社債利息の受け取りの取引と仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事では社債利息の受け取りの取引と仕訳について解説します。

債券とは…

発行された債券を受け取ると同時に現金を渡し、満期時に債券を渡して現金を受け取ります。これが債券の取引です。この『債券』を『借用証書』に替えると貸付金と同じになります。本質的に、国債や社債などの債券を買うということはお金を貸し付けるということなのです。

お金を貸し付ければ利息を受け取れるように、国債や社債などの債権を保有している場合も利息を受け取ることができます。

社債利息の受け取りは現金

債券には利息の金額と支払期日が書かれた利札というものが何枚もついています。そして、支払期日を迎えた利札を金融機関などへ持っていくと現金に換えてもらうことができます。

支払期日到来済みの債券の利札は現金です(詳しくは簿記における現金をご覧下さい)。利札の支払期日が到来するということは現金を受け取るということになります。利札の支払期日の到来は『(借)現金×××』となります。

社債利息の受け取りは有価証券利息

貸方は有価証券利息という勘定を使って処理します。社債利息ではありません。社債利息は社債を発行した会社が使う勘定科目です。社債利息は費用の勘定になります。

また、受取利息でもありません。受取利息は貸付金から利息が発生したときに使用する勘定科目です(有価証券利息と受取利息の区別については勘定科目の考え方~有価証券利息と受取利息の区別などをご覧下さい)。

社債を保有している会社は社債利息ではなく有価証券利息という収益の勘定を使います

社債利息の受け取りの取引と仕訳

社債利息の受け取り

「A株式会社の社債額面総額1,000,000円(年利6%、利払日年2回)の利札が支払期日を迎えた」場合の仕訳を考えてみましょう。

利札の支払期日が到来したということは現金を手に入れたということです。『(借)現金×××』となります。

問題はその金額です。社債額面1,000,000円で年利が6%ということは、1年間に受け取る利息は1,000,000×6%で60,000円となります。利払日が年2回あるということは、半年ごとに利払日がくるということです。

この場合、利札には半年分の利息が記載されています。半年分の利息は60,000円÷2で30,000円となります。よって『(借)現金30,000』です。

貸方は有価証券利息になります。社債利息ではなく有価証券利息です。よって『(貸)有価証券利息30,000』となります。

まとめると次のようになります。

借方 金額 貸方 金額
現金 30,000 有価証券利息 30,000

社債の利息は月割り?日割り?

社債の利息の計算は、本来は日割りで計算すべきです(実務でも日割りです)。しかし、検定試験では月割りの方が多いです。

検定試験の場合は問題の指示が最優先です。問題文から日割りで計算すべきか月割りで計算すべきか判断するようにして下さい(日割計算については手形の割引の取引と仕訳をご覧下さい)。

ちなみに上記の仕訳例では、情報が少なすぎて日割りで計算することはできないので月割計算ということになります。

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