商品棚卸の実務

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記検定では商品の棚卸は資料で与えられています。なので問題を解くのはそれほど大変ではないのですが、実際の棚卸しの作業はかなり大変です。この記事では商品棚卸の実務ついて解説します。

商品棚卸の大変さ

商品の棚卸は非常に大変です。通常の小売業は商品の種類が数十から数百あります。商品ごとに棚卸表を作るのですが、その棚卸表だけでもかなりの枚数になります。

商品に関しては商品有高帳を原則としてつけているので、帳簿残高はすぐに分かります(売価還元法という簿記1級で学習する記帳方法を採用している場合は商品有高帳をつけていないこともあります。)。

その帳簿残高と、実際の商品の数量が合っているのかを一つ一つ確認します。また、「商品の劣化」や「需給による 価格の低下」などが起こっていないかも一つ一つチェックします。

商品棚卸は決算日に行わない?

学習簿記では商品棚卸は決算日に行うことになっていますが、大企業の全ての店舗で、決算日に同時に棚卸を行うことは現実的に不可能です。

また、商品棚卸は商品の数を数えたり重さをはかったり、また評価損を計算したりすることが必要で、誰にでもできる仕事ではありません。

そこで、大企業の場合は決算日よりも前に棚卸を行うことになります。専門の担当者が各地の店舗を回って棚卸をするのです。

この方法の場合、商品棚卸の日から決算日までに起こる棚卸減耗や商品評価損は無視することになりますが、1年に1回商品棚卸が行われれば理論上は問題がないと言えます(1年分の棚卸減耗や商品評価損が計上されるからです)。

商品棚卸の実務上の注意点

未着品積送品なども期末棚卸高に含めなければならない点に注意が必要です(これは学習簿記と同じです。)。未着品や積送品は現物がないので帳簿の残高を計上することになります。

また、期末間際の仕入や売上は計上漏れが起こりやすいので注意が必要です。計上漏れが起こってしまうと利益や課税所得が変わってくるので、会計的にも税務的にも大きな問題になってしまいます。

このように、実際の商品棚卸は大変です。商品棚卸を具体的にイメージしてみると簿記の実務がイメージしやすいと思います。

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