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割引と値引きと値下げの違い【簿記】

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  • 簿記を勉強していると割引と値引きと値下げが出てくるんだけど……
  • 割引と値引きと値下げの違いが分からない
  • 割引と値引きと値下げについて教えて!

簿記を勉強していると割引と値引きと値下げが出てきますが、簿記で使う割引・値引き・値下げという言葉と日常会話で使う割引・値引き・値下げという言葉の意味が違うので、混乱してしまう方が非常に多いです。

私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。もちろん簿記で使う割引・値引き・値下げについても熟知しています。

この記事では簿記における割引・値引き・値下げの違いについて解説します。

この記事を読めば簿記2級や簿記1級で割引や値引きや値下げという言葉が出てきても自信を持って解答することができます。

結論を言うと、割引は代金の早期決済による利息の減額です。値引きは売買が成立したあとに商品の欠陥などが原因で商品代金を下げること、値下げは売れ残った商品を売り切るために商品代金を下げることです。

この記事では割引と値引きと値下げの違いについて解説します。

割引そのものについては「割引とは【仕訳と勘定科目をわかりやすく】」で、値引きについては「三分法での返品と値引きの仕訳【仕入帳や売上帳も】」で詳しく解説しています。

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値引きと値下げの違い:値引きは売買後の減額、値下げは売買前の減額

値引きという言葉は簿記3級で「仕入値引」「売上値引」という言葉で出てきます。商品代金を下げることです。

値引きは現在、日商簿記の試験範囲からは外れています。しかし、値下げや割引との違いを理解するためにも勉強することをおすすめします。

対して値下げという言葉は簿記1級の売価還元法で出てきます。値下げも値引きと同じく商品代金を下げることです。

違いは商品代金を下げるタイミングです。値引きは売買が成立したあとに商品の欠陥などが原因で商品代金を減額することです。

対して値下げは売れ残った商品を売り切るために商品代金を減額することです。値下げは売買が成立する前の商品代金の減額です。

一般に「3割引」という場合、簿記では値下げにあたります。

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値引きとよく似たものに「割戻し」というものもあります。割戻しは「多額・多量の取引における売上代金の減額」です。

割戻しについては「割戻しとは【仕訳と勘定科目をわかりやすく】」で詳しく解説しています。

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割引と値引き・値下げの違い:割引は利息の減額、値引き・値下げは商品代金の減額

割引は値引きや値下げと本質的に異なります。割引は代金の早期決済による利息の減額だからです。

割引は仕入や売上から直接減額するのではなく、仕入割引は営業外収益、売上割引は営業外費用として計上します。

世間一般で割引というときとは意味が大きく異なるので注意が必要です。

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【まとめ】割引と値引き・値下げの違い

簿記における割引と値引きと値下げの違いをまとめると次のようになります。

  • 割引:代金の早期決済による利息の減額
  • 値引き:売買成立における商品の欠陥などが原因による商品代金の減額
  • 値下げ:売買成立における売れ残った商品を売り切るための商品代金の減額
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