ついついやってしまいがち!やってはいけない簿記の勉強法

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。短い勉強時間で結果を出すためには次に2つが必要です。

勉強量を増やすための6つのポイント
時間効率を上げるための5つのポイント

この2つの内容は重なりますが、「無駄な勉強をしないこと」も大切です。この記事ではやってはいけない勉強法についてお伝えします。

やってはいけない勉強法

やってはいけない勉強法においてありがちなものとして、次の4つがあります。

  • 基本事項を軽く見ている
  • 模擬試験など、本番の検定試験以外の試験で点数にこだわる
  • 学習にメリハリがない
  • 色々なテキストや問題集に手を出す
  • 得意なところしかやらない
  • 勉強ではなく批評している
  • ヤマを張って勉強している

基本事項を軽く見ている

基本事項は十分に知っていると考えて軽く見て、一般的な受験生はやらないような応用問題や難問奇問に重点を置く人がいます。

このような勉強をしていると、知識や理解の量は増えても基本事項が雑になっていきます。当然合格は遠のきます。

模擬試験など、本番の検定試験以外の試験で点数にこだわる

模擬試験など、本番の検定試験以外の試験で点数にこだわる人がいます。その試験で高得点を取ることが目的になっているのです。

本当の目的は簿記検定に合格することのはずです。模擬試験は簿記検定の合格のための手段です。決して目的ではありません。そこのところを間違えてしまうと合格が遠のいてしまいます。

模擬試験で高得点の人が本番で不合格になる場合がありますが、そういった場合は原因はここにあります。模擬試験はあくまで現時点での実力を確認するために受けるというスタンスで取り組みましょう。模擬試験で高得点を取っても何の意味もないのです。

学習にメリハリがない

試験範囲をもれなく学習することは構わないのですが、その強弱が全くない人がいます。

そういった人達は、「絶対に身につけなければいけない基本的な考え方」「ほぼ確実に出題される論点」と「そこまで知らなくても特に問題はない考え方」「ほとんど出題されない論点」を同じ力配分で勉強するのです。

このタイプは中学高校で優等生だったタイプに多いです。簿記は基本的な考え方をきちんと押さえていれば、細かい論点も点数は取れます。満点を取れるとは言いませんが、少なくとも合格に足りるだけの点数は取れるのです。

基本的な考え方をきちんと押さえておけば、重箱の隅のような論点はさらりと見ておくだけで十分なのです。

実は私が簿記1級を受験したときは資産除去債務という論点はありませんでした。このサイトを運営するにあたってそれではまずいと思い、資産除去債務の問題を解きました。

何のテキストも見ずにいきなり問題を解いたのですが、「履行差額」という勘定科目が出てこなかっただけで、後は全て正解でした。もし簿記1級の試験でこの問題が出ていたら満点は取れていませんが、合格点には届くと思います。

私の例で恐縮ですが、基本をきちんと理解していれば全く知らない論点でも何とかなるのです。それにも関わらずメリハリなく全体を学習するというのは無駄が多い勉強方法になります。

色々なテキストや問題集に手を出す

検定試験前に不安から色々なテキストに手を出す人がいます。しかし、これは全く意味がありません。というよりは有害な勉強になります。

1シリーズのテキストや問題集、簿記学校のカリキュラムをきちんと身につければ合格点は取れます。色々なテキストや問題集がありますが、少なくとも有名どころのものはそうなっています。

ということは、どれか1つのシリーズを身につければ合格できるということです(身につけることがが難しいのです)。それなのに合格点に届かないということは、そのテキストなり問題集の中に身についていない部分があるのです。

にも関わらず他のテキストや問題集に手を出すというのは明らかに間違った行動だということになります。

検定試験前は不安になる気持ちも分かりますし、「自分の持っているテキストや問題集にない問題が出たらどうしよう」と考えてしまう気持ちも分かります。

しかし、そのように考えるのではなく「知らない問題が出ても何とかなる。基本はこのテキストで身につけたんだから。」と考えられるようにしましょう

これは試験前になっていきなりできるものではありません。それまでどれだけ基本を身につけたと自信を持っていられるかにかかっています。

色々なテキストや問題集に手を出すことそのものも問題ですが、そういう気持ちになってしまうような勉強をそれまでしてきたことに問題の本質があるといえます。

得意なところしかやらない

簿記検定は苦手なところをなくすことが合格に近付く試験です。どこかでしっかり点数を稼げば、他が取れなくても合格できるタイプの試験ではありません。

なので苦手なところを減らしていきましょう。得意なところは全くやらなくてもいいというわけではありませんが、優先順位は下がります。苦手なところに時間を使うことが大切です。

