材料費の分類

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では材料費の分類について解説します。

材料費の分類

材料費とは、モノを消費することで発生する原価です。次のようなものが材料費になります。

  • 素材費
  • 買入部品費
  • 工場消耗品費
  • 消耗工具器具備品費
  • 燃料費

素材費

素材とは、製品の主要な一部となるものです。機械における鉄、家具における木材、本における紙などです。素材はたいてい直接材料費になりますが、間接材料費になることもまれにあります。

買入部品費

買入部品とは、外部から購入してそのまま製品に取り付けることで製品の一部となるものです。自動車や自転車におけるタイヤなどです。買入部品費のほとんどは直接材料費になります。

工場消耗品費

工場消耗品とは、製品を製造するために補助的に使用されるもので、製品の一部にはならないものです。機械などにさす潤滑油や軍手などです。

製品の一部にならないものが材料というのはなかなかイメージできませんが、工業簿記ではこれらも材料費の一部として考えます。工場消耗品費のほとんどは間接材料費になります。

消耗工具器具備品費

消耗工具器具備品とは、工具器具備品のうち耐用年数が1年未満のもの、金額が小さいものです。耐用年数が1年以上で金額が大きいものは備品となり、減価償却が必要になります。つまり、消耗工具器具備品は減価償却するまでもないものということになります。

ドリルやペンチ、ねじ回しなどが消耗工具器具備品になります。消耗工具器具備品費はほとんどが間接材料費になります。

燃料費

燃料として消費した石油や石炭などが燃料費です。たいていは間接材料費になります。

これら5つの分類は参考程度でかまいません。全て覚えなければならないというわけではなく、材料費がどんなものかイメージする程度に知っておいてください。

主要材料費と補助材料費

材料費は直接材料費と間接材料費に分ける方法が一般的ですが、主要材料費と補助材料費に分ける方法もあります。

主要材料費とは製品の主要な一部となる材料費で、素材費などです。補助材料費とは製品の主要な一部にはならない材料費です。

特に覚える必要はありません。参考程度に知っておいてください。

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“材料費の分類” への8件のフィードバック

  1. みかん より:

    ■内部材料副費について

    こんばんは
    内部材料副費について教えて下さい。

    内部材料副費(保管費の場合)
    ①倉庫を借りるのに3,000円かかった。
    材料副費3,000 現金3,000
    ②材料を1,000円購入した(その材料の倉庫代は200円になる予定である)。
    材料1,200  現金1,000
            内部材料副費200
    この場合①は材料副費または保管費を使うのに対して②は内部材料副費を使っているので、よくわかりません(借方から貸方に振り替える仕訳になりません)。もしかしたら①も内部材料副費勘定で仕訳を切るのでしょうか?

    内部材料副費(購入事務費、検収費の場合)
    ①材料を1,000円購入した(その材料の購入事務費、検収費は200円になる予定である)。
    材料1,200  現金1,000
            内部材料副費200
    ②事務員さんに給料を払った。
    給料150,000 現金150,000

    この場合労務費の費目別計算があるため給料勘定のかわりに内部材料副費勘定を使うわけでもなさそうですし・・・

    そもそも購入事務費や検収費って労務費のことなのかどうかも理解できていません。

    すみませんが教えて下さい。
    よろしくお願いします。

    • dokuboki より:

      お久しぶりです。早速お答えします。

      保管費の場合については予定価格法を使っているのだと思います。

      予定価格…内部材料副費
      実際価格…材料副費

      このような感じで仕訳を切っておいて、実際消費高と予定消費高の差額の処理を行うときに差異勘定が出てくるのではないでしょうか。

      購入事務費、検収費の場合についてですが、これは事務員さんの給料のうち検収費にあたる部分を

      (借)材料副費 ×××(貸)給料 ×××

      という仕訳を切って検収費を材料に算するのだと思います。このあと実際消費高と予定消費高の差額の処理を行うのではないでしょうか。

      どちらも勘定体系の全体像が見えないので推測です。

      購入事務費や検収費は事務員さんの給料が原価なので労務費なのですが、材料の購入事務費や検収費の場合は材料の取得原価に含める場合は材料勘定に振り替えます。下のような仕訳になります。

      (借)材料 ××× /(貸)給料 ×××

      • みかん より:

        お答えありがとうございます。

        理解したことを書いてみます。
        仕訳の流れ的におかしな所があれば教えて下さい。よろしくお願いします。

        <保管費の場合(内部材料副費:予定配賦)>
        ①材料を1,000円購入した(その材料の倉庫代は200円になる予定である)。
        材料1,200  現金1,000
                内部材料副費200

