決算振替仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。決算手続については決算手続でお伝えしました。この記事では、決算整理(修正)仕訳の後に行われる決算振替仕訳について解説します。

決算振替仕訳

決算振替仕訳は、決算整理(修正)仕訳が終わったあと、当期純利益(純損失)を計算するために行います。

具体的には次のような手順で行います。

  1. 全ての収益勘定残高を損益勘定へ振替える
  2. 全ての費用勘定残高を損益勘定へ振替える
  3. 損益勘定の差額を資本金勘定へ振替える

この結果、次のようになります。

  • 収益>費用であれば当期純利益
  • 収益<費用であれば当期純損失

ちなみに、資産・負債・資本の勘定では、貸借差額を残高が少ない側に赤で記入します。このときの勘定科目欄には「次期繰越」と記入します。また、借方・貸方の合計が一致していることを確認して帳簿を締切ります。

決算振替仕訳の具体例

決算整理後の各総勘定元帳

決算整理後の各勘定の総勘定元帳が次のようになったとします。

決算振替仕訳

この総勘定元帳を見ただけでは、いくら利益(損失)が出ているのかすぐには分かりません。そこで、決算振替仕訳を行います。

1.全ての収益勘定残高を損益勘定へ振替える

全ての収益勘定残高を損益勘定へ振替えます。この例では収益の勘定は売上しかないので、売上の勘定残高を損益勘定へ振替えます。

売上を損益に振替えるので、まず売上をなくします。『(借)売上800,000』となります。そして、売上と同額を損益に振替えるので、『(貸)損益800,000』となります。

まとめると次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
売上 800,000 損益 800,000

2.全ての費用勘定残高を損益勘定へ振替える

全ての費用勘定残高を損益勘定へ振替えます。この例では費用の勘定は仕入しかないので、仕入の勘定残高を損益勘定へ振替えます。仕入の勘定残高は「借方-貸方=450,000+50,000-70,000=430,000」となります。

仕入を損益に振替えるので、まず仕入をなくします。『(貸)仕入430,000』となります。そして、仕入と同額を損益に振替えるので、『(借)損益430,000』となります。

まとめると次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
損益 430,000 仕入 430,000

3.損益勘定の差額を資本金勘定へ振替える

1の仕訳である「(借)売上800,000/(貸)損益800,000」と2の仕訳である「(借)損益430,000/(貸)仕入430,000」の2つの仕訳を比べると、損益勘定は貸方が800,000、借方が430,000となり、貸方の方が「800,000-430,000=370,000」だけ多くなっています。

この多くなっている分を資本金勘定へ振替えます。

損益勘定の貸方残高370,000を振替えるので、『(借)損益370,000』となります。これで損益勘定はなくなります。

そして、損益と同額を資本金に振替えるので、『(貸)資本金370,000』となります。これで損益勘定残高が資本金勘定に加算されました。損益勘定残高は「収益-費用」であるため、利益を表します。つまり、当期の利益が資本金に加算されたということになります。

決算振替仕訳後の各勘定の総勘定元帳はこのようになります(資本金は700,000円の貸方残高ということにしています)。

決算振替仕訳

資産・負債・資本の勘定は、貸借差額を残高が少ない側に赤で記入します。このときの勘定科目欄には「次期繰越」と記入します。また、借方・貸方の合計が一致していることを確認して帳簿を締切ります。

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“決算振替仕訳” への2件のフィードバック

  1. ブロッコ・LEE より:

    決算振替仕訳後の各勘定の総勘定元帳で、なぜ資本金は700,000円の貸方残高ということにしなっているのでしょうか。

    ご多忙中、恐縮ですがおしえてください。

    • dokuboki より:

      ブロッコ・LEE 様

      コメントありがとうございます。ご返信遅くなってしまい申し訳ありません。

      資本金の金額についてですが、この金額はここにある情報からは分かりません。資本金が0だと体裁がよくないため金額を入れているだけだと考えてください。

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