勉強ではなく批評している

これは1級受験生に多くいらっしゃるのですが、教材や講師の批評に多くの時間を割いている人がいます。確かによく分析して自分に合った質の高い教材や講義を選択することは大切です。

しかし、きちんと勉強することはそれ以上に大切です。どんな素晴らしい教材や講師でも勉強せずに合格できるわけではありません。合格するためには批評ではなく勉強をする必要があります。

ヤマを張って勉強している

簿記ではヤマを張る意味はほとんどありません。きちんとやるべきことをやれば合格できます(1級であっても同様です)。ヤマを張る時間を勉強時間にあてた方が合理的です。

まとめ

  • 基本事項を徹底する。
  • 模擬試験など、本番の検定試験以外の試験で点数にこだわらない。
  • 基本的なことを重点的に、重箱の隅はさらりと勉強する。
  • 色々なテキストや問題集に手を出さず、1冊(1シリーズ)のみで勉強する。
  • 苦手なところをなくしていくことに時間と労力を使う。
  • 批評ではなく勉強をする。
  • ヤマを張らずに勉強する。

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“ついついやってしまいがち!やってはいけない簿記の勉強法” への6件のフィードバック

  1. みんと より:

    まったくその通りですね。
    まず、テキストは1冊で通すのが絶対にいいです。
    テキストを書く人によって解き方の説明や解説が違うので、一つ(1社)のテキストで通すことの方が力がつくと思います。
    私は2級受験の時、過去問以外に模試や複数社の予想問題を購入し解いていましたが、それが得点がよかったからといっても本試験で絶対に合格するとは限らないものです。
    模擬や予想問題以前に、テキストで基礎力を高めることが合格に一番近いですね。

    今1級の2巡学習で2出版社のトレーニング問題を解いている最中ですが、出版社によって問題の出し方も違っています。
    だからといって1社の問題が解けたのにもう1社の問題が溶けないのは基礎が曖昧な論点なのですよね。
    弱い論点は何なのかを把握して2巡→3巡・・と進めていこうと思います。
    いつも参考になります。
    ありがとうございます!!

    • admin より:

      コメントありがとうございます。

      基本をきちんと身につけることが本当に大切なんですよね。これさえできれば合格証書はもう手の中にあると言ってもいいくらいです。

      2巡目、3巡目がんばってください。応援しています。

  2. みゆきち より:

    ありがとうございます
    まさに私の事です(笑)

    本当にあちこち手をだしてます(∋_∈)

    いつも参考にさせていただいです。
    2月のショックからそろそろ立ち直ってきたので、就活しながら勉強も頑張ります。
    いつも素敵なブログありがとうございます。

    • admin より:

      コメントありがとうございます。

      「まずは1冊のテキストを完璧に」という姿勢で学習することがオススメです。その1冊が完璧になったら他にも手を出していいのですが、その時点で実力は合格圏内になっているはずです。

      次は合格をもぎ取りましょう。簿記の学習応援しています。就職活動も大変だと思いますが、無理せずがんばってください。

  3. ゾウ より:

    アドバイスありがとう(^3^)/
    あたし、勉強の仕方間違えてたかも…

    テキスト読みながら問題集解く感じですか??

    いつもこのブログ参考になります。

    仕事休み、全然合わず

    試験うけれてませんが、
    簿記の勉強は仕事に役に立つからやっておきたいと思います(^-^)/

    • admin より:

      コメントありがとうございます。

      テキストを読みながら問題集を解く形でも大丈夫ですし、テキストを読んだ後に問題集を解く形でも構いません。しっかりと繰り返すことで実力がついていきます。

      基本を一つ一つ身につけていくという姿勢で学習されるといいかと思います。

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