【簿記】旅費交通費の仕訳

スポンサーリンク
  • 簿記を勉強していると旅費交通費っていう勘定科目が出てきたんだけど……
  • どういった取引を旅費交通費で処理したらいいのか分からない
  • 旅費交通費について教えて!

旅費交通費の問題ははかなり実務的なので、しっかりと取引をイメージして勉強する習慣をつけておかないと失点してしまうことが多いです。

私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。もちろん旅費交通費についても熟知しています。

この記事では簿記3級に合格するために必要な旅費交通費の知識について解説します。

この記事を読めば旅費交通費が簿記3級の試験で出題されても自信を持って解答できるようになります。

結論を言うと、旅費交通費は旅費と交通費に対して使う勘定科目です。電車代やバス代の移動にかかる費用だけでなく、宿泊費も含みます。もちろん費用のの勘定科目です。

スポンサーリンク

旅費交通費:旅費と交通費に対して使う勘定科目

得意先や仕入先に出向いたときにバスや電車を使うことがあります。このバス代や電車代を処理する勘定科目が旅費交通費です。

旅費交通費には移動にかかる費用だけでなく「駐車代」のような費用も含みます。

また、出張などを行った場合にはバス代や電車代だけでなく宿泊代もかかりますが、宿泊代も旅費交通費に含みます。

バス代や電車代などの純粋な交通費を「交通費」、宿泊代などを「出張費」と区別する企業もありますが、一般的にはまとめて「旅費交通費」として処理します。

スポンサーリンク

旅費交通費と間違えやすい取引

旅費交通費は原則として社内の人間に対して支払った場合に使う勘定科目です。次のような形で交通費を支払った場合は旅費交通費という勘定科目は使いません。

パーティーに取引先を招待したときに取引先に支払った交通費:交際費

パーティーに取引先を招待したときに、取引先に交通費を支払うことがあります。このときに支払った交通費は「交際費」として処理します。

交際費とは「取引先との関係を良好に保つための費用」です。

取引先に会議の出席をお願いしたときに支払った交通費:会議費

販売会議などでは得意先などの意見を聞いたり、得意先に協力をお願いしたりする必要がある場合があります。こういった場合には得意先に会議への出席をお願いしますが、たいてい交通費を支払います。

この交通費は「会議費」として処理します。

新商品のプレゼンに取引先を招待したときに支払った交通費:広告宣伝費

新商品のお披露目のときに、得意先などを招待してプレゼンを行うことがあります。こういった場合に支払った交通費は「広告宣伝費」となります。

広告宣伝費とは「企業や商品を知ってもらうための費用」です。

勘定科目を考えるときには目的が重要です。詳しくは「取引の目的と使われる勘定科目の関係」をご覧ください。

スポンサーリンク

旅費交通費の仕訳

電車代を支払った

例題

得意先への訪問の目的で、電車代10,000円を現金で支払った。

この例題の仕訳を考えてみましょう。

旅費交通費という費用が10,000円発生しているので、『(借)旅費交通費10,000』となります。また、現金で支払っているので、『(貸)現金10,000』となります。

まとめると次のようになります。

借方金額貸方金額
旅費交通費10,000現金10,000
スポンサーリンク

旅費交通費の領収書は少額であればなくてもよい

実際に会社の経費として認めてもらうためには領収書などの証憑(しょうひょう)が必要です。しかし、タクシー代ならまだしも、バス代や電車代などで領収書をもらうのは現実的ではありません。

唯一の証拠である「切符」は回収されてしまいます。

Suicaなどを利用することもできますが、Suicaは駅構内での飲食など、電車代以外にも使えてしまうので確実な証憑というわけにもいきません。

こういった事情から、実務上は少額の交通費については証憑なしの自己申告で経費として認められています。会社への交通費申請書をそのまま証憑として利用します。

飛行機代や海外出張など高額な場合は、より厳密な事務手続きを行うのが一般的です。

スポンサーリンク

【まとめ】旅費交通費:旅費と交通費に対して使う勘定科目

旅費交通費は旅費と交通費に対して使う勘定科目です。旅費交通費には電車代やバス代の移動にかかる費用だけでなく、宿泊費も含みます。

パーティーに取引先を招待したときに取引先に支払った交通費は「交際費」を使います。取引先に会議の出席をお願いしたときに支払った交通費は「会議費」を使います。

新商品のプレゼンに取引先を招待したときに支払った交通費は「広告宣伝費」を使います。

簿記では目的が大切です。

関連記事
簿記3級
スポンサーリンク
スポンサーリンク
平野をフォローする
スポンサーリンク
暗記不要の簿記独学講座

コメント

タイトルとURLをコピーしました