試験を受けた後、どのように勉強を進めていくのか悩まれていらっしゃる方も多いようです。
ちなみに、この記事を書いている私は日商簿記に合格するための通信講座を2012年から運営し、これまでに数百人の合格者を送り出させていただいています。もちろん私自身も簿記1級に合格しています。
こういった私が、本試験後の勉強の仕方について解説していきます。
本試験後の勉強について
合格発表までの勉強のパターンは「試験の手ごたえ」で大きく分けると4パターンです。
- おそらく合格だと思われる(予想点数:75点以上)
- 合否不明(予想点数:60点以上75点未満)
- 不合格ほぼ確実(予想点数:40点以上60点未満)
- 勝負になっていない(予想点数:40点未満)
おそらく合格だと思われる(予想点数:75点以上)
この点数を取れているのであればおそらく合格です。合格発表までの期間は簿記のことは忘れてのんびりするといいかと思います。
もし万が一不合格だった場合は、その通知が来てから再スタートを切りましょう。
合否不明(予想点数:60点以上75点未満)
簿記1級の場合は傾斜配点があるので、自己採点で70点を下回っていても合格する場合が結構あります。
ただ、不合格になってしまっている可能性もそれなりにあるので、試験日までに復習回数が追いついていない分の復習を行いながら、合格発表を待つといいと思います。
合格していたらよし、不合格だった場合は、もう一度挑戦です。
不合格ほぼ確実(予想点数:40点以上60点未満)
いくら傾斜配点があるといっても、自己採点が60点を下回っている状態から合格するケースはほとんどありません。なので不合格だと考えておく必要があります。
不合格だという前提で、試験日までに復習回数が追いついていない分の復習を行いましょう。そして不合格が確定次第、本腰を入れて次回の合格を目指しましょう。
勝負になっていない(予想点数:40点未満)
自己採点で40点に届かなかった場合、全く勝負になっていないと言えます。次のようなことがなかったか確認してみてください。
- 簿記検定を甘く見ていた
- 勉強量が足りていなかった(基本が身についていなかった、追い込みをかけるのが遅かった、勉強時間が足りなかったなど)
- 自分に合った勉強法をつかめなかった
- 体調を崩してしまった(精神的なもの含む)
- 油断した
一度初心に返り、もう一度初心に返って勉強の仕方や勉強に対する姿勢を見直すといいと思います。不合格の原因をはっきりとさせて、次の試験で雪辱を晴らしましょう。
まとめ
- おそらく合格だと思われる(予想点数:75点以上)場合は、合格発表までのんびりするといい。万が一不合格だったら気持ちを切り替えて再スタートを切る。
- 合否不明(予想点数:60点以上75点未満)の場合は、復習回数が足りていない問題を解きながら合格発表を待つ。
- 不合格ほぼ確実(予想点数:40点以上60点未満)の場合は、不合格だという前提で復習回数が足りていない問題を解きながら合格発表を待つ。
- 勝負になっていない(予想点数:40点未満)場合は、もう一度初心に返って勉強の仕方や勉強に対する姿勢を見直すところからやりなおす。
コメント