受取手形記入帳における取引と仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では受取手形記入帳における取引と仕訳について解説します。

受取手形記入帳の出題パターン

受取手形記入帳は少々ほかの補助簿と出題のされ方が異なる場合があります。受取手形記入帳の記入内容を読み取って、仕訳をさせる形式で出題されることがあるのです。このような出題形式にも対応できるようにしておかなければなりません。

受取手形記入帳における取引と仕訳

受取手形記入帳のひな形は次のようになります。仕訳を切ることを意識しながら見てみるといいと思います。

受取手形記入帳※裏書譲渡は買掛金支払のために行われたものとする。

では、それぞれの日付の仕訳を考えてみましょう。

1.6月4日

摘要欄に売上とあることから、この手形は売上の対価として受け取ったと読み取れます。また、金額は100円です。よって『(貸)売上100』となります。借方は受取手形となります。

よって仕訳は次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
受取手形 100 売上 100

2.6月9日

摘要欄に売掛金とあることから、この手形は売掛金の代金として受け取ったと読み取れます。また、金額は300円です。よって『(貸)売掛金300』となります。

借方は受取手形です。約束手形であっても為替手形であっても、手形を受け取ればそれは手形債権の増加なので受取手形です(追記:為替手形は現在は簿記1級の試験範囲になっています)。

よって仕訳は次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
受取手形 300 売掛金 300

3.7月1日

てん末のところを見ると、受取手形がその後どのようになったかが分かります。『事の顛末は…』という場合の顛末(てん末)と同じ意味です。

てん末のところを見ると、摘要欄に裏書譲渡とあることから、この受取手形は期日前に裏書譲渡されたことが分かります。よって貸方は受取手形となります。金額も300円だと読み取れます。よって、『(貸)受取手形300』です。

次は借方です。この裏書譲渡は買掛金支払のために行われたと注意書きにあるので、借方は買掛金になります。ちなみに、この注意書きの内容は摘要に書き込まれることが多いです。金額は300円で問題ありません。『(借)買掛金300』となります。

よって仕訳は次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
買掛金 300 受取手形 300

4.7月3日

てん末のところを見ると、受取手形がその後どのようになったかが分かります。摘要欄に当座入金とあることから、この受取手形は無事に取立が完了したことが分かります。借方は当座預金となります。金額も100円だと読み取れます。よって、『(借)当座預金100』です。

次は貸方です。受取手形の取立てが完了したので、手形債権は消滅します。資産の減少は貸方に記入します。『(貸)受取手形100』となります。

よって仕訳は次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
当座預金 100 受取手形 100

受取手形記入帳の記入の仕方を理解することはもちろんですが、受取手形記入帳の記入内容から仕訳を切れるようにしておくことも重要です。

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