日商簿記検定の試験範囲の改定と簿記革命における学習範囲の違い

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平成28年4月から日商簿記検定の主に2級において大幅な試験範囲の変更が行われました。それに伴って【簿記革命】も内容を変更しておりますが、全て完全に対応させているわけではありません。この記事では日商簿記検定の試験範囲の改定と簿記革命における学習範囲の違いとその理由についてお伝えします。

日商簿記検定の試験範囲の改定と簿記革命における学習範囲の違い

日商簿記検定では試験範囲が大幅に変更され、それに伴って【簿記革命】でも変更を行っています。しかし、変更内容によってはあえてそのまま残しているものや、学習内容として取り入れていないものもあります。

簿記革命では、日商簿記検定の試験範囲の変更を次のように分類しています。

  • 試験範囲の変更が妥当であるもの
  • 上位の級に変更になったが、より効率よく理解するためにはこれまで通り学習したほうがいいもの
  • 特段勉強しなくても、他の内容をしっかりと理解しておけば問題なく解答できるもの

試験範囲の変更が妥当であるもの

試験範囲の変更が妥当であると考えているものは次のものです。

  • 補助簿の集計・管理(簿記2級から簿記3級に移動)
  • 特殊仕訳帳制(試験範囲から削除)
  • 5伝票制(試験範囲から削除)
  • 伝票の集計(簿記2級から簿記3級に移動)
  • 保証債務(簿記2級から簿記1級に移動)
  • その他の引当金(簿記2級に明示)
  • 売上原価対立法(簿記2級に明示)
  • ソフトウェア(自社利用のみ)(簿記1級から簿記2級に移動)
  • 子会社株式・関連会社株式・その他有価証券(簿記1級から簿記2級に移動)
  • 本支店会計の意義(簿記2級に明示)

これらについては、日商簿記検定の試験範囲の変更に完全に対応しています。

上位の級に変更になったが、より効率よく理解するためにはこれまで通り学習したほうがいいもの

日商簿記検定では上位の級に変更になったけれど、より効率よく理解するためにはこれまで通り学習したほうがいいものは次のものです。

  • 売買目的有価証券の評価替(簿記2級に移動したが、簿記3級の「売買目的有価証券」で同時に学習した方が効果的)
  • 為替手形(取引をイメージして仕訳を身につける癖をつけるために簿記3級で学習した方が効果的)
  • 繰延資産(会計における重要な考え方が含まれているうえ、簿記2級で学習しても大きな負担にならないため簿記2級で学習した方が効果的)
  • 特殊商品売買・荷為替手形(詳しくは簿記革命2級における特殊商品売買の取り扱いについてをご覧ください)
  • 大陸式決算法(勘定の動きを理論的に理解するために簿記2級で学習した方が効果的)
  • 社債(社債利息など、重要な考え方が含まれているため、簿記2級で学習した方が効果的)
  • 未達事項の整理(重要な考え方が含まれているため、簿記2級で学習した方が効果的)
  • 内部利益の消去(重要な考え方が含まれているため、簿記2級で学習した方が効果的)

これらについては、【簿記革命】が簿記1級にスムーズに合格することを第一の目的としていることを考え、対応しています。簿記2級が最終目標である方にとっては不要なものもあるかもしれませんが、簿記をしっかりと理解するためにもぜひ【簿記革命】通りに学習されることをお勧めします。

特段勉強しなくても、他の内容をしっかりと理解しておけば問題なく解答できるもの

一応出題区分表に書かれていますが、特段勉強しなくても、他の内容をしっかりと理解しておけば問題なく解答できるものは次のものです。

  • クレジット売掛金(売掛金の理解で解答可能)
  • 電子記録債権・電子記録債務(手形の理解で解答可能)
  • 貸倒引当金の個別の設定(簿記3級で学習する貸倒引当金の理解で解答可能)
  • 月次による処理(特別な処理は何もなく、簿記を理解しておけば解答可能)
  • 有形固定資産の割賦購入(社債利息の理解で解答可能)
  • 役務収益・役務費用(売上の理解で解答可能)
  • 株主資本等変動計算書(特別な処理は何もなく、簿記を理解しておけば解答可能)
  • 株主資本の計数の変動(特別な処理は何もなく、簿記を理解しておけば解答可能)

これらについては特に学習する必要はないので、簿記革命では特に触れておりません。これらの内容に時間を使うより、簿記の理解に時間を使う方が効果的だと思います。

簿記革命ではこのような形で対応しています。

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