補助簿に対する学習の姿勢

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では補助簿に対する学習についての姿勢についてお伝えします。

補助簿は簿記2級、簿記3級ではそれなりに出題される

仕訳帳と総勘定元帳は主要簿です。必ず記帳しなければいけませんし、必ず学習しなければいけません。仕訳帳と総勘定元帳ができなければ簿記ができるとは言えません。

主要簿に対して補助簿といわれている帳簿があります。現金について記帳する現金出納帳 、当座預金について記帳する当座預金出納帳、売上について記帳する売上帳などがあります。

これらの補助簿は、主要簿だけでは足りない情報を記録するために作ります。補助簿は主要簿と違ってつけてもつけなくても構いません。

補助簿は簿記3級の試験ではほぼ確実に出題されます。第2問で8~12点と、無視できるほど低くはありません。ちなみに簿記2級では重要度はかなり下がり、簿記1級ではほとんど出題されなくなります。

では、簿記2級、3級を受ける場合はしっかりと対策をしなければいけないのでしょうか。

補助簿の重要度はかなり低い

個人的には、補助簿については特に力を注いで勉強する必要はないと考えています。

補助簿の記帳は難しいところはほとんどありません。日付と書かれているところに日付を書く、収入と書かれているところに収入を書く、残高と書かれているところに残高を書くなど、そのまま書けばいいことがほとんどです。

摘要という場所には色々書く必要がありますが、摘要欄に書くことは特に決まっているわけではなく、企業によって様々です。何を書くかは問題文に指示があるはずですし、指示がなければよほどおかしなことを書かない限り正解になります。

配点のほとんどは金額にありますし、摘要に配点がある場合も勘定科目を書いておけばほぼ大丈夫です。金額と勘定科目は仕訳が切れれば分かります。

ということは、補助簿は仕訳が切れれば記入することができるということです。仕訳に習熟することが重要です。補助簿に関してはひな形を見ておくだけでも十分対応できますし、それだけでは不安であれば良問を1~2問解いておけば万全でしょう。

補助簿に対してはこのような感じで薄く対応しておけば十分です。

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“補助簿に対する学習の姿勢” への8件のフィードバック

  1. みかん より:

    ■原価差異について

    こんばんは、いつもお世話になっております。

    例えば製造間接費差異が借方差異として500でると、最終的には損益計算書の売上原価に500加算することになります。

    そこで疑問なのですが、当期に売上が0だったとしても売上原価は500となってしまうのですが、これはおかしなことだと思うのですが、どのような解釈になるのでしょうか?

    すみませんが教えて下さい。

    それと、全く別の話になるのですが、雇用保険の仕訳というのは、どこで勉強すればいいのでしょうか?日商簿記では聞いた話だと1級でもでてこないそうですし、社会保険労務士のテキストを書店でみましたがちょっと分野的に違う感じがしますし、学問的にはどの勉強をすれば学べるのでしょうか?

    すみませんがよろしくおねがいします。

    • dokuboki より:

      売上が0だったとしても、売上原価が0だとは限りません。これは棚卸減耗や商品評価損でも同じことが言えます。考え方は「売上は0だけど商品が蒸発や紛失した」場合や「売上は0だけど商品の価値が下落した」場合と同じように考えるといいと思います。

      雇用保険の仕訳は個別に勉強するほどでもないかと個人的には思います。給料支払い時に預り金勘定を使用することがありますが、その預り金勘定の中に各種保険料が含まれていると考えるといいと思います。

      • みかん より:

        おこたえありがとうございます。

        売上原価に関してはとても納得できました。
        ありがとうございます。

        雇用保険に関しては個人の給料の中から概算で支払う金額が確定した金額より少なかった場合に実際にリアルの世界で追加で徴収された経験(還付された経験もない)がないので今一つ実感ができないのと、ネットでいろいろ仕訳をみているのですが、決算までの仕訳を見た場合に会社によってさまざまなパターンがあると感じており、概算→確定→決算→概算の流れが書かれたわかりやすい仕訳もなかったので
        、かなり難しいものだと感じているのですが、それほどでもないのでしょうか?

        • dokuboki より:

          さまざまなパターンがあるのは確かだと思います。概算→確定→決算という流れは立替金勘定や預り金勘定が振り変わっていく仕訳になると考えれば、特に問題ないかと思います。

          具体的には、

          概算保険料(従業員負担分)の支払い:

          (借)立替金 ×××/(貸)現金など ×××

          給与支払時:

          (借)給料 ×××/(貸)預り金 ×××

          確定時(決算時):

          (借)預り金    ×××/(貸)立替金 ×××
          (借)法定福利費 ×××/(貸)現金 ×××

          といった感じでしょうか。

          従業員負担分を立替払い→立替金
          給料支払時→預り金
          金額確定時→立替金と預り金を相殺、過不足が出たら現金で支払いもしくは受け取り、貸借差額は法定福利費

          という流れで考えてみるとよいかと思います。

          • みかん より:

            お答えありがとうございます。
            仕訳としてはだいぶんわかるようになりました。

            一つ疑問なのですが、従業員への給料支払い時に毎月毎月、預り金として雇用保険をあずかるわけですが、これは毎月の給料に対する確定額と考えればいいのでしょうか?これが確定額でないとすると後日従業員からあらためて差額を徴収または還付する必要があるのですが、そのような話はリアルの世界ではないのではないかと思います。
            それに後日といっても従業員が退社している可能性もあるわけですし。

            しかしここでまたひとつ疑問がでてきてしまっています。私の持っているテキストの問題の一部に

            5月20日の仕訳

            16年度労働保険料 概算申告不足額3,455円
            内、従業員負担1,131円(立替金勘定)、会社負担2,324円(法定福利費勘定)で処理

            と書かれているので、いったいこの従業員負担の1,131円はどのようなかたちで徴収されるのか今一つ理解ができません。実際、雇用保険を追加で徴収されたので今月多く払ったなんて言う話は聞きませんし。

            すみませんが、疑問が伝わりにくいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

            • dokuboki より:

              雇用保険料は「賃金×個人負担の料率」で計算します。賃金と個人負担の料率は給与支払時に確定しているので本来であれば計算間違いをしない限り間違えることはありません。つまり還付などは計算ミスをしない限り起こらないことになります。

              このテキストの問題はおそらく計算間違いを過去にしたという前提で作られているのだと思います(過去の誤った処理を適正に修正する問題は簿記検定ではよく出されます)。

              • みかん より:

                >つまり還付などは計算ミスをしない限り起こらないことになります。

                やはりそうなのですね。スッキリしました。

                >このテキストの問題はおそらく計算間違いを過去にしたという前提で作られているのだと思います

                そういう出題である可能性もあるのですね。他にも間違いの多いテキストなので、間違いなのかなと思っていたのですが、いづれにしろ正しいことを教えていただけたのでスッキリしました。

                この度はいろいろ教えていただき、ありがとうございました。

                • dokuboki より:

                  過去の誤った仕訳を修正させるような問題は出題されることがあります。とはいっても雇用保険の計算ミスを修正する問題は見たことがありませんが…。

                  お役に立てて嬉しいです。簿記の勉強がんばってください。応援しています。

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