製造間接費の取引と仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では製造間接費の取引と仕訳について解説します。製造間接費はこれまでも時々登場してきましたが、ここで一度まとめておきます。

製造間接費

製造間接費という勘定科目は間接材料費・間接労務費・間接経費といった間接費を集計するための勘定科目です。

間接費は直接どの製品に消費されたのかが分かりません。そこで、何らかの合理的な基準にもとづいて製品に割り当てていきます。ちなみに、この「合理的な基準にもとづいて割り当てること」を配賦といいます

製造間接費の取引と仕訳

まずは、これまで出てきた製造間接費の仕訳のおさらいです。

材料の消費

「材料を直接材料として150,000円分、間接材料として100,000円分消費した」場合の仕訳は次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
仕掛品
製造間接費
150,000
100,000
材料 250,000

詳しくは材料の取引と仕訳をご覧ください。

労働力の消費

「労務費の内訳は直接労務費300,000円、間接労務費150,000円であった」場合の仕訳は次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
仕掛品
製造間接費
300,000
150,000
労務費 450,000

詳しくは労務費の取引と仕訳をご覧ください。

経費の消費

「経費の内訳は直接経費400,000円、間接経費200,000円であった」場合の仕訳は次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
仕掛品
製造間接費
400,000
200,000
経費 600,000

詳しくは経費の取引と仕訳をご覧ください。

製造間接費の配賦

「今月分の実際製造間接費450,000円を各製品に配賦した」場合について考えてみましょう。ここからが新しい内容です。

製造間接費を配賦するので、借方に集計されている製造間接費を振り替えることになります。よって、『(貸)製造間接費450,000』となります。

次は借方です。この段階では製品が完成しているとは考えられません。よって、使用する勘定科目は「仕掛品」勘定になります。『(借)仕掛品450,000』となります。

まとめると次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
仕掛品 450,000 製造間接費 450,000

ちなみに、この仕訳は製造間接費勘定を仕掛品勘定に振替えたと見ることもできます。工業簿記はこのように「振替える」仕訳が非常に多いです(これまでの仕訳のほとんどが「振替」です)。勘定科目を振替えるイメージをつかんでいきましょう。

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“製造間接費の取引と仕訳” への2件のフィードバック

  1. ma-☆ より:

    そうですよね。
    整理していかないと、頭がごちゃごちゃになります(^◇^;)

    経費や労務費の内訳が仕掛品や製造間接費ってことですよね。

    勉強していくと、楽しいんですけどね~

    • dokuboki より:

      コメントありがとうございます。

      工業簿記はこの記事のように振替の連続なので、きちんと頭を整理しながら勉強を進めないと何がなんだか分からなくなります。

      あせらずに学習していくことが大切ですね。

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