- 簿記論の合格を目指しているんだけど……
- 簿記論に合格するまでの道のりが長すぎてどのように計画を立てたらいいのか分からない。
- 簿記論に合格するまでの理想的な勉強スケジュールを教えてほしい。
簿記の勉強を始めてから簿記論に合格するまでには年単位の勉強が必要です。そのため、どのように勉強を進めたらいいのかイメージができずに悩んでいる人が非常に多いです。
私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。もちろん簿記論についても熟知しています。
この記事では、簿記論に合格するための理想的な勉強スケジュールを7つのステップに分けてお伝えします。簿記初心者を前提にお伝えしますので、勉強中の人は途中のステップから合流してください。
この記事を読めばスケジュールに悩むことなく、勉強に専念することができるようになります。
結論を一言で言うと、簿記の勉強を始めてから簿記論に合格するまでの7ステップは次のとおりです。
- 年始から2月の試験日まで:簿記3級の内容を完璧に身につける
- 2月の試験日から6月の試験日まで:簿記2級の内容を完璧に身につける
- 6月の試験日から12月末まで:簿記1級の商業簿記と会計学の仕訳を完璧に身につける
- 年始から3月末まで:簿記1級の総合問題、過去問、簿記論の内容を完璧に身につける
- 4月月初から4月末まで:これまでの総復習を行う
- 5月月初から試験日20日前まで:簿記論の過去問練習とこれまでの総復習を行う
- 試験日20日前から試験日まで:これまでの総復習を行う
合格までの期間は1年8か月程度を想定しています。
では詳しく解説していきます。
- 【勉強スケジュールの前に】簿記論の合格を目指す人がやるべき3つのこと
- 簿記論合格までの7ステップ
- 【まとめ】簿記論合格までの勉強スケジュールを7ステップで完全解説
【勉強スケジュールの前に】簿記論の合格を目指す人がやるべき3つのこと
具体的な勉強スケジュールに入る前に、簿記論の合格を目指す人は次の3つを全て実行することが大切です。
- 日商簿記検定は2級まで受験する
- 日商簿記検定は統一試験(ペーパー試験)で受験する
- 少なくとも平日2時間の勉強時間を確保する
どれか一つでも欠けると、1年8か月程度で合格できる確率はかなり下がります。
日商簿記検定は2級まで受験する
日商簿記検定は2級まで受験することが大切です。簿記の試験そのものに慣れておく必要があるからです。簿記の試験では試験中に電卓を使用します。そのため、机の使い方などにも慣れておく必要があります。
税理士試験は年に1回しかないので、きちんと実力を発揮できる状況にして挑まなければ学習が長期化してしまうのです。
日商簿記検定は統一試験(ペーパー試験)で受験する
日商簿記検定は簿記3級と簿記2級ではネット試験が採用されています。しかし、税理士試験の合格を目指すのであれば、ネット試験は次の3つの理由からおすすめしません。
- ネット試験を受験しても「試験慣れ」という点で効果が低いから
- 試験日にピークを持っていく練習ができないから
- 紙の試験に向いた問題の解き方が身に付きにくいから
ネット試験を受験しても「試験慣れ」という点での効果が低い
税理士試験はネット試験ではありません。紙の試験です。そのため、税理士試験のために日商簿記検定を受験するのであれば、紙の試験を受けるべきです。
試験日にピークを持っていく練習ができない
ネット試験では試験日を自由に設定することができますし、変更も比較的しやすいです。そのため、試験日を決めずに勉強を始め、合格できそうになってから日付を決めるという形で勉強することになります。
しかし、税理士試験の日付は決まっていて変更することはできません。試験日に自分の実力をピークに持っていく能力が必要になります。
税理士試験のために日商簿記検定を受験するのであれば、「試験日に自分の実力のピークを合わせる」という意識を持つことが絶対に必要です。そのためには統一試験を受験するべきです。
