原価割れ販売のときの分記法での仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。

簿記4級で学習する商品売買の記帳方法に分記法があります。分記法は固定資産の売買の記帳方法に準ずる方法なのですが、学習する場合には「原価<売価」という前提で学習します。しかし、実際には「売価<原価」ということもありえます。

この記事では「売価<原価」のとき、つまり原価割れ販売のときの分記法での仕訳ついて解説します。

原価割れ販売のときの分記法での仕訳

商品を「原価<売価」で販売したとき、分記法では次のような仕訳になります。

借方 金額 貸方 金額
売掛金など ××× 商品
商品販売益
×××
×××

「売価<原価」であっても販売するという取引自体は同じなので、仕訳も大きくは変わりません。次のような仕訳になることは想像がつくと思います。

借方 金額 貸方 金額
売掛金など
商品販売○
×××
×××
商品 ×××

問題は商品販売○の○の部分です。商品販売益なのでしょうか。それとも商品販売損なのでしょうか。

意味的には商品販売損が適切なように思えます。この商品を販売することで損失が出ているからです。借方に「益」がくるのは問題がありそうです。

この考え方にも一理あるのですが、通常は「商品販売益」を使います商品の販売は利益が出るのが通常で、損失が出るのは例外だからです

損失はあくまでも一時的で例外的なもので、別の商品や別の時期に販売した商品は利益が出ているはずです(もしそうでないなら、極めて危機的な状況です。)。

そこで借方でも商品販売益としておいて、自動的に貸方に積み上がっている商品販売益と相殺するようにしておくのです。

簿記検定で出題されることはまずありませんが、知っているとスッキリすると思います。

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