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工業簿記特有の仕訳と勘定科目【流れをつかむのがコツ】

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  • 工業簿記を勉強していると商業簿記ではなかった勘定科目が出てくるんだけど……
  • 工業簿記で出てくる勘定科目にどんなものがあるのか分からない
  • 工業簿記特有の勘定科目を教えて!

工業簿記では計算が中心なので仕訳や勘定科目について苦手にしてしまっている人が非常に多いです。しかし、工業簿記も簿記なので仕訳は重要です。日商簿記でもよく出題されます。

私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。もちろん工業簿記特有の勘定科目についても熟知しています。

この記事では工業簿記特有の勘定科目について解説します。

この記事を読めば工業簿記特有の勘定科目がよく分かるので、工業簿記の仕訳もより理解しやすくなります。

結論を言うと、工業簿記で新たに出てくる勘定科目は「材料」「労務費」「経費」「製造間接費」「仕掛品」「製品」「月次損益」の7つです。これで全てではありませんが、まずはこの7つを知っておけば十分です。

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工業簿記特有の仕訳と勘定科目:材料・労務費・経費・製造間接費・仕掛品・製品・月次損益

工業簿記を勉強するにしたがって、「工業簿記=原価計算」と考えるようになっていきます。確かに工業簿記と原価計算は似ているのですが、同じではありません。

原価計算は「計算」ですが、工業簿記は「簿記」なのです。よって、工業簿記にも仕訳はあります。そして工業簿記特有の勘定科目もあるのです。

勘定科目は業種によっても異なりますし、学習が進むにつれて増えてもいきますが、とりあえず次の7つだけは知っておく必要があります。

材料:素材や部品などのモノ

材料という勘定科目は文字通り材料を表します。直接材料費、間接材料費を問わず、どちらも材料という勘定科目を使います。材料は資産の勘定科目です。

仕訳例は次のとおりです。

借方金額貸方金額
材料200,000買掛金200,000

≫「材料費の仕訳【勘定科目は材料】」で詳しく解説しています。

労務費:労働力の消費額

労務費という勘定科目は労働力の消費額を表します。直接労務費、間接労務費を問わず、どちらも労務費という勘定科目を使います。労務費は資産の勘定です。

仕訳例は次のとおりです。

借方金額貸方金額
労務費450,000現金450,000

≫「労務費・賃金の仕訳【勘定科目は労務費】」で詳しく解説しています。

経費:材料・労務費以外の原価

経費という勘定科目は材料と労務費以外の原価を表します。直接経費、間接経費を問わず、どちらも経費という勘定科目を使います。経費は資産の勘定です。

仕訳例は次のとおりです。

借方金額貸方金額
経費600,000現金600,000

≫「【工業簿記】経費の仕訳例」で詳しく解説しています。

製造間接費:間接材料費・間接労務費・間接経費

製造間接費という勘定科目は間接材料費・間接労務費・間接経費といった間接費を集計するための勘定科目です。製造間接費は資産の勘定です。

仕訳例は次のとおりです。

借方金額貸方金額
仕掛品
製造間接費
150,000
100,000
材料250,000

≫「製造間接費という勘定科目の使い方と仕訳」で詳しく解説しています。

仕掛品:製造途中の製品

仕掛品というのはまだ完成していない製品で、製品を製造するために消費した全ての原価を集計する勘定科目です。直接材料費・直接労務費・直接経費・製造間接費の全てが仕掛品勘定に集計されます。

仕訳例は次のとおりです。

借方金額貸方金額
仕掛品450,000製造間接費450,000

≫「【仕掛品とは】仕訳の流れと仕掛品勘定の意味をわかりやすく」で詳しく解説しています。

製品:完成した仕掛品

製品とは完成した仕掛品です。完成した仕掛品は製品という勘定科目に振り替えられます。製品は資産の勘定科目です。

仕訳例は次のとおりです。

借方金額貸方金額
製品800,000仕掛品800,000

≫詳しくは「【工業簿記】製品の仕訳【仕掛品→製品】」で解説しています。

月次損益:損益勘定の1ヶ月版

商業簿記でも決算振替仕訳で損益という勘定科目が出てきました。工業簿記では原価計算期間は通常1ヶ月なので、損益も毎月計算しなければなりません。そのために使用する勘定科目が月次損益です。

仕訳例は次のとおりです。

借方金額貸方金額
売上
月次損益
950,000
700,000
月次損益
売上原価
950,000
700,000

≫「月次損益とは【仕訳と勘定科目をわかりやすく】」で詳しく解説しています。

「材料・労務費・経費→(製造間接費)→仕掛品→製品→月次損益」の流れをつかむのがコツです。

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【まとめ】工業簿記特有の仕訳と勘定科目【流れをつかむのがコツ】

工業簿記特有の勘定科目は次の7つです。

  • 材料
  • 労務費
  • 経費
  • 製造間接費
  • 仕掛品
  • 製品
  • 月次損益

この7つ以外にもありますが、まずはこの7つをしっかりと身につけましょう。「材料・労務費・経費→(製造間接費)→仕掛品→製品→月次損益」の仕訳の流れをつかむのがコツです。

詳しくはリンク先を参考にしてください。

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