紙の試験に向いた問題の解き方が身に付きにくい
簿記の総合問題を解く方法は「仕訳型」「T字勘定型」「試算表加工型」の3つがあります。
「仕訳型」「T字勘定型」「試算表加工型」については「残高試算表(合計残高試算表)の3つの解き方とコツ」で詳しく解説しています。
このうち、簿記論に最も適しているのは、圧倒的に速く解ける「試算表加工型」です。しかし、試算表加工型では問題用紙に書き込む必要があるので、ネット試験には向きません。
簿記論に最も合った解き方がネット試験では使えないということです。税理士試験のために日商簿記検定を受験するのであれば、「試算表加工型」が使いやすい紙の試験を受験するべきです。
少なくとも平日2時間の勉強時間を確保する
本来であれば、勉強は自分のペースでやるべきものだと思っています。しかし、一日の勉強時間が少なすぎると、5科目全てに合格するのに10年以上かかってしまうことにもなりかねません。
簿記の完全初心者が簿記論に合格するために必要な勉強時間は、個人差もありますが、最低でも1,000時間はかかると考えておく必要があります。
仮に1日1時間の勉強だと、簿記論合格までにおよそ3年かかる計算になります。簿記論1科目に3年かけるペースだと、おそらく5科目に合格するには10年以上かかります。
もちろん10年以上かかってもよいというのも一つの選択です。しかし、もっとは早く合格したいのであれば、「平日1日2時間」の勉強で1年8か月くらいの学習期間を見ておくことをおすすめします。
簿記論合格までの7ステップ
では、具体的な勉強のスケジュールについてお伝えしていきます。簿記の勉強を始めてから簿記論に合格するまでの7ステップは次のとおりです。
- 年始から2月の試験日まで:簿記3級の内容を完璧に身につける
- 2月の試験日から6月の試験日まで:簿記2級の内容を完璧に身につける
- 6月の試験日から12月末まで:簿記1級の商業簿記と会計学の仕訳を完璧に身につける
- 年始から3月末まで:簿記1級の総合問題、過去問、簿記論の内容を完璧に身につける
- 4月月初から4月末まで:これまでの総復習を行う
- 5月月初から試験日20日前まで:簿記論の過去問練習とこれまでの総復習を行う
- 試験日20日前から試験日まで:これまでの総復習を行う
1.年始から2月の試験日まで:簿記3級の内容を完璧に身につける
日商簿記3級のペーパー試験は2月と6月と11月の年3回行われています。税理士試験は8月に行われるので、簿記3級の受験にぴったりなのは2月の試験です。
2月のペーパー試験で簿記3級を受験して合格してください。
このとき、簿記論の合格を目指すのであれば、ただ合格することを目標にするわけにはいきません。合格にプラスして次の3つを達成することが大切です。
- 40分以内に95点を取る実力をつけること
- 簿記の勉強を楽しんで続けるコツをつかむこと
- 疑問点を解決する環境を確保すること
40分以内に95点を取る実力をつけること
簿記2級→簿記論とスムーズに進むためには簿記3級を70点得点できるだけでは力不足です。また、時間ギリギリで解き終えるスピードではまずいです。
目安として「40分以内に95点得点できる実力」をこの時点でつけておくことが大切です。
本試験では本番特有の緊張などもあって実力を発揮できない可能性があるので、試験本番でこの条件を満たす必要はありません。あくまでも40分以内に95点得点できる「実力」をつけると考えてください。
「40分以内に95点得点できる実力」をつけるためには次の方針で勉強することが大切です。
- 暗記するのではなくきちんと理解すること
- 復習間隔を徹底する習慣を身につけること
- 総合問題を試算表加工型で解けるようにすること
- 電卓のブラインドタッチができるようにすること
復習間隔については「【簿記を忘れる最大の対策は覚えようとしないこと】覚えずに身につけるための勉強法-忘却曲線とレミニセンス現象から考える理想的な復習のタイミング」で詳しく解説しています。
