会計基準

簿記用語集
会計基準について知りたい人
会計基準について知りたい人

会計基準って何なのかなぁ。たくさんあるみたいだけど、どんなものがあるんだろう。

こういった疑問に答えます。

ちなみに、この記事を書いている私は日商簿記に合格するための通信講座を2012年から運営し、これまでに数百人の合格者を送り出しています。

自分で経営している会社の経理も私が担当していますので、実務の面からもお伝えすることができます。こういった私が解説していきます。

会計基準とは

会計基準とは財務諸表を作成するときに守らなければいけないルールのことです。日商簿記で勉強する様々な会計処理は会計基準にもとづいています。

会計基準と似たものに「企業会計原則」があります。企業会計原則も財務諸表を作成するときに守らなければならないルールについて書かれたものです。会計基準と企業会計原則は設定した組織が異なるなどの違いはありますが、社会における役割は同じです。
会計基準は英語でaccounting standardと言います。

会計基準一覧

会計基準を設定する組織には「企業会計審議会」と「企業会計基準委員会」があります。企業会計基準委員会とは金融庁の組織である「企業会計審議会」から役割を引き継いで設定された民間組織です。

それぞれの組織が設定した会計基準は2020年11月現在で次のとおりです。

企業会計審議会により設定された会計基準

  • 企業会計原則(1949年 最終改正1982年)
  • 原価計算基準(1962年)
  • 連結財務諸表原則(1975年 最終改正1997年)
  • 外貨建取引等会計処理基準(1979年 最終改正1995年)
  • セグメント情報の開示基準(1988年)
  • リース取引に係る会計基準(1993年 最終改正2007年)
  • 連結キャッシュ・フロー計算書等の作成基準(1998年)
  • 中間連結財務諸表等の作成基準(1998年)
  • 退職給付に係る会計基準(1998年 最終改正2007年)
  • 税効果会計に係る会計基準(1998年)
  • 研究開発費等に係る会計基準(1998年)
  • 金融商品に係る会計基準(1999年 最終改正2006年)
  • 固定資産の減損に係る会計基準(2002年)
  • 企業結合に係る会計基準(2003年)

企業会計審議会

企業会計基準委員会により設定された会計基準等

  • 自己株式及び準備金の額の減少等に関する会計基準(2015年)
  • 一株当たり当期純利益に関する会計基準(2013年最終改正2020年)
  • 役員賞与に関する会計基準(2005年)
  • 貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準(2013年)
  • 株主資本等変動計算書に関する会計基準(2013年最終改正2020年)
  • 事業分離等に関する会計基準(2013年最終改正2019年)
  • ストック・オプション等に関する会計基準(2005年最終改正2013年)
  • 棚卸資産の評価に関する会計基準(2019年最終改正2020年)
  • 金融商品に関する会計基準(2019年)
  • 関連当事者の開示に関する会計基準(2006年最終改正2016年)
  • 四半期財務諸表に関する会計基準(2020年)
  • リース取引に関する会計基準(2007年)
  • 工事契約に関する会計基準(2007年)
  • 持分法に関する会計基準(2008年最終改正2015年)
  • セグメント情報等の開示に関する会計基準(2010年最終改正2020年)
  • 資産除去債務に関する会計基準(2008年最終改正2012年)
  • 賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準(2011年最終改正2019年)
  • 企業結合に関する会計基準(2019年最終改正2020年)
  • 連結財務諸表に関する会計基準(2013年最終改正2020年)
  • 『研究開発費等に係る会計基準』の一部改正(2008年)
  • 会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準(2020年)
  • 包括利益の表示に関する会計基準(2013年最終改正2020年)
  • 退職給付に関する会計基準(2016年最終改正2020年)
  • 法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準(2017年最終改正2020年)
  • 『税効果会計に係る会計基準』の一部改正(2018年最終改正2020年)
  • 収益認識に関する会計基準(2020年)
  • 時価の算定に関する会計基準(2019年)
  • 会計上の見積りの開示に関する会計基準(2020年)

企業会計基準委員会

日本で選択できる4種類の会計基準とその違い

日本では次の4つの会計基準からのどれかにしたがって財務諸表を作成することになります。

日本会計基準

これまでお伝えしてきた会計基準が日本会計基準です。日本会計基準は日本独自の会計基準で日本でした認められないものです。日本国内でのみ活動している企業は日本会計基準をにしたがって財務諸表を作成することが多いです。

米国会計基準

アメリカで採用されている会計基準が米国会計基準です。NYSEやNASDAQなど、アメリカの株式市場に上場している日本企業は米国会計基準にしたがって財務諸表を作成する必要があります。

国際会計基準(IFRS)

国際会計基準審議会が作成した会計基準が国際会計基準です。国際会計基準はInternational Financial Reporting Standardsの頭文字をとってIFRSとも言われます。

EUで上場している日本企業は国際会計基準にしたがって財務諸表を作成する必要があります。

J-IFRS

日本会計基準と国際会計基準の中間に位置するのがJ-IFRSです。国際会計基準は日本会計基準と大きく異なるので導入が難しいのが現状です。そこで、国際会計基準を日本国内の経済状況に合わせて調整した会計基準がJ-IFRSだと言えます。

会計基準に関する本

会計基準自体はインターネットで見ることができますが、書籍としても販売されています。会計基準が全て書かれていて、最も有名なのが新版 会計法規集です。

非常にコスパがよく、インターネットで開示されている会計基準を全てプリンターで印刷したときの印刷コストよりも安いので、簿記を仕事で使っていたり、簿記1級以上の難易度の試験勉強をしている人は一冊買っておいて損はありません。

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