売上総利益

売上総利益とは

売上高から売上原価を引いて計算された利益が売上総利益です(製造業の場合は売上高から製造原価を引いて計算された利益が売上総利益になります)。

売上総利益は「売上原価に対してどれだけの値幅がある価格で売れているのか」を表しています。

また、売上総利益は粗利とも言われます

ちなみに売上総利益は英語で「Gross Profit Margin」と言います。Grossは「(控除する前の)全体」という意味で、Profitは「利益」、Marginは「利ざや」という意味があります。

「Gross Profit Margin」をそのまま訳すと「いろいろな経費を控除する前の利ざや」という意味になります。

売上総利益からさらに「販売費及び一般管理費」などが控除されていくので、そういった意味も含まれた言葉になっています。

売上総利益率

売上に対する売上総利益の割合のことを売上総利益率と言います。

  • 売上総利益率=売上総利益÷売上高×100%

売上総利益率が高いということは、製品や商品に高い値段をつけても売れている、つまり価格競争になっていないということなので優れたビジネスを行っているといえます。

逆に売上総利益率が低いということは売上原価(製品の製造や商品の仕入にかかった費用)に対してごくわずかの利益を乗せた値段でしか売れていないということなので価格競争に陥っているといえます。

売上総利益と営業利益の違い

売上総利益から「販売費及び一般管理費」を控除することで計算された利益が営業利益です

売上総利益が商品の魅力から得られた利益を意味するのに対し、営業利益はその企業の本業から得られた利益を意味します。

売上総利益と限界利益の違い

売上総利益は売上高から売上原価を引いて計算した利益です。それに対し、限界利益は売上高から変動費を引いて計算した利益です

  • 売上総利益=売上高-売上原価
  • 限界利益=売上高-変動費

基本的に売上原価は変動費です。それに対して「販売費及び一般管理費」は変動費のものもあれば固定費のものもあります。

限界利益の式で出てくる変動費には「販売費及び一般管理費」に含まれる変動費も含まれています。なので、限界利益の式は次のように表すこともできます。

  • 限界利益=売上高-売上原価-変動販売費-変動一般管理費

このことから、変動販売費と変動一般管理費つまり「販売費及び一般管理費に含まれる変動費部分」がゼロであれば売上総利益と限界利益は一致することになります。

売上総利益がマイナスとは?

売上高よりも売上原価が大きい場合、売上総利益はマイナスになります。この「売上総利益がマイナス」という状況はビジネスとして非常にまずい状況だと言えます。

売上総利益がマイナスということは、その商品の仕入値以下の値段で売っているということだからです(製造業であればその製品を製造するのにかかった金額以下の値段で売っているということです)。

この状態は、俗に言う「売れば売るほど赤字になる」という状態です。このままの値段で売り続ける限り、どうしたって利益が出ません。

通常は売上総利益がプラスで、その売上総利益から「販売費及び一般管理費」などを支払っていくことになります。

売上総利益がマイナスということになると、「販売費及び一般管理費」を支払う原資がないということになるので、そういう意味からも極めて危機的な状況だと言えます。

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