電卓のブラインドタッチについては次の記事で詳しく解説しています。
簿記の勉強を楽しんで続けるコツをつかむこと
簿記の勉強は、これから「簿記2級→簿記論」と続いていきます。また、税理士試験の合格を目指すのであれば、財務諸表論や他の税法科目も勉強していくことになります。
この長期戦を乗り切るためには勉強を楽しんで続ける必要があります。やはりつらい勉強を何年も続けられるものではありません。
楽しみ方は人それぞれですので、自分に合った楽しむためのコツのようなものを簿記3級の勉強中に身につけておくことをおすすめします。
疑問点を解決する環境を確保すること
簿記3級を勉強している段階では、疑問点が出てこないまま合格できる人も多いです。しかし、簿記2級→簿記論と進めていくうちに必ずどこかで疑問点が出てきます。
疑問点を放置したまま合格するのは難しいので、たとえ疑問点は出てきていないとしても疑問点を解決する環境を確保する意識を持つことが大切です。
2.2月の試験日から6月の試験日まで:簿記2級の内容を完璧に身につける
日商簿記3級に2月に合格したら、次は6月のペーパー試験で簿記2級を受験して合格してください。
簿記3級のときと同様、ただ合格することを目標にするわけにはいきません。合格にプラスして次の3つを達成することが大切です。
- 70分以内に90点を取る実力をつけること
- 簿記の勉強を楽しんで続けるコツをつかむこと
- 疑問点を解決する環境を確保すること
70分以内に90点を取る実力をつけること
簿記論へとスムーズに進むためには簿記2級を70点得点できるだけでは力不足です。また、時間ギリギリで解き終えるスピードではまずいです。
目安として「70分以内に90点得点できる実力」をこの時点でつけておくことが大切です。
本試験では本番特有の緊張などもあって実力を発揮できない可能性があるので、試験本番でこの条件を満たす必要はありません。あくまでも70分以内に90点得点できる「実力」をつけると考えてください。
「70分以内に90点得点できる実力」をつけるためには次の方針で勉強することが大切です。
- 暗記するのではなくきちんと理解すること
- 復習間隔を徹底する習慣を身につけること
- 総合問題を試算表加工型で解けるようにすること
- 電卓のブラインドタッチができるようにすること
復習間隔については「【簿記を忘れる最大の対策は覚えようとしないこと】覚えずに身につけるための勉強法-忘却曲線とレミニセンス現象から考える理想的な復習のタイミング」で詳しく解説しています。
電卓のブラインドタッチについては次の記事で詳しく解説しています。
簿記3級のときと考え方は同じです。ただ、より高い完成度で身につけなければなりません。
簿記の勉強を楽しんで続けるコツをつかむこと
簿記3級を勉強しているときに楽しむコツをつかんでいるのであれば大丈夫です。もしそうでなければ今のうちに楽しむコツをつかみましょう。
疑問点を解決する環境を確保すること
簿記3級を勉強しているときに疑問点を解決する環境を確保できているのであれば大丈夫です。もしそうでなければ今のうちに疑問点を解決する環境を確保してください。
3.6月の試験日から12月末まで:簿記1級の商業簿記と会計学の仕訳を完璧に身につける
いよいよ簿記論に入っていきます。しかし、簿記論のテキストを使って学習するわけではありません。簿記1級のテキストを使って勉強していきます。
理由は次の3つです。
- 簿記論の学習教材は簿記1級以上に分かりにくいから
- 簿記1級の商業簿記・会計学の全てが簿記論に範囲に含まれているから
- 簿記1級の過去問練習を効果的に行いたいから
簿記論の学習教材は簿記1級以上に分かりにくい
市販の学習教材は基本的に分かりにくいです。簿記1級の学習教材も分かりにくいのですが、簿記論の学習教材はもっと分かりにくいです。
そのため、市販されている簿記論の学習教材はおすすめしません。
簿記1級の商業簿記・会計学の全てが簿記論に範囲に含まれている
