日商簿記1級の合格を目標にしている人が全経簿記上級を受けることについて

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日商簿記1級合格が目標の人が全経簿記上級を受けるべきかについてお伝えします。

全経簿記上級を受けることの利点

全経簿記上級を受けることの利点は次の3つです。

  • 日商簿記1級の試験間隔(年2回)を適度に埋められる
  • 税理士の受験資格が得られる
  • 試験内容が重なっている部分については勉強になる

簿記1級の試験間隔(年2回)を適度に埋められる

日商簿記1級の試験は2月には行われず、6月と11月だけなので、11月と6月では最大で6ヶ月以上の間隔が空いてしまいます。

全経簿記上級は7月と2月に行われるため、7月はともかく、2月に受けることで11月と6月の長い間隔を埋めることができます。

試験を実際に受けることで試験そのものに対する練習にもなるので、試験の間隔が空くことで試験に対する感覚が鈍ることが嫌な方は受ける意味があります。

税理士の受験資格が得られる

全経簿記上級に合格すれば税理士の受験資格が得られます。なので最終的に税理士になることが目標の方で、現在税理士の受験資格がない方は全経簿記上級を受ける価値が大いにあります。

試験内容が重なっている部分については勉強になる

全体的に日商簿記1級は「出題される範囲は狭いが、難しい問題が出題される」傾向があり、全経簿記上級は「出題される範囲は広いが、解きやすい問題が出題される」傾向があります。なので出題される範囲が重なっていると言えます。

この重なっている部分については全経簿記の勉強が日商簿記の勉強にもつながるので、勉強にはなります。

全経簿記上級を受けることの問題点

全経簿記上級を受けることの問題点は次の3つです。

  • お金がかかる
  • 試験に受かることに社会的な意味がほとんどない
  • 日商簿記1級の試験では重要ではない部分の勉強については意味がない

お金がかかる

全経簿記上級の受験にかかるお金は7,000円です。決して安くはないので、これだけのお金を支払うだけの価値があるのか検討する必要があります。

試験に受かることに社会的な意味がほとんどない

これはあくまでも「結局は日商簿記1級に合格する」という前提での話です。全経簿記上級は難易度も高く、それなりに評価されます。しかし、知名度の面では日商簿記にかなり劣るので、日商簿記1級に合格した後であれば、わざわざ履歴書にも書かないことも多いでしょう。

日商簿記1級に合格するつもりであれば、全経簿記上級の合格はそれほど意味がないと言えます。

日商簿記1級の試験では重要ではない部分の勉強については意味がない

日商簿記1級には試験範囲はあってないようなものなので、どんな問題でも出題される可能性はあります。しかし、重要な部分とそうでない部分というものもあります。

日商簿記1級では重要でない部分の勉強をして全経簿記上級を受験する場合、日商簿記1級に合格するという点から考えると回り道になる可能性があります。

ですが、全経簿記上級の対策を全くせず、日商簿記1級のためだけの勉強で全経簿記上級に合格するのは至難の業です。どうしても対策は必要になります。ここが悩ましいところです。

まとめ

これらの利点と問題点を比較して全経簿記上級を受験するかどうかを決めることをお勧めします。個人的には「最終的に税理士になることが目標の方で、現在税理士の受験資格がない方」以外は全経簿記上級の受験はあまり意味がないと感じています。

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