貸借対照表と損益計算書の関係と一般的な形式

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では貸借対照表と損益計算書の関係と一般的な形式についてお伝えします。

貸借対照表と損益計算書の関係

貸借対照表と損益計算書の関係には次の2つの説があります。

  • 損益計算書が中心で、貸借対照表は損益計算書を適正に表示するためにあるという考え方
  • 貸借対照表が中心で、損益計算書は貸借対照表の「繰越利益剰余金の増加額」の内訳を示すものであるという考え方

どちらが正解ということではなく、どちらも一理あり、どちらも正解だと個人的には考えています。根拠は次の2つです。

  • 財務諸表の作成の流れ
  • 企業会計原則の記述

財務諸表の作成の流れ

財務諸表を作成するとき、決算整理後残高試算表から貸借対照表と損益計算書を作ります。ほぼ同時に完成することから考えると、どちらが主でどちらが従という関係はないと考えられます。

企業会計原則の記述

企業会計原則では「財政状態及び経営成績」という書き方がされています。逆はありません。財政状態を表すのが貸借対照表、経営成績を表すのが損益計算書だと考えると、「貸借対照表→損益計算書」という順序になっていると考えられます。

ですが、企業会計原則は「損益計算書原則→貸借対照表原則」という順番になっています。

このように順番に一貫性がないのです。これは「故意に」行っていると考えるべきでしょう。企業会計原則を作成する立場にあるような人が何の意図もなく一貫性を持たせないとは考えにくいです。

このように考えると、貸借対照表と損益計算書に主従関係はない、つまり、冒頭の2つの考え方はどちらも正解であると考えるべきだと思います。あくまでも個人的な見解ですが、そう思います。

貸借対照表と損益計算書の一般的な形式

財務諸表の形式として、貸借対照表、損益計算書それぞれに勘定式と報告式があります。

貸借対照表は勘定式が一般的

実務では貸借対照表は勘定式が一般的です。報告式は借方と貸方を縦に並べるのですが、これでは縦に多くのスペースが必要だからです。勘定式は借方と貸方を左右に並べるので縦のスペースがそれほど必要ありません。

貸借対照表(勘定式)

損益計算書は報告式が一般的

実務では損益計算書は報告式が一般的です。「営業損益計算の区分」「経常損益計算の区分」「純損益計算の区分」に分けるには報告式の方が適切だからです。

ちなみに、勘定式は分かりづらいと一般的に言われますが、個人的にはそうは思いません。勘定式で分からない人はおそらく報告式でも分からないと感じています。

損益計算書(勘定式)
損益計算書(報告式)

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