基本的に簿記1級の商業簿記と会計学で学習する内容は全て簿記論の試験範囲に含まれています。
各論点の出題確率に違いはありますが、簿記1級の商業簿記と会計学で学習する内容の中で簿記論で出題されないものはありません。
なので、簿記1級の商業簿記と会計学を勉強しても無駄はありません。
簿記1級の過去問練習を効果的に行いたい
税理士試験は1年に1回しか行われません。そのため過去問の数が少ないです。あまりにも昔に行われたものは会計基準などが変わっている可能性があるため、有効に使えるのは過去5年分、つまり5回分だけです。
予想問題集は一応あるのですが、正直あまりおすすめできるものではありません。
そこで、日商簿記1級の過去問が使うことになります。もちろん試験時間も傾向も違うので過去問として使うのではなく「総合問題集」として使います。
日商簿記1級の過去問は総合問題集としてもよくできています。簿記論の問題集として考えても完成度が高いのです。
というわけで、日商簿記1級の学習教材を使って、12月末までに簿記1級で出てくる仕訳問題を全て完璧に身につけます。もちろん簿記3級と簿記2級も全て完璧にできるように復習します。
簿記1級で学習する仕訳以外の論点、いわゆる構造論点(連結会計やキャッシュフロー計算書など)と言われるものはまだ勉強しなくて大丈夫です。
目安として次の実力をつけてください。
- 簿記3級(本試験問題):10回分の平均で「30分以内に98点」
- 簿記2級(本試験問題、商業簿記のみ):10回分の平均で「40分以内に57点」
- 簿記1級(問題集、商業簿記・会計学のみ):平均で「9割」
簿記論の合格を目指すのであれば、簿記3級レベルや簿記2級レベルの問題での失点は許されません。その意識で復習することが大切です。
私の簿記3級と簿記2級の解答時間と点数をお伝えします(全て初見です)。
- 簿記3級:96.9点、17分(10回平均)
- 簿記2級(商業簿記のみ):54.2点、31分(10回平均)
私の実力は「簿記論の過去問を5回分解いて4回合格点に到達する程度」です。簿記論の合格率80%と考えてください。
簿記論は見直す時間を多く取れないので、「見直し時間は取らない」という制約条件を入れて解いています。そのため、「ミスが多め」で、その分「時間が少なめ」になっています。
合格率を80%に持って行こうと思ったら簿記3級と簿記2級の実力はこれくらい必要だという目安として考えてください。
4.年始から3月末まで:簿記1級の総合問題、過去問、簿記論の内容を完璧に身につける
年が空けたら次の3つにいよいよ入ります。
- 簿記1級の仕訳問題以外の問題(構造論点など)
- 簿記1級の過去問(商業簿記と会計学のみ)
- 簿記1級で学習していない簿記論の内容
目安として次の実力をつけてください。
- 簿記1級・簿記論(問題集、商業簿記・会計学のみ):平均で「9割」
- 簿記1級(過去問、商業簿記・会計学のみ)::10回分の平均で75分以内に40点
私の簿記1級の解答時間と点数をお伝えします(全て初見です)。
- 簿記1級:89.5点、90分(2回平均)
簿記1級に関しては、時間を精一杯使って見直しをしています。あくまでも推測になりますが、仮に75分という制限時間をつけていたら、5点ほど下がって85点程度になっていると思います。
あくまでも「簿記論に80%の確率で合格できる実力の目安」と考えてください。
5.4月月初から4月末まで:これまでの総復習を行う
4月の1か月間でこれまでの総復習を行います。難易度の高い試験である簿記論であっても、合否はここまで学習した基本的な内容でほぼ決まります。
もし、これまでの目安に到達していない人は自分弱点を徹底的になくしてください。
・簿記3級(本試験問題):10回分の平均で「30分以内に98点」
・簿記2級(本試験問題、商業簿記のみ):10回分の平均で「40分以内に57点」
・簿記1級・簿記論(問題集、商業簿記・会計学のみ):平均で「9割」
・簿記1級(過去問、商業簿記・会計学のみ)::10回分の平均で75分以内に40点
