取引の目的と使われる勘定科目の関係

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では取引の目的と使われる勘定科目の関係ついて解説します。

取引の目的と使われる勘定科目の関係

簿記を学習していくときにミスしやすい点として、『モノ→勘定科目』という流れで考えてしまうという点があります。このように考えても通常は正解になりますが、出題のされ方によっては間違いにもなります。場合によっては合否を分けるケースもあるので注意が必要です。

簿記ではモノ自体ではなく、そのモノをどういう目的で取引したかで勘定科目が変わります

消しゴムを買った場合、その企業が消しゴムを日常の業務で使う目的で買った場合は『消耗品』ですが、文房具店がお客様に売る目的で買った場合は『仕入』になります。

ビルを買った場合、その企業が入居してそこを事務所として使う場合は『建物』ですが、不動産業者がお客様に売る目的で買った場合は『仕入』になります。

車を買った場合、その企業が使用する目的で買った場合は『車両運搬具』ですが、車を販売する企業がお客様に売る目的で買った場合は『仕入』になります。

このように、どのような目的で取引を行ったかで仕訳が変わるのです。消しゴム→消耗品、ビル→建物、車→車両といったように『モノ→勘定科目』と考えてしまうと出題のされ方によっては勘定科目を間違えてしまうかもしれません。

『目的→勘定科目』という考え方も身につけておきましょう

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“取引の目的と使われる勘定科目の関係” への6件のフィードバック

  1. みかん より:

    こんにちは、いつもお世話になっております。

    本支店会計について教えて下さい。

    質問① 
    本店集中会計制度の説明でテキストには「本店だけに帳簿をおいて、支店の取引を本店が一括して処理・記録する方法」とあります。

    試験にでる問題では本店と支店A、支店Bがある場合、支店A、支店B間の取引があったとき支店Aの仕訳を求められることがあるのですが、本店だけに帳簿をおいてあるという前提と違っているようにかんじます。これはどういうことなのでしょうか?また、支店Aが外部から商品を仕入れたという設定の場合、本店にしか帳簿がなかったら記帳はどのような手順でおこなわれるのでしょうか?

    質問②
    実務的には本店集中制度が使われているようですが、データベースを共有できる今、支店間の取引を本店がわかるという説明がテキストでされている本店集中制度を使うメリットはあるのでしょうか(本店集中制度について詳しく書かれているテキストがないため、今一つ理解できていません)?
    また、コンピュータ会計で内部利益の処理まで行なわれているのでしょうか?というのも勘定奉行の分厚いマニュアルに目を通しましたが、本店勘定と支店勘定の設定はありましたがその説明も簡単にされているだけで、内部利益に関する説明はされていなかったため、実務的には使われていないのかなと感じたからです。

    どのテキストを見ても支店分散ばかりかかれており、本店集中制度は簡単にしか書かれていないため理解不足なので、すみませんがいろいろと教えて下さい。

    • dokuboki より:

      質問①について

      本店集中会計制度は本店と支店を一つのものとみなす制度です。「本店だけに帳簿をおいて、支店の取引を本店が一括して処理・記録する方法」というと確かに違和感がありますね。

      「支店Aの仕訳を求められる」ということは「支店Aが行った取引の仕訳を本店で記帳する」ということです。

      支店Aが外部から商品を仕入れた場合、支店Aから本店に連絡をして本店が仕訳を切ることになります。

      本店が経理部で支店Aが購買部だと考えると分かりやすいと思います。本店と支店の違いは距離的に同じ会社にあるか別の場所にあるのかの違いです。

      質問②について

      確かにデータベースを共有できる場合は本店集中計算制度のメリットはほとんどないと思います。しかし、支店間の取引の結果をただ本店が見れるだけというのと、支店が本店に報告をしなければならないというのでは、本店の支店に対する管理の度合いはかなり違うように思います。本店集中計算制度の方がより支店管理が効いているということですね。

      弥生会計は本支店会計には対応していなかったように記憶しています。本店と支店のそれぞれで別々に記帳を行ったあとに本店にデータを送るという形で処理できるかと思います。

      実務では使われていますが、ソフトの方の対応が遅れているといった状況だと思います。

      • みかん より:

        お答えありがとうございます。
        すみませんがわからないことがありますのでもう一度質問させて下さい。

        >「支店Aの仕訳を求められる」ということは「支店Aが行った取引の仕訳を本店で記帳する」ということです

        支店Bは支店Aの広告宣伝費100円を支払った。
        上記の問題の場合検定試験では
        本店:支店A100 支店B100
        支店B:本店100  現金100
        支店A:広告宣伝費100 本店100
        の3通りの仕訳がでてきますが、上記の3つの仕訳を本店の帳簿に記帳するということなのでしょうか?

        ・ソフトが追いついていない部分に関しては人間が行なっているのですね。それかもっと高価なソフトで行なっているのですね。

        すみませんがよろしくお願いします。

        • dokuboki より:

          もしかすると「本店集中会計制度」と「本店集中計算制度」が混同されてしまっているかもしれません。

          ・本店集中会計制度…本店と支店を一つのものとして本店のみで帳簿をつける
          ・支店独立会計制度…本店と支店を別個のものとして本店と支店のそれぞれで帳簿をつける

          本店集中会計制度は帳簿が本店にしかないため、本店勘定も支店勘定も出てきません。本店と支店の取引は内部で移動しただけなので仕訳は切らず、外部との取引は通常と同様に仕訳を切ります。

          支店独立会計制度は本店勘定と支店勘定が出てきます。簿記で学習する、いわゆる「本支店会計」です。この支店独立会計制度を採用した場合で、支店が2つ以上ある場合は「支店分散計算制度」か「本店集中計算制度」を選択します。

          支店分散計算制度…支店相互の取引を支店勘定のみで記帳
          本店集中計算制度…支店相互の取引を本店を通して取引したものとして処理

          どちらかを選択することになります。

          よって「支店Bは支店Aの広告宣伝費100円を現金で支払った」場合は、

          ・本店集中会計制度の場合
          本店:(借)広告宣伝費 100/(貸)現金 100
          支店B:帳簿なし
          支店A:帳簿なし

          ・支店独立計算制度(本店集中計算制度)の場合
          本店:仕訳なし
          支店B:(借)支店A 100/ (貸)現金 100
          支店A:(借)広告宣伝費 100/(貸)支店B 100

          ・支店独立計算制度(支店分散計算制度)の場合
          本店:(借)支店A 100/(貸)支店B 100
          支店B:(借)本店 100/ (貸)現金 100
          支店A:(借)広告宣伝費 100/(貸)本店 100

          ということになります。

          • みかん より:

            お答えありがとうございます。
            理解できました。

            >もしかすると「本店集中会計制度」と「本店集中計算制度」が混同されてしまっているかもしれません。

            おっしゃる通りでした。2種類存在することにすら気が付いていませんでした。どおりでいろいろ読んでもスッキリしなかったわけです。

            この度はいろいろと教えていただきありがとうございました。

            • dokuboki より:

              いえいえ。解決できてよかったです。GW中にも関わらず熱心な学習、素晴らしいと思います。

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