会計年度

簿記用語集
会計年度について知りたい人
会計年度について知りたい人

会計年度って決まっているのかな。会計年度と事業年度って何が違うのかな。会計年度と暦年の数え方がいつもよく分からなくなるから知りたいな。

こういった疑問に答えます。

ちなみに、この記事を書いている私は日商簿記に合格するための通信講座を2012年から運営し、これまでに数百人の合格者を送り出しています。

自分で経営している会社の経理も私が担当していますので、実務の面からもお伝えすることができます。こういった私が解説していきます。

会計年度とは

国や地方自治体、法人などの収入や支出などを明らかにするために定められた一定期間が会計年度です。

収入や支出を考えるときに必ず必要になるのが「期間」です。例えば個人の場合においても「月収(1ヶ月の収入)」や「年収(1年間の収入)」のように期間とセットで考えなければ収入を考えることができません。

国や地方公共団体、法人でも同じで、予算などを考えるときには期間が必要になります。この便宜上の期間が会計年度です。

会計年度は英語で「fiscal year」と言います。「financial year」はイギリスで使われます。

会計年度と事業年度の違い

会計年度とよく似た言葉に事業年度があります。会計年度と事業年度の言葉の意味は全く同じで、違うのは規定している法律です。法律によって会計年度と言ったり事業年度と言ったりしています。

会社法では「事業年度」という言葉が使われているので、株式会社の年度は事業年度です。逆に財政法では「会計年度」という言葉が使われているので、国の年度は会計年度です。

会計年度の数え方

会計年度の数え方は非常にややこしいので注意が必要です。会計年度は「4月1日から翌年3月31日」とする場合が多いので、この例でお伝えすると次のようになります。

  • 2019年度:2019年4月1日~2020年3月31日
  • 2020年度:2020年4月1日~2021年3月31日

なので、2020年2月は暦年で言えば2020年ですが、会計年度で言えば2019年度となります。

海外の会計年度

海外の会計年度は「FY2020」といった言い方をします。FYというのは先ほどお伝えした「fiscal year」の略で年度を表します。

ここで気をつけなければいけないのは「FY2020」=「2020年3月決算」という意味だということです(3月決算の場合)。つまり、先ほどの「会計年度の数え方」と合わせてもう一度書くと次のようになります。

  • 2019年度:2019年4月1日~2020年3月31日=FY2020
  • 2020年度:2020年4月1日~2021年3月31日=FY2021

つまり「○○年度」=「FY○○+1」となるということです(例外があります。例外については次の項でお伝えします)。これは本当に紛らわしいので注意が必要です。

アメリカの会計年度

アメリカの会計年度は次のようになっています。

  • 多くの私企業:1月1日~12月31日
  • 公共機関:10月1日~翌年9月30日

アメリカの私企業は1月1日~12月31日となっているので、「2020年度=2020年1月1日~2020年12月31日=FY2020」となり、「○○年度=FY○○」となるので、12月決算の株式会社の決算書においては先程の紛らわしい問題は生じません。

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