剰余金の処分以外の株主資本の変動

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では剰余金の処分以外の株主資本の変動について解説します。

剰余金の処分以外の株主資本の変動

これまで、次の記事で「剰余金の処分」について詳しくお伝えしました。

しかし、株主資本の変動はこれだけではありません。例えば次のようなものがあります。

  • 資本金からその他資本剰余金への振り替え
  • 資本準備金からその他資本剰余金への振り替え
  • 利益準備金から繰越利益剰余金への振り替え
  • その他利益剰余金から繰越利益剰余金への振り替え

これらの取引についての仕訳が問われることがありますが、特に難しく考えることはありません。

例えば「資本金からその他資本剰余金への振り替え」であれば、「資本金を減少」と「その他資本剰余金の増加」を同時に行う取引なので「(借)資本金×××/(貸)その他資本剰余金×××」となります。

他の取引も同様に考えれば仕訳を切ることができます。

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“剰余金の処分以外の株主資本の変動” への4件のフィードバック

  1. さゆり より:

    いつもお世話になっております。

    日商簿記2級、3回連続で合格率10%台の難題が続き、
    心が折れそうになっております。

    まだまだ理解が浅いのを痛感してます。

    過去問対策もあまり意味がないように感じ、
    考えた末に、全経1級を試しに受けてみようかと思い、
    全経のテキストを買ってみました。

    そこで、剰余金の欠損補填について質問があります。

    例えば、
    利益準備金、資本準備金、別途積立金から取り崩した場合、
    相手勘定は、
    繰越利益剰余金と資本剰余金になりますか?

    テキストの答えは繰越利益剰余金のみの記載になっており、
    いままで資本と利益は別と覚えていたので混乱しています。

    長文で申し訳ありませんが、
    宜しくお願い致します。

    • dokuboki より:

      ご質問ありがとうございます。試験範囲は変更になっていますが、過去問対策は相変わらず重要です。ぜひ次回の受験も過去問対策はされてください。

      剰余金の欠損填補ですが、相手勘定は繰越利益剰余金になります。欠損填補という場合、繰越利益剰余金がマイナス残高になっていると思います。そのマイナスを埋め合わせるために利益準備金や資本準備金、別途積立金を取り崩しているからです。

      資本と利益を区別しなければならないのはさゆりさんのおっしゃるとおりです。ですが、資本準備金などの「株主資本」は「もし損失が発生したときに、その損失を埋め合わせるために積み立てているもの」です。なので損失である繰越利益剰余金のマイナスを埋め合わせるのに使えないのであれば積み立てている意味がなくなってしまいます。

      というわけで例外的に「マイナスの繰越利益剰余金をゼロにするまでの間」だけは資本を繰越利益剰余金と相殺することが認められています。

      このように考えてみるといいと思います。

  2. さゆり より:

    ご返答、ありがとうございます。

    なるほど・・・。
    『例外的に』認められているのですね。

    繰越利益剰余金が0になるまで、とありますが、

    繰越利益剰余金がマイナスになっていない場合には、
    資本からの填補は認められない、ということになりますか?

    平野さんの言葉を信じ、過去問対策がんばります。

    • dokuboki より:

      そうですね。絶対に認められないかと言われれば例外がないとは言い切れませんが、原則としては認められていません。さゆりさんがおっしゃるように「資本と利益を区別しなければならない」という原則があるからですね。

      過去問対策がんばられてください。

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