5月に入ると過去問練習に入りますが、過去問練習で身につけるのは簿記の実力ではなく「簿記の実力を効果的に点数に変換する技術」です。
5月以降の勉強をどれだけがんばっても、土台になる「簿記の実力」がなければ意味がありません。4月末時点での実力が合否を決定づけるという意識を持って取り組んでください。
6.5月月初から試験日20日前まで:簿記論の過去問練習とこれまでの総復習を行う
いよいよ過去問練習です。過去問は基本的に5年分(5回分)しかありません。特に本当の意味で初見で挑戦できるのは1回限りです。
本番だと思って真剣に取り組んでください。
また、簿記論の問題は日商簿記1級とは比較にならないくらい分量が多く、また悪問も多いです。
分量については、「試験時間内には絶対に解き終わらない量」の問題が出題されます。そのため、場合によっては「解けるけれど時間がかかりそうだから捨てる」といった判断も必要になります。
試験時間を効率よく点数に変換する能力が求められるので、練習を重ねておく必要があります。
また、「資料不足」「指示不足」「問題文の意味が分からない」といった悪問も多く出題されます。こういった「悪問」が出題されたときに最もやってはいけないのが「時間の浪費」です。
ただでさえ時間がない簿記論において悪問で時間を浪費することだけは避けなければなりません。「悪問だと素早く判断する能力」「悪問だと判断したらすぐに捨てる決断力」なども必要になります。
こういった練習をしていきます。
また、過去問練習をしながら、4月末までに学習した内容の復習も繰り返していきます。
復習の間隔を徹底すると同時に、過去問練習をしていて曖昧だと感じたところ、自信がないと感じたところなどが出てきたらすぐに復習します。
7.試験日20日前から試験日まで:これまでの総復習を行う
試験日まであと20日程度です。体調管理に気をつけながらこれまでの総復習を行います。
この時期はできるだけ勉強に専念できる環境を整えたいところです。もし有給休暇が残っているのであれば、使えるだけ使いましょう。
また、家族の方にも「試験が終わったら借りは返す」と伝え、家での仕事などもできるだけ手伝ってもらいましょう。普段からしっかりとがんばっている姿勢が伝わっていたら、きっと快く引き受けてくれると思います。
- 簿記3級の過去問1回分:30分
- 簿記2級の過去問1回分:60分
- 簿記1級の過去問1回分:60分(復習込み)
- 仕訳100問:120分
- 総合問題3問:90分
これで6時間です。この分量を毎日こなせば10日間で全ての範囲を1回転できます。
本番までに2回転して試験に臨みましょう。
【まとめ】簿記論合格までの勉強スケジュールを7ステップで完全解説
簿記の勉強を始めてから簿記論に合格するまでの7ステップは次のとおりです。
- 年始から2月の試験日まで:簿記3級の内容を完璧に身につける
- 2月の試験日から6月の試験日まで:簿記2級の内容を完璧に身につける
- 6月の試験日から12月末まで:簿記1級の商業簿記と会計学の仕訳を完璧に身につける
- 年始から3月末まで:簿記1級の総合問題、過去問、簿記論の内容を完璧に身につける
- 4月月初から4月末まで:これまでの総復習を行う
- 5月月初から試験日20日前まで:簿記論の過去問練習とこれまでの総復習を行う
- 試験日20日前から試験日まで:これまでの総復習を行う
合格までの期間は1年8か月程度を想定しています。簿記論に1年8か月で合格するためには次の3つのことは実行しましょう。
- 日商簿記検定は2級まで受験する
- 日商簿記検定は統一試験(ペーパー試験)で受験する
- 少なくとも平日2時間の勉強時間を確保する
税理士試験受験生は工業簿記をサボりがちですが、簿記2級で学習する内容までは完璧に身につけておく必要があります。詳しくは「税理士簿記論受験生が工業簿記をサボってはいけない3つの理由」で解説しています。

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