        ②①の材料の倉庫代は250円であり現金で支払った
        内部材料副費250 現金250

        ③①と②の差異を計上する
        内部材料副費差異50 内部材料副費50

        <購入事務費、検収費の場合(内部材料副費:予定配賦)>
        ①材料を1,000円購入した(その材料の購入事務費、検収費は200円になる予定である)。
        材料1,200  現金1,000
                内部材料副費200

        ②給料を現金で支払った。
        給料200,000 預り金10,000
                 現金190,000

        ③①の材料の購入事務費、検収費は250円であり給料勘定から内部材料副費勘定に振り替えた
        内部材料副費250 給料250

        ④①と③の差異を計上する
        内部材料副費差異50 内部材料副費50

        • dokuboki より:

          仕訳の流れは問題ないと思います。

          ただ、みかんさんの例では実際配賦と予定配賦で別の勘定科目を使っていたので、

          ・予定価格…内部材料副費
          ・実際価格…材料副費

          とするといいのかなと思います。もちろんみかんさんのやり方で仕訳を切る方法もあると思います(企業によりけりです)。

          • みかん より:

            お答えありがとうございます。

            >ただ、みかんさんの例では実際配賦と予定配賦で別の勘定科目を使っていたので、

            >・予定価格…内部材料副費
            >・実際価格…材料副費

            実は私の例はインターネット上で調べていて見つけた例であって、実際にそれが正しいのかどうかもわからないものです。
            説明もあまりなかったので理解もできていません。

            予定と実際を同じ勘定科目で仕訳する方法は断片的にテキスト等で見かけるので勘定の流れを推測できるのですが、予定と実際が違う勘定科目を使うとなると勘定の流れが今一つつかめません。

            <同じ勘定科目の場合>
            内部材料副費のT勘定の貸方が予定となり借方が実際となり、その貸借差額が差異となる。

            <違う勘定科目の場合>
            内部材料副費のT勘定の貸方が予定となり、材料副費のT勘定の借方が実際となり、材料副費のT勘定の貸方から内部材料副費のT勘定の借方に振替える。そして内部材料副費勘定の貸借差額が差異になる???

            <保管費の場合(内部材料副費:予定配賦)>
            ①材料を1,000円購入した(その材料の倉庫代は200円になる予定である)。
            材料1,200  現金1,000
                    内部材料副費200

            ②①の材料の倉庫代は250円であり現金で支払った
            材料副費250 現金250

            ③材料副費を内部材料副費に振替える
            内部材料副費250 材料副費250

            ④①と③の差異を計上する
            内部材料副費差異50 内部材料副費50

            といった感じなのでしょうか?
            何度もすみませんが、よろしくお願いします。

            • dokuboki より:

              みかんさんのやり方もあると思いますし、それが間違いというわけではありません。予定と実際の差額を差異勘定に持っていければいいのです。

              >材料副費のT勘定の貸方から内部材料副費のT勘定の借方に振替える。そして内部材料副費勘定の貸借差額が差異になる

              このところを一気にまとめて仕訳を切るのが一般的だと思います。

              内部材料副費   200 材料副費250
              内部材料副費差異 50

              3と4を合わせた仕訳です。上のような仕訳を切って、2つの材料副費勘定を相殺して差額を差異に持っていきます。

              最終的にはこの差異も材料勘定に振り替えることになります。

              • みかん より:

                お答えいただきありがとうございます。

                >最終的にはこの差異も材料勘定に振り替えることになります。

                <調べた結果、この手順をみつけました>
                差異は会計期末に材料勘定と材料費勘定に配賦しなければなりません。材料費勘定に配賦された差額は、さらに仕掛品・製品・売上原価に配賦することとなります。

                詳しいことはわかりませんが、推測するに差異を含めた材料勘定が消費されていれば材料費勘定に振り替えて、消費されていなければ材料勘定に振替えると考えました。

                このたびはいろいろと教えていただき
                ありがとうございました。

                • dokuboki より:

                  みかんさんが見つけてきた例だと材料勘定が資産勘定(商業簿記で言う繰越商品勘定と同じようなもの)、材料費勘定が費用勘定(商業簿記で言う仕入勘定と同じようなもの)になっているようですね。

                  簿記は勘定科目の使い方が企業によって変わってくるので、同じ勘定科目だからといって同じものを表しているというわけではありません。その勘定科目が何を表しているのかを臨機応変に考える必要があります。

                  しかし、混乱してしまっても仕方がないのも事実です。細かい論点については深く考えない方がいいかもしれません。

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