三分法の取引と仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では簿記3級で出てくる商品売買の記帳方法である三分法について解説します。

商品売買の記帳方法

商品売買について、簿記ではたくさんの記帳方法があります。二分法・三分法・五分法・七分法・九分法、売上原価対立法、分記法、総記法など、ぱっと思いつくだけでこれだけあります。

しかし、簿記3級で出題されるのは三分法のみです。

商品売買の記帳方法の学習の流れ

実務での記帳方法の選択は任意

実務上どの記帳方法を選択するかは企業に任せられています。現実には、適していない記帳方法で帳簿をつけるのは大変なため、取引の実態に適した方法が選択されています。

商品売買の記帳方法の中で、最も色々な業種・業態に使えるのが三分法です。最も使われている記帳方法だから、簿記3級で出題されるのです。

商品販売の取引を三分法で行う理由

三分法で使われる勘定科目

三分法では、商品売買取引を3つの勘定科目で表します(だから三分法という名前になっています)。その3つの勘定科目とは、『繰越商品』『仕入』『売上』です。『繰越商品』『仕入』『売上』の勘定科目を使って商品売買の仕訳を切るのです。

繰越商品

繰越商品勘定は資産の勘定です。金額は原価で記入します。繰越商品勘定は前期から在庫を繰り越してきた場合、次期に在庫として繰り越す場合に使います。

逆に言えば、期中に仕入れた商品に対しては使いません。つまり、繰越商品という勘定科目で仕訳を切るのは決算のときだけになるということです。

仕入

仕入勘定は費用の勘定です。金額は原価で記入します。仕入勘定は期中に商品を仕入れたときに使います

全く同じ商品でも前期からの繰り越しや次期への繰り越しの場合には繰越商品という資産勘定が使われ、期中の仕入れの場合は仕入という費用勘定が使われるということになります。

商品の仕入の取引と仕訳

「当社はA商店から商品50,000円分を現金で仕入れた」場合の仕訳を考えてみましょう。

まず現金を相手に支払うので現金が減ります。現金は資産なので資産の減少になり、貸方に記入します。『(貸)現金50,000』となります。

次は借方です。この場合、借方で使われるのは費用勘定である『仕入』になります。よって『(借)仕入50.000』となります。

まとめると、次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
仕入 50,000 現金 50,000

ちなみに、貸方は現金以外の場合もいろいろなパターンがあります。掛で買ったら買掛金、小切手を振り出したら当座預金などです。

売上

売上勘定は収益の勘定です。期中に商品を売り上げたときに使います。金額は売価で記帳します。

繰越商品勘定と仕入勘定は原価で記帳しますが、売上勘定は売価で記帳します。こうすることで、『売価-原価=利益』という形で利益を計算するのです。

商品の売上の取引と仕訳

「当社はB商店に商品80,000円分を現金で売上げた」場合の仕訳を考えてみましょう。

まず現金を受け取るので現金が増えます。現金は資産なので資産の増加になり、借方に記入します。『(借)現金80,000』となります。

次は貸方です。この場合貸方で使われるのは収益勘定である『売上』になります。よって『(貸)売上80,000』です。

まとめると、次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
現金 80,000 売上 80,000

ちなみに、この場合も借方は現金以外の場合もいろいろなパターンがあります。掛で売ったら売掛金などです。

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