材料棚卸減耗費の処理

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では材料棚卸減耗費の処理について解説します。

材料棚卸減耗費

材料の帳簿残高よりも実地棚卸高が少ない場合は、材料に棚卸減耗が生じていることになります。この場合には、以下の仕訳を切ることで材料勘定を帳簿棚卸高から実地棚卸高に修正します。

借方 金額 貸方 金額
棚卸減耗費 ××× 材料 ×××

考え方は商業簿記で出てきた棚卸減耗費の取引と仕訳の売上原価に含めない場合と同じです。このあと、借方に出てきた棚卸減耗費は振り替えられていきますが、ここから先は商業簿記では出てきていない考え方になります。

正常な棚卸減耗費の場合

製造するときに通常発生する程度の量である棚卸減耗の場合、この棚卸減耗を正常な棚卸減耗といいます。正常な棚卸減耗の場合、借方に出てきた棚卸減耗費は製造間接費に振り替えられます。

借方 金額 貸方 金額
製造間接費 ××× 棚卸減耗費 ×××

この振替の仕訳は上のような仕訳になります。ちなみに、減耗によりなくなった材料が特定の製品に使われたと分かることはないので、直接材料費を意味する勘定科目である仕掛品勘定に振り替えることはありません。

異常な棚卸減耗費の場合

製造するときに通常は発生しないほどの量である棚卸減耗の場合、この棚卸減耗を異常な棚卸減耗といいます。異常な棚卸減耗の場合、借方に出てきた棚卸減耗費は損益勘定に振り替えられます。

借方 金額 貸方 金額
損益 ××× 棚卸減耗費 ×××

この振替の仕訳は上のような仕訳になります。異常な費用は原価に算入しないため「材料→(製造間接費)→仕掛品→製品」という勘定連絡図における流れからは外れます。

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