会計ソフトでの仕訳と学習簿記の仕訳の違い

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記検定では、最重要項目として仕訳を学習しますが、会計ソフトで記入する仕訳とは少々違いがあります。この記事では会計ソフトでの仕訳と学習簿記の仕訳の違いについて解説します。

会計ソフトと学習簿記の仕訳の違い

会計ソフトと学習簿記の仕訳には次のような違いがあります。

  • 勘定科目以外に補助科目というものを記入できる
  • 摘要欄に摘要を記入できる

つまり、学習簿記での仕訳のように「借方の勘定科目」「借方の金額」「貸方の勘定科目」「貸方の金額」だけではないのですが、これがかなり便利です。経理の実務と照らし合わせながらお伝えします。

勘定科目以外に補助科目というものを記入できる

勘定科目でのみ仕訳を切った場合、「A銀行とのやりとり」も「B銀行とのやりとり」も同じ勘定科目である「当座預金(普通預金)」という勘定科目に集計されます。

通常は別にいいのですが、どこかで仕訳漏れがあり、残高が合わなかった場合に困ってしまいます。

「A銀行の残高」と「B銀行の残高」の合計が「当座預金(普通預金)」となっているので、どちらの銀行の仕訳に漏れがあったのかチェックするのに非常に手間がかかってしまうからです。

2つくらいなら時間をかければ何とかなりますが、十数行の銀行と取引がある場合、このチェック作業は困難を極めます。

そこで、当座預金という勘定科目の中に「A銀行」という補助科目と「B銀行」という補助科目を設定するのです。そうすることで、「当座預金(普通預金)」の内訳として「A銀行」の残高と「B銀行」の 残高が表示されるので、どちらの銀行に仕訳漏れがあったのかがすぐに分かります。

どの銀行に仕訳漏れがあったのかが分かれば、通帳と突き合わせることで仕訳漏れもすぐに分かります。

「補助科目」は簿記3級で出てきた「人名勘定」とほぼ同じ使い方です。会計ソフトでは売掛金や買掛金以外でも人名勘定のように補助科目を使うことができるので便利です。

摘要欄に摘要を記入できる

銀行口座のように、内訳を管理するのが目的であれば補助科目が便利ですが、ただ具体的な取引の内容だけを記録したい場合もあります。

例えば、「消耗品」という勘定科目があるのですが、これはほとんど全ての消耗品(1年以内に使い切るモノ)が含まれます。「シャープペンシル」「消しゴム」「ボールペン」「コピー用紙」「蛍光灯」など大量です。

これらの内訳を記録する必要はほとんどありません。ですが、「消耗品」では具体的に何を買ったのか分からないので、何を買ったのかは残しておきたいところです。こういった場合には摘要欄に一言書いておきます。

「摘要」は補助簿にある「摘要欄」が仕訳帳についているようなイメージです。

ちなみに、仕訳を入力すると「補助簿の作成」「総勘定元帳への転記」「試算表の作成」が自動で行われます。なので、会計ソフトを使うと非常に便利です。ですが、仕訳を切るのは人間にしかできないので、どんなに会計ソフトが進化しても簿記の勉強が不要になることはありません。

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