【独学可】日商簿記2級の難易度【簿記通信講座運営暦9年のプロが分析】

日商簿記2級
  • 日商簿記2級を受験しようと思ってるんだけど……
  • 日商簿記2級の難易度が分からない
  • 日商簿記2級に独学で合格できるか教えて!

「簿記2級は独学では無理!」「簿記2級は1ヶ月で十分」など、色々な情報が流れていることもあり、日商簿記2級の難易度が分からないというケースは非常に多いです。

私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。日商簿記2級の難易度についてももちろん精通しています。

この記事では日商簿記2級の難易度と合格するために必要な勉強時間について解説します。

この記事を読めば日商簿記2級の合格は難しくないことが分かります。

結論を言うと、日商簿記2級は簿記3級を完璧に身につけた人が174時間程度勉強すれば4人に1人が合格できる試験で、きちんと勉強すれば十分に合格できる試験です

日商簿記2級の難易度

日商簿記2級の難易度を考えるために、まずは商工会議所が公開してい難易度に関する情報について知っておきましょう。難易度に関する情報は次のとおりです。

  • 過去の試験における合格率:10%~30%
  • 合格基準:70%
  • 試験時間:120分(2021年度からは90分)
  • 受験回数:6月、11月、2月の年3回

過去の試験における合格率:10%~30%

過去の日商簿記2級試験の合格率は10%~30%です。4人受験すれば1人合格できる試験です。

関連記事

過去の試験の合格率は「【なぜ低い?】簿記2級の合格率の推移【対策あり】」で詳しくお伝えしています。

合格基準:7割得点できれば合格(絶対試験)

日商簿記2級は絶対評価の試験です。100点満点で70点以上取れば必ず合格できます。科目別の最低点はないので、全体で70%以上得点すれば合格できます。

大学入試などの試験は合格できる人数が決まっている相対試験です。相対試験の場合は「上位○%」や「上位○人」といった形で合格が決まります。

絶対評価の試験は、きちんと合格できる実力をつければ必ず合格できます。

試験時間:2時間(実力があれば90分以内に解答できる分量)

試験時間は2時間です。

2020年12月よりネット受験が開始されます。ネット受験では試験時間は90分です。通常の受験は2020年度までは120分、2021年度からはネット受験と同じ90分となります。詳しくは「日商簿記検定試験(2級・3級)」へのネット試験方式の追加についてをご覧ください。

実力があれば全てを解くのに90分かからない分量です。時間に余裕があるので時間的な意味での難易度は低いです。

受験回数:年3回

日商簿記2級は年に3回受験するチャンスがあります。仮に30%の確率で合格できる実力をつけている場合、1年以内に合格できる可能性は65.7%になります。

3回とも不合格になる確率は0.7×0.7×0.7=0.343=34.3%だからです。3回とも不合格になる確率が34.3%なら、3回のうち1回でも合格できる確率は65.7%になります。

受験機会が多ければ多いほど1年で合格できる可能性は上がるので、そういった意味では合格を勝ち取りやすいと言えます。

日商簿記2級と「全経簿記」「全商簿記」との難易度比較

簿記検定には「日商簿記」以外にも「全経簿記」と「全商簿記」があります。私自身が解いた経験を始め、色々な簿記経験者と情報交換したところ、次の難易度順でほぼ確定しています。

  • 日商簿記2級は全経簿記1級より難しく、全経簿記上級より簡単
  • 日商簿記2級は全商簿記1級より難しい

不等号で表すと「全経簿記上級>日商簿記2級>全経簿記1級>全商簿記1級>日商簿記3級」となります。全員にあてはまるとはいいませんが、ほとんどの人には当てはまる順番です。

関連記事

日商簿記・全経簿記・全商簿記の難易度比較については「日商簿記・全経簿記・全商簿記の難易度比較【価値比較なら日商が最強】」で詳しく解説しています。

全経簿記上級の評価は日商簿記2級より低い

全経簿記上級は日商簿記2級よりも難易度が高いですが、社会的な評価は低いです。「全経」そのものの知名度が低く、「簿記検定=日商」というくらい日商の知名度が高いことが理由です。

全経簿記1級の評価は日商簿記3級より低い

全経簿記1級は日商簿記2級より難易度が低いですが、日商簿記3級よりは難易度が高いです。全経簿記1級は日商簿記3級よりも社会的な評価が低いので、全経簿記1級を受けるよりも日商簿記3級を受けることをお勧めします。

全商簿記1級の評価は日商簿記3級より低い

全商簿記1級は日商簿記2級より難易度が低いですが、日商簿記3級よりは難易度が高いです。全商簿記1級は日商簿記3級よりも社会的な評価が低いので、全商簿記1級を受けるよりも日商簿記3級を受けることをお勧めします。

「全商簿記」は商業高校の高校生簿記の勉強の進み具合を評価するためのものなので、社会人の能力評価としては見劣りします。

日商簿記2級は難易度と比べて評価が高い

「全経簿記上級」よりも「日商簿記2級」を目指す方が「難易度が低い割に評価が高い」ということになります。全経簿記上級を受験するより日商簿記2級を受験する方がおすすめです。

関連記事

転職に有利な簿記資格については「【実務未経験者向け】経理への転職に有利な資格3選+1」でまとめています。

日商簿記2級に合格するための勉強時間は約174時間(約4ヶ月)

日商簿記2級の勉強時間の目安は「日商簿記2級合格レベルまでで約174時間(勉強期間:4ヶ月)」「日商簿記2級完璧レベルまでで約214時間(勉強期間:5ヶ月)」です。

関連記事

日商簿記2級の勉強時間については「【社会人向け】簿記2級の合格に必要な勉強時間【1ヶ月は無理?】」で詳しく解説しています。

日商簿記2級は独学でも合格できる

日商簿記2級の学習教材は独学に適した高品質なものが市販されているので独学が不利になることはありません。

独学が向いている人が独学で勉強するのであれば、独学が最も合格しやすいです。

関連記事

日商簿記2級の独学での勉強については「【社会人向け】簿記2級の合格に必要な勉強時間【1ヶ月は無理?】」で詳しく解説しています。

簿記2級は簿記3級を完璧に身につけた人が約174時間勉強すれば4人に1人が合格できる

日商簿記2級は「簿記3級を完璧に身につけた人が約174時間の勉強をしてきて4人のうち1人が受かる試験」です。日商簿記3級に比べると難易度がかなり上がっています。

とはいえ、特別難しい試験というわけではなく、きちんと合格できる実力をつければ必ず合格できる試験です。

日商簿記2級は経理への転職に役立つという意味では簿記資格の中でナンバー1なので、挑戦する価値は十分にあります。

簿記の資格の中で日商簿記以外はほとんど評価されません。日商簿記3級合格者がステップアップする場合、日商簿記2級一択です。

関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました