仕訳を勉強していくときに意識すべき2つのこと

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。

仕訳の勉強が、簿記の勉強の中心になります。この記事では仕訳を勉強していくときに意識すべきことについてお伝えします。

仕訳を丸暗記しないこと

ときどき仕訳を丸暗記してしまう人がいます。確かにそれで全てを暗記すれば合格できるかもしれません。しかし、合格できるのは簿記3級まででしょうし、何より勉強そのものが効率的ではありません。楽しくもないでしょう。

効率的に楽しく仕訳の学習をしていくために次の2つを注意しましょう。

  • 取引を具体的にイメージする
  • 仕訳の意味を考える

取引を具体的にイメージする

取引を具体的にイメージすることで仕訳の理解も深まります。取引を具体的にイメージできないのに仕訳を理解することはできません。

簿記を勉強している人が難しいと思っている論点のほとんどが、取引そのものが複雑だったり取引になじみがなかったりしてイメージしづらいところなのです。

取引を具体的にイメージしましょう。このサイトでもできるだけ実際の取引がよく分かるように解説していきます。

仕訳の意味を考える

仕訳には必ず意味があります。全く意味がない仕訳など存在しません。全く意味がない仕訳なら切らないからです。勉強しているときに出てきた仕訳の意味を考えましょう

  • なぜこのように仕訳を切るんだろう?
  • このような仕訳ではなぜダメなんだろう?
  • なぜこの金額はこうなるんだろう?
  • この金額ではなぜダメなんだろう?

このように考えてください。そして理解してから暗記していくのです。理解していないものを暗記してもすぐ忘れます。しかも覚えづらいです。これでは確実に合格は遠のいてしまいます。

『取引を具体的にイメージ→仕訳を理解→仕訳を暗記』という流れで仕訳を勉強していくとスムーズに合格できます

期中仕訳と決算整理仕訳をきちんと区別すること

簿記を勉強していくときに意識してほしいことがあります。それは、期中仕訳と決算整理仕訳をきちんと区別することです。切っている仕訳は期中での仕訳なのか、決算整理仕訳なのかをきちんと意識しながら勉強してください。

期中仕訳と決算整理仕訳がごちゃごちゃになると簿記の問題を解くときに頭が混乱してしまいます。決算整理前残高試算表の金額を求める問題が出題されたときに、どの仕訳をきっていいのか分からなくなってしまうのです。

また、その勘定科目が簿記一巡の手続きの中でどのように流れているのかイメージできなくなります。切っている仕訳は期中での仕訳なのか、決算整理仕訳なのかをきちんと意識しながら勉強することが重要です。

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“仕訳を勉強していくときに意識すべき2つのこと” への14件のフィードバック

  1. みかん より:

    ■工業簿記について教えて下さい。

    こんばんは、いつもお世話になっております。
    工業簿記について教えて下さい。

    質問①
    工業簿記には完全工業簿記(日商で習うもの)の他に商的工業簿記(不完全工業簿記)というものがあるとテキストに書かれているのですが、その説明に原価計算を採用していないと書かれているのですが、原価計算をおこなわずにどのように損益計算書の売上原価を計算するのかがわらないので教えて下さい。

    質問②
    いままで工業簿記=原価計算のようなイメージで学習してきて、検定試験でも例えば部門別計算のところなど計算ができて、数字が出せれば正解のようなイメージがあったのですが、詳しく書かれているテキストをみると

    第一次集計の仕訳
    切削部費1,000  製造間接費5,000
    組立部費15,00
    動力部費1,200
    修繕部費1,300

    のような仕訳が書かれていて今まで見ていたテキストとの違いに戸惑ったのですが、このような原価計算時の仕訳も商業簿記の仕訳のように仕訳帳に漏れなく記帳しなければならないものなのでしょうか?
    検定試験では費目別計算以外は計算が論点となっていることが多く、原価計算時の仕訳けの存在と財務諸表とのつながりがよくわからないので教えて下さい。

    すみませんが、よろしくお願いします。

    • dokuboki より:

      質問1について

      商的工業簿記では、

      売上原価=期首材料など+期首仕掛品+期首製品+当期製造費用-期末材料など-期末仕掛品-期末製品

      で求めます。商業簿記での

      売上原価=期首商品+当期仕入-期末商品

      と考え方は同じです。

      質問2について

      >原価計算時の仕訳も商業簿記の仕訳のように仕訳帳に漏れなく記帳しなければならないものなのでしょうか?

      実務上はともかく理論的には工業簿記も商業簿記を同じように仕訳をきちんと切ります。仕訳→財務諸表の流れも商業簿記と同じです。

      ちなみに、実務でどこまで工業簿記の仕訳を切るのかはその企業の規模によります。その企業ごとに違うのが現実だと思います。

      • みかん より:

        お答えありがとうございます。
        今一つスッキリしないのでもう一度教えて下さい。

        総合原価計算において

        期首仕掛品原価+当期製品製造原価ー期末仕掛品原価=当期完成品原価

        期首製品原価+当期完成品原価ー期末製品原価=売上原価

        というふうに求めています。こちらは総合原価計算とあるように原価計算として扱っています。

        ここで疑問なのですが

        商的工業簿記の
        売上原価=期首材料など+期首仕掛品+期首製品+当期製造費用-期末材料など-期末仕掛品-期末製品

        この求め方と同じように思うのですが片方は原価計算と言われ片方は原価計算でないといわれているのはなぜなのでしょうか?

        すみませんがもう一度お願いいたします。

        • dokuboki より:

          一番商的工業簿記に近い実際原価計算と比較してご説明します。

          確かに売上原価を求める計算式としては似ているのですが、実際原価計算はきちんと完成品原価や単位原価を求めます。

          それに対して、商的工業簿記は完成品原価や単位原価は求めません。また、ほとんどの場合において継続記録法は使わず、実地棚卸法だけで期末の数量を求めます。そのため棚卸減耗などを把握することができません。

          商的工業簿記は実際原価計算の簡易版であるため、

          ・原価が把握できない(完成品原価、単位原価ともに)
          ・棚卸減耗が把握できない
          ・期中に黒字なのか赤字なのか把握できない

          といった欠点があります。

          • みかん より:

            教えていただきありがとうございました。

            お礼が遅れてすみませんでした。
            勉強不足を感じたので基本に立ち返って勉強していました。そのおかげてリョウさんのおっしゃっていることがわかりました。

            商的工業会計では
            ①「売上原価=期首繰越高+当期仕入高-期末残高」 のみによって計算するため棚卸減耗費がわからない。

            ②上記①で全体の売上原価を求める事はできるが、製品別の売上原価は不明である。
            完成品原価も計算していないのでわからない。

            ③ 商的工業会計では期末棚卸高が分からないと、原価を計算できないため、期中には損益を計算できない。

            理解できてスッキリしました。

            いつもありがとうございます。
            今後ともよろしくお願いします。

            • dokuboki より:

              基本に立ち返っての勉強はすばらしいですね。これからも基本に不安を感じたらすぐに戻ると実力が伸びていきます。

              もう年末ですね。来年も簿記の勉強がんばっていきましょう。

  2. みかん より:

    ■こんばんは

    いつもお世話になっております

    工業簿記について教えて下さい

    ●標準原価計算でパーシャルプラン(仕掛品勘定で原価差異が把握されるもの)とシングルプラン(費目別の諸勘定で原価差異が把握されるもの)があります。このことについては理解しているつもりです。

    シングルプランの場合
    直接材料費差異100 材料100
    直接労務費差異100 賃金給料100
    製造間接費差異100 製造間接費100

    パーシャルプランの場合
    直接材料費差異100 仕掛品100
    直接労務費差異100 仕掛品100
    製造間接費差異100 仕掛品100

    のような仕訳になります。

    ●別の話になるのですが費目別計算の材料費の予定消費価格を使用して実際の消費量との差異をだすときの仕訳を考えてみると

    材料消費価格差異100 材料100

    のような仕訳になります。これは標準原価計算でいうところのシングルプランの考え方と同じだと思うのですが(消費した材料を実際のものを使っているか標準のものを使っているかの違いがあることはわかっています)、ここではパーシャルプランのような考え方もあってもいいように思うのですが、何故こちらはシングルプランの考え方のみなのでしょうか?

    すみませんが教えて下さい。
    よろしくお願いします。

    • dokuboki より:

      パーシャルプランとシングルプランを比べた場合、シングルプランの方が優れた方法だといえます。

      パーシャルプランは製品単位での原価差額までしか把握できないのに対し、シングルプランは個々の材料や直接労務費などの単位で原価差額が把握できるからです。

      しかし、シングルプランの方が高いレベルでの管理体制が必要です。小規模な工場などでいきなりシングルプランで原価差額を把握するのはかなり難しいと言えます。

      このような前提を踏まえてパーシャルプランを使うかシングルプランを使うかを決めます。

      それに対して「費目別計算の材料費の予定消費価格を使用して実際の消費量との差異をだす」場合にはシングルプランに必要な高いレベルでの管理体制が必要ありません。そのためパーシャルプランを使う意味がないのです。

      このように考えていただければいいかと思います。

      • みかん より:

        おこたえありがとうございます。
        もう少し質問させて下さい。

        >パーシャルプランは製品単位での原価差額までしか把握できないのに対し、シングルプランは個々の材料や直接労務費などの単位で原価差額が把握できるからです。

        この説明はいろいろなテキストに書いてあるのですがあまり詳しくは書かれていないのですが、以下のような考え方でいいでしょうか?

