【受かる気がしない人必見】あなたが簿記2級を難しいと感じる4つの理由【対策あり】

日商簿記2級
  • 簿記2級に受かる気がしない……
  • 簿記2級はなぜこんなに難しいんだろう
  • 簿記2級に受かる方法を教えて!

2016年から2018年にかけて簿記2級に簿記1級の内容が移行されてきたこともあり、「簿記2級は難しい」「受かる気がしない」といった声を聞くことが増えています。

私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。簿記2級をなぜ難しく感じるのかについて熟知しています。

この記事では簿記2級を難しいと感じる理由について解説します。

この記事を読めばあなたが簿記2級を難しいと感じる理由がわかり、適切な対策をとることができるようになります。

結論を言うと、簿記2級を難しいと感じる理由は「簿記3級が完璧ではないから」「過去問練習ばかりしているから」「工業簿記に対応できていないから」です

あなたが簿記2級を難しいと感じる4つの理由

簿記2級は簡単な試験ではありません。しかし、特殊な才能がなければ受からない試験でもありません。簿記2級はやるべきことをしっかりとやれば合格することができる試験です。

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簿記2級の具体的な難易度については「【独学可】日商簿記2級の難易度【簿記通信講座運営暦9年のプロが分析】」で詳しく解説しています。

しかし、簿記2級を何度受けても合格できない人がいるのも事実です。そういう人は簿記2級に対してこんな感想を持っています。

これ難しすぎるだろう……。
何度受けても受かる気がしない。
もう3回連続で落ちてるよ。いつになったら受かるんだろう。

本来なら特別な才能がなくても受かる試験なのにこのように感じてしまうのには理由があります。その理由を多いものから順番にお伝えします。

簿記3級の内容が未完成のまま簿記2級の勉強に入っている

簿記2級の勉強に入る前に簿記3級の内容を完璧にしておく必要があります。簿記3級を完璧に身につけてから簿記2級の勉強に入らないと理解できなくなってしまうからです。

理解できないまま無理に勉強を続けようと思えば暗記せざるをえなくなります。暗記した内容は忘れやすいだけでなく応用がききませんし、その部分に積み上げることもできません。

簿記3級を完璧に身につけた状態とは、簿記3級に合格できたということとは違います。簿記3級の試験は70%得点できれば合格です。

たったの70%しかできていないのでは完璧には程遠く、身についていない論点などが必ずあります。

簿記3級を完璧に身についている状態であれば簿記3級の過去問を60分以内に95点取れるはずです。このレベルまでできるようになってから簿記2級の勉強に入る必要があります。

簿記2級の勉強の中心が過去問練習になっている

簿記2級では過去の出題に見られない問題を意図的に出題している傾向があります。過去問対策だけで合格を勝ち取ることはかなり難しい状況です。

特に簿記3級を過去問対策中心で短期間に合格した人が簿記2級に挑戦した場合「過去問はしっかりとやったのにやったことがない問題が出題されて受からない」という状態を繰り返す可能性が高いです。

簿記2級は過去問対策だけでは受からない試験になっています。簿記3級を過去問対策中心で合格した人が簿記2級に挑戦する場合は最初から勉強をやり直す覚悟が必要です。

工業簿記に対応できていない

簿記3級は商業簿記だけが試験範囲なのに対して簿記2級は工業簿記が入ってきます。工業簿記に対応できていない場合はかなりの苦戦が予想されます。

しかし、工業簿記も同じ簿記なので「商業簿記が完璧なのに工業簿記が全くできない」というのはありえません。

工業簿記が苦手だと感じている人は「商業簿記をきちんと理解しているか」「暗記して簿記3級に合格したのではないか」という点を確認してください。

丸暗記は応用が全く効かないので、「商業簿記」を完璧に丸暗記できていたとしても「工業簿記」は0からのスタートになります。

それに対して「商業簿記」をきちんと理解している人は、その理解しているうちのかなりの内容を工業簿記に応用できるので工業簿記が0からのスタートにならないのです。

この差は大きいです。

難易度が非常に高い回を受験した

簿記2級はときどき簿記1級レベルの問題が出題されることがあります。そういった場合は他の大問の難易度が低く、たとえ超難問の大問が0点だったとしても合格点には届くようになっています。

そうでなければ合格率が10%を下回るはずです。

しかし、試験中にパニックになってしまい、他の大問でも失敗してしまって不合格になることがあります。

簿記1級レベルの問題が連続して出題されたことはありません。実力が十分なら次回は合格できます。心配いりません。

簿記2級に合格するための2つの対策

これまで簿記2級が難しいと感じる4つの理由について見てきました。次は簿記2級が難しいと感じる理由をなくすための方法についてみていきましょう。

4つ目の理由である「難易度が非常に高い回を受験した」については特に対応する必要はありません。

簿記3級の内容を完璧に身につける

簿記2級の内容をしっかりと理解するためには、まず簿記3級の内容を完璧に身につける必要があります。

簿記3級の内容が完璧に身についているかどうかは「簿記3級の過去問を60分以内に95点とることができるかどうか」で判断してください。

もし時間が間に合わなかったり、点数が足りなかったりした場合は簿記の理解が不足しているか、練習量が不足しています。

理解できていないところを確認して復習したり、問題集と過去問を繰り返し解いたりすることが大切です。

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「仕訳問題は解けるけど総合問題は解けない」という人は非常に多いです。総合問題については「総合問題が解けなかったときに考えるべきこと」で詳しく解説しています。

簿記3級の内容を完璧に身につけておけば、「工業簿記に対応できていない」という理由もなくなります。

商業簿記の内容を完璧に身につけ、練習量も足りていれば工業簿記に対応できないはずがないからです。

過去問練習を中心とした勉強の姿勢を改める

最初に誤解のないようにお伝えしておきますが、過去問練習は非常に大切です。過去問練習をすべきでないということではありません。

お伝えしたいのは、過去問練習は簿記の実力をつけるためにするのではないということです。試験本番で簿記の実力をきちんと発揮するためにするのです。

過去問練習では簿記の実力はつかないので、実力がない状態で過去問練習を繰り返しても、そもそも発揮する実力がないので合格できません。

もう一つ気をつけなければいけないのが「過去問で合格点が取れれば合格できる」という考え方です。

過去問とは文字通り「過去に出題された問題」です。過去に出された問題で合格点が取れるということは「後出しじゃんけんで勝てる」と言っているに過ぎません。

過去問と全く同じ問題が次の試験で出題されると確実に分かっているのであれば「過去問で合格点を取ることができれば合格できる」と言えるのですが、実際にはそうではありません。

今までになかった問題も出題されます。

「過去問を初見で解いて合格点が取れれば合格できるのではないか」と考える人も多いですが、実はそうではありません。

本試験で新たに出題された「内容」や「形式」はすぐに市販のテキストや簿記学校の学習教材に反映されるからです。本当の意味での初見にはなりません。

弊社が運営している【簿記革命】は、「出題内容」については反映させていますが、「出題形式」についてはあえて反映させていません。過去問を初見にするためです。

過去問にかたよった勉強ではなかなか実力がつかないので、合格も難しいです。目安として、第1問の仕訳問題が安定して16点以上取れないのであれば、過去問練習を重視しすぎている可能性が高いです。

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