経費計算~原価計算基準~

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記1級では原価計算基準についての理論問題が出題されることがあります。なので原価計算基準を読むことが望ましいのですが、この原価計算基準は非常に難解な文章となっています。

そこで、これからしばらくにわたって原価計算基準の解説を行っていこうと思います。今回は原価計算基準の第二章の十三である「経費計算」についてお伝えしていきます。

経費計算

(一)経費は、原則として当該原価計算期間の実際の発生額をもって計算する。ただし、必要ある場合には、予定価格又は予定額をもって計算することができる。

口語訳
経費は、原則として原価計算期間に発生した実際額で計算する。ただし、必要であれば予定価格や予定額で計算することもできる。

解説
経費は実際発生額で計算するのが原則です。しかし、実際発生額は明らかになるのは時間がかかるので、予定価格や予定額を使うこともできます。ちなみに、予定価格は単価、予定額は総額だと考えて構いません。

(二)減価償却費、不動産賃借料等であって、数ヶ月分を一時に総括的に計算し又は支払う経費については、これを月割り計算する。

口語訳
減価償却費や不動産賃借料などで、数か月分をまとめて計算したり支払ったりする経費については、月割で計算する。

解説
減価償却費は商業簿記では期末に1年分を計算します。また不動産賃借料は1ヶ月ごとに支払うのが一般的ですが、契約によっては数ヶ月ごとに支払う場合もあります。

原価計算期間は通常は1ヶ月なので、そのままの金額は使えません。そこで、こういった経費は月割りで計算します。

(三)電力料、ガス代、水道料等であって、消費量を計量できる経費については、その実際消費量に基づいて計算する。

口語訳
電力量、ガス代、水道料などで、消費量を測定することができる経費については、その実際消費量にもとづいて計算する。

解説
電力量、ガス代、水道料などはそれぞれメーターなどでどれだけ使用したかを測定し、その使用量に応じて料金を請求されます。こういった経費についてはその実際消費量にもとづいて計算します。

経費は「支払経費(一)」「発生経費(一)」「月割経費(二)」「測定経費(三)」に分類されていますが、その内容がここに書かれています。

これで原価計算基準の第二章の十三である「経費計算」は全て終了です。原文は非常に読みづらいのでできるだけ分かりやすく解説(口語訳)しました。このような形で意味を理解しながら原文を何度も読み込むことで、徐々に原価計算基準を自分のものにしていってください。

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