日商簿記2級142回第3問~過去に出題された難問~について

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記1級の合格には簿記2級までを完璧にしておくことが重要で、簿記2級までが完璧かどうかは簿記2級の過去問と解いて判断するよう色々なところでお伝えしています。

そのとき「簿記2級の過去問を90分以内に95点以上得点する」という基準を満たせれば簿記2級までは完璧だと判断できます。

一般的には「簿記2級の過去問を90分以内に95点以上得点する」という基準で構わないのですが、簿記2級ではときどきかなりの難問が出題されます。そういった難問まで同じ基準で判断するのは無理があります。

そこで、この記事では過去の簿記2級の難問「日商簿記2級142回第3問」についての判断基準と考え方についてお伝えします。

※ややネタばれがありますので「日商簿記2級142回第3問」を全く前提知識なしで解きたい方はこの記事は読まない方がいいと思います。

日商簿記2級142回第3問

「日商簿記2級142回第3問」はかなりの難問です。貸借対照表を作成する問題でありながら、当期純利益を正確に計算できていないと満点は取れません。

しかも、「日商簿記2級142回第3問」は当期純損失となった場合の法人税等の処理を適切に行わなければ満点は取れないので、満点は難しかったと思います。

ちなみに、私はこの問題を「欠損金の繰戻しによる還付」、つまり「赤字分を前期に繰り戻して、前期に納付した法人税等の還付を受ける処理」を行うべきかどうかで迷いました。

「欠損金の繰戻しによる還付」を受けるにはいくつかの条件があり、その条件について問題文に全く指示がなかったので「欠損金の繰戻しによる還付」の処理は行わなかったのですが、もし行っていたら4点失点していました。

「日商簿記2級142回第3問」を「ほぼ満点とれなければ簿記2級が完璧とはいえない」としてしまうと、ほとんどの受験生は簿記1級の勉強に入れないことになってしまいます。

日商簿記2級142回第3問における判断基準

日商簿記2級142回第3問については14点取れれば簿記2級の内容は完璧に身についていると考えて構いません。

「未収還付法人税等」と「繰越利益剰余金」の2ヶ所(4点)はほとんどの簿記2級受験生は失点しているはずです。もし、「未収還付法人税等」と「繰越利益剰余金」の失点だけで16点取れた方は自信を持ってください。簿記2級の実力は十分完璧です。

「日商簿記2級142回第3問」は簿記2級ではかなりの難問なので、14点取れれば十分だと考えてください(142回全体では90分以内に89点取れればOKです)。

ちなみに、第142回は第3問以外の問題は易しいので、第3問で大きく失点してしまっても合格自体は十分可能です。

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