        パーシャルプランの場合
        材料だけで(A材料とB材料で一つの製品を作るとする)考えるとA材料、B材料の両方を合わせたものに対して標準直接材料費を設定(仮に500円)するため製品単位での原価差額までしか把握できない。

        シングルプランの場合
        材料だけで(A材料とB材料で一つの製品を作るとする)考えるとA材料に対して標準直接材料費を設定(仮に600円)、B材料に対して標準直接材料費を設定(仮に400円)してあるので材料単位での原価差額が把握できる。

        といった考え方であっているでしょうか?

        >「費目別計算の材料費の予定消費価格を使用して実際の消費量との差異をだす」場合にはシングルプランに必要な高いレベルでの管理体制が必要ありません。

        これは標準原価が科学的管理によるものに対し予定消費価格はあくまで予定といったレベルのものであるということから高いレベルでの管理体制が必要でないという意味でしょうか?

        すみませんが、考え方があっているか見て下さい。よろしくお願いします。

        • dokuboki より:

          パーシャルプランは仕掛品勘定の借方と貸方の差額で原価差額を把握します。そのため、材料費や直接労務費などの個別での把握ができないということになります。

          要するに仕掛品という勘定は全て混ざってしまっているので原価差額も混ざって求まるということですね。

          >標準原価が科学的管理によるものに対し予定消費価格はあくまで予定といったレベルのものであるということから高いレベルでの管理体制が必要でないという意味でしょうか?

          そのような理解で特に問題はないと思います。予定価格については合理的な金額を決定するのに特に高い管理レベルは不要です。過去○ヶ月の平均とかでも特に問題ないです。

          ちなみに標準原価計算(シングルプラン)については数量や作業時間など能率についても標準を定めなければならないです。能率について標準を定めるためには高い管理レベルが必要になります。

          • みかん より:

            お答えありがとうございます。

            シングルプランの考え方はあっていたと言うことでよかったですか?材料Aと材料Bの2種類の原価差額が把握できるという考え方であっていたでしょうか?。

            すみませんが、パーシャルプランのほうがいまだにスッキリしません。そもそも私の持っている2つのテキストの図自体が2種類あるので、なおさらもやもやしています。本日本屋に行っていろいろみていたのですが、書き方はやはり2通りあるようです。
            私のブログの標準原価計算という記事を読んでもらえないでしょうか?

            よろしくお願いします。

            • dokuboki より:

              みかんさんのブログに回答を書きました。前回のブログの私の回答は正確さよりも分かりやすさを重視した(つもり)ので、正確ではありません。

              一度忘れて今回の回答を読んだ方が分かりやすいかと思います。

              • みかん より:

                お答えありがとうございました。

                理解できたように思います。
                カレーでイメージしてみました。

                パーシャルプランの場合
                仕掛品勘定で直接材料費差異、直接労務費差異、製造間接費差異を求めるので月末に原価差異を求めることになる。
                カレーの材料だけで考えると当月の生産実績が
                人参300Kg、ジャガイモ600Kg、カレーのルー3,000kgだとしたら月末に直接材料費(人参)差異、直接材料費(ジャガイモ)差異、直接材料費(カレーのルー)差異がわかる。

                シングルプランの場合
                材料、賃金給料、製造間接費勘定で直接材料費差異、直接労務費差異、製造間接費差異を求めるので材料、労務費、経費を投入するごとに原価差異を求めることができる。
                カレーの材料だけで考えると現時点での生産実績が人参3Kg、ジャガイモ6Kg、カレーのルー30kgだとしたら現時点での直接材料費(人参)差異、直接材料費(ジャガイモ)差異、直接材料費(カレーのルー)差異がわかる。

                つまり標準原価カードはパーシャルプランでもシングルプランでも同じものを使用しており、原価差異分析もどちらでもおこなえる。
                違う点は原価差異を把握するタイミングが月末なのか、いつでもおこなえるのかの違いですね。

                このたびはいろいろ教えていただきありがとうございました。

                • dokuboki より:

                  そのようなイメージでいいと思います。余計な混乱をさせてしまい、申し訳なかったです。

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