一般管理費

一般管理費とは

企業全般を管理するための費用が一般管理費です。費用は大きく分けると次の5つに分けられます。

  • 売上原価:商品の仕入や製品の製造にかかった費用
  • 販売費:商品や製品を販売するのにかかった費用
  • 一般管理費:企業全般を管理するのにかかった費用
  • 営業外費用:資金調達などにかかった費用
  • 特別損失:イレギュラーな理由が原因で発生する損失

ここから、一般管理費とは「売上原価、販売費、営業外費用、特別損失」以外の費用であると考えると分かりやすいかもしれません。

ちなみに、一般管理費は英語で「general administrative expenses」です。general(一般的な)administrative(管理の)expenses(費用)なのである意味そのままです。

販売費および一般管理費は英語で「selling expenses and general administrative expenses」で、略してSGAと言われることもあります。

一般管理費の内訳

一般管理費の内訳には次のようなものがあります。

  • 管理部門(総務部や経理部など)の従業員に支払う給料や賞与手当
  • 法定福利費:厚生年金や健康保険料のうちの企業負担分
  • 福利厚生費:従業員が健康に働くためにかかる費用
  • 旅費交通費:通勤や出張にかかる費用
  • 通信費:電話代や切手代、インターネット通信料など
  • 交際費:取引先などを接待するのにかかる費用
  • 水道光熱費:電気代、水道代、ガス代など
  • 消耗品費:事務用品や消耗品など
  • 租税公課:自動車税、固定資産税や収入印紙代など
  • 減価償却費:建物や備品などの価値減少分
  • 保険料:損害保険料や火災保険料、地震保険料など
  • 不動産賃借料:事務所の家賃などの費用
  • 支払手数料:金融機関を使って振込みをしたときにかかる振込手数料など

販売費及び一般管理費を販売費と一般管理費に分けることはできないのか

損益計算書では「販売費及び一般管理費」と一つにまとめて表示します。しかし、販売費と一般管理費に分けて表示した方が分かりやすいと考える方もいるかもしれません。

確かに販売費と一般管理費に分けて表示できればその方がいいのですが、理論上は分けられても実際に販売費と一般管理費を分けることはなかなかに困難です。

例えば、先ほどの内訳に挙げた「減価償却費」ですが、たいていの会社では営業マンと事務員は同じ建物に出社しています。その建物の減価償却費のうちいくらが営業マンのためにかかった費用で、いくらが事務員のためにかかった費用とはなかなか計算できません。

「水道光熱費」や「福利厚生費」、「通信費」などでも同じことが言えます。

こういった事情から損益計算書ではまとめて表示することになっています。

損益計算書における販売費及び一般管理費の順番について

損益計算書では販売費及び一般管理費は売上総利益の下、営業外収益の上に表示します(報告式の場合)。

また、販売費及び一般管理費の内訳の順番は特に決まりはありません。慣例的に給料が最初に来る印象がありますが、そうでなくても全く問題ありません。

人件費は一般管理費なのか

人件費が一般管理費になるのか、それとも別の費用になるのかは、その従業員がどのような仕事をしているのか、また、どのような人件費なのかによって変わってきます。

具体的には次のようになります。

  • 製品の製造に直接関わっている従業員(工員)の人件費:売上原価
  • 商品や製品を販売している従業員(営業マン)の人件費:販売費
  • 企業全般の管理を行っている従業員(事務員など)の人件費:一般管理費
  • 早期退職にともなう割増退職金など、臨時的に発生する人件費:特別損失

一般管理費と間接経費の違い

一般管理費は企業全般の管理にともなう費用です。それに対して間接経費とは製品を製造するときにかかる費用のうち「材料費」「人件費」「外注費」以外のものです。

経費の分類

一般管理費は製造には全く関わっていない企業全般の管理にかかる費用、間接経費は製造にかかる費用です。なので同じ水道代であっても本社ビルの水道代であれば一般管理費、工場の水道代であれば間接経費になります。

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