日商簿記の独学者用の教材はかなり良質のものが揃っていて、独学者でも勉強しづらいということはほとんどありません。しかし、中には非常に分かりにくいものもあります。
ちなみに、この記事を書いている私は日商簿記に合格するための通信講座を2012年から運営し、これまでに数百人の合格者を送り出させていただいています。もちろん私自身も簿記1級に合格しています。
こういった私が、簿記を独学で勉強するときに絶対に使ってはいけないテキストについて解説していきます。
「新検定簿記講義」だけは使ってはいけない
書店に置いてあるテキストの中で最も使ってはいけないのは「新検定簿記講義」です。新検定簿記講義は価格も安く、簿記の権威の方が書いているので買おうと思った方も多いかもしれません。
しかし、「専門用語の解説がほとんどない」「図による説明がほとんどない」「試験的に重要なことが重視されていない」など、簿記を独学で勉強する人にとって非常に使いづらいものになっています。
独学者用の簿記のテキストは、それぞれ一長一短があり、テキストを選ぶときは学習者との相性がかなり重要です。しかし、この「新検定簿記講義」だけは誰にとってもお勧めできない教材なので、新検定簿記講義だけは使わないことをお勧めします。
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