方金額
借入金
支払利息
150,000
30,000
仮払金180,000

これで解答終了です。

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【まとめ】元利均等返済:元本と利息を同時に返済していく返済方法

元本と利息を同時に返済していく返済方法を元利均等返済といいます。元利均等返済の場合、元本と利息を同時に返済するので、返済額を元本と金利に分けて仕訳を切る必要があります。

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