通常発生する仕損や減損とは

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では通常発生する仕損や減損について解説します。

通常発生する仕損や減損とは…

正常仕損や正常減損とは通常発生する仕損や減損です。しかし、通常発生する仕損や減損とは何でしょうか。

仕損や減損というのは一言で言ってしまえば「無駄」です。どちらも費用がかかってしまうことに変わりはありません。無駄をなくせば原価はその分低くなるのだから、企業としては仕損や減損を0にしようとするはずです。

全ての仕損や減損を無駄なものとしてなくそうとするのであれば、通常発生する仕損や減損などはそもそもありえないといえます。

しかし、正常な仕損や減損は現実に存在します。この「正常」とはどういうことなのでしょうか。

「正常」な仕損や減損

仕損や減損には、大してお金や労力をかけずになくせるものと、なくそうとすると膨大なお金や労力がかかるものがあります。

例えば、料理を作る工場があった場合を考えてみましょう。材料がマヨネーズだとします。マヨネーズは残り少なくなると出が悪くなります。普通に握って出し切ったと思っても、まだ中にはマヨネーズが残っています。これを捨ててしまえば、残っている分が減損となります。

この減損を減らそうと思えば、マヨネーズの容器をはさみなどで切り、スプーンですくって使います。これで減損をかなり減らせます。ここまでは大してお金も労力もかからないので、実際に行っている工場も多いでしょう。

しかし、まだ減損は0ではありません。ほんのわずかですが、容器の中にマヨネーズが残っているはずです。この減損をなくすには「専用の器具を買う」「マヨネーズを無駄なくすくいだす熟練工を雇う」などといった対策が必要になるでしょう。

これにはそれなりのお金がかかります。そのかかったお金に対して得られるものはごくわずかのマヨネーズです。それならこのマヨネーズを捨ててしまった方がはるかに合理的だということになります。

このように、仕損や減損をなくすためにかかる費用が仕損や減損をなくすことで得られる利益よりも大きい場合は仕損や減損をそのままにしておくことが企業としては適切な決定ということになります。このような仕損や減損が正常仕損・正常減損となります。

逆に、仕損や減損をなくすことで得られる利益が仕損や減損をなくすためにかかる費用より大きい場合は、その仕損や減損はなくす努力をすでにしているはずです。よってこのような仕損や減損は理論上は発生しません。

しかし、ミスによる発生や天災による発生はありえます。この仕損や減損は異常なものとして、異常仕損や異常減損として処理することになります。

これが正常仕損・正常減損と異常仕損・異常減損の違いになります。

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