社債利息の取引と仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では社債利息の取引と仕訳について解説します。

社債利息

銀行から借入れたときには利息を支払います。利息を支払わなければお金を貸してくれないからです。

銀行からの借入金と同じように、一般の人々からお金を借りる社債であっても利息を支払わなければなりません。社債の利息は社債の額面金額に利率をかけて計算されます

社債の利息は銀行からの借入れたときに支払う「支払利息」と区別して「社債利息」という勘定を使います

未払社債利息

社債利息

社債の利払日が決算日と同じであれば、当期支払額を計上するだけで当期に計上すべき社債利息が正しく計算されます

右上の図のようになります。

社債を発行している期間、つまりお金を借りている期間が利息を支払う期間となります

未払社債利息

しかし、利払日が決算日と異なるときは利払日の翌日から決算日までの期間に対応する分を、当期分として「未払社債利息」という勘定を使って仕訳を切らなければなりません

考え方は右下の図のようになります。

社債を発行している期間、つまりお金を借りている期間が利息を支払う期間となります。

考え方は簿記3級で出てきた費用の見越しと同じになります。

社債利息の取引と仕訳

利払日と決算日が同じ場合の仕訳は社債(概論)で出てきた仕訳と同じなので、今回は未払社債利息が出てくる場合について解説します。

社債利息の見越し

「平成24年6月1日に発行した社債(額面総額2,000,000円、期間10年、利率年6%、利払日5月および11月末日)を平価発行した。なお、決算日は 3月31日とする。」場合の決算での仕訳について考えてみましょう(平価発行というのは額面と同じ金額で発行した場合のことを言います)。

今回は決算での仕訳なので、期中での社債利息の支払いは特に考えません。

利払日は5月31日と11月31日までなので、社債を発行した平成24年6月1日から平成24年11月30日までの6ヶ月間の社債利息はすでに支払っています。しかし、平成24年12月1日から3月31日までの4か月分の利息がまだ支払われていません。

この4ヶ月は社債を発行している期間、つまりお金を借りている期間なので利息は発生します。ただ、利払日がまだ来ていないので現実として現金などの出費がないだけです。当期に発生した利息であることに変わりはありません。

そこで、当期の費用として認識します(考え方は費用の見越しと同じです)。

未払社債利息の具体例

図で考える右のようになります。

次に計算して金額を求めます。

(2,000,000円×6%÷12ヶ月×4ヶ月=)40,000円がこの4ヶ月間の間に発生した利息です。

詳しくこの式について解説すると次のようになります。

  1. 2,000,000円×6%で1年間分の利息120,000円が求まる
  2. 120,000円÷12ヶ月で1ヶ月分の利息10,000円が求まる
  3. 10,000円×4ヶ月で4ヶ月分の利息40,000円が求まる

このように考えて『(借)社債利息40,000』となります。

次は貸方です。貸方は未払社債利息という勘定科目を使って処理します。この未払社債利息という勘定科目は次期に社債利息を支払う義務なので負債の勘定となります。よって『(貸)未払社債利息40,000』となります。

まとめると次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
社債利息 40,000 未払社債利息 40,000

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