実際消費賃率の計算の取引と仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では実際消費賃率の計算の取引と仕訳について解説します。

実際消費賃率の計算の取引と仕訳

賃金の支払い

「当月の賃金200,000円を現金で支払った」場合の仕訳について考えてみましょう。

現金で200,000円支払っているので、『(貸)現金200,000』となります。賃金200,000円を支払っているので、『(借)賃金200,000』となります。

まとめると次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
賃金 200,000 現金 200,000

作業時間報告書の明細

「作業時間報告書を見ると、製品1に対して400hr、製品2に対して300hr、製品3に対して250hr、不明なものが50hrだった」場合の仕訳について考えてみましょう。

賃金200,000円が振り替えられるので『(貸)賃金200,000』となります。

次は借方です。作業時間の合計は(400hr+300hr+250hr+50hr=)1,000hrとなります(hrとはhourのことで時間を表します)。

よって実際消費賃率は(200,000円÷1,000時間=)200円/時となります。この実際消費賃率は作業時間1時間あたりの賃金を表します。

特定の製品に対して直接作業されている時間(直接作業時間)は(400hr+300hr+250hr=)950hrなので、(200円/時×950hr=)190,000円が直接労務費になります。直接労務費は仕掛品勘定に振り替えるので『(借)仕掛品190,000』となります。

また、不特定の製品に対して作業された時間は50hrなので、(200円/時×50hr=)10,000円が間接労務費になります。間接労務費は製造間接費に振り替えるので『(借)製造間接費10,000』となります。

まとめると次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
仕掛品
製造間接費
190,000
10,000
賃金 200,000

上手な電卓の使い方

上の計算は電卓のメモリー機能定数乗算機能を上手に使うこと楽に求めることができます。次のような手順になります。

  1. [4][00][+][3][00][+][2][5][0][+][5][0][M+]と入力し、総作業時間をメモリーに記憶させる
  2. [2][00][00][0][÷][RM][=]と入力し、実際消費賃率を求める
  3. [CM]と入力し、メモリー内をリセットする
  4. [M+]と入力し、実際消費賃率をメモリーに記憶させる
  5. [4][00][+][3][00][+][2][5][0][×][RM][=]と入力し、表示されている190,000が仕掛品勘定となる
  6. [5][0][×][RM][=]と入力し、表示される10,000が製造間接費勘定となる

まとめると、[4][00][+][3][00][+][2][5][0][+][5][0][M+][2][00][00][0][÷][RM][=][CM][M+][4][00][+][3][00][+][2][5][0][×][RM][=][5][0][×][RM][=]となります。これだけで全ての数字が求まります。

ちなみに、このやり方を丸暗記するのはいけません。電卓の仕組みと計算の性質から、この電卓の使い方が自然と思い浮かべば理想的です。

最初からそれは難しいと思いますので、練習を繰り返して自然と出来るようになるところまで持っていくのが王道でしょう。丸暗記しても役に立たないので、丸暗記するくらいなら一つ一つ求めるべきです。

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