【独学可】日商簿記3級の難易度【簿記通信講座運営暦9年のプロが分析】

日商簿記3級
  • 日商簿記3級を受験しようと思ってるんだけど……
  • 日商簿記3級の難易度が分からない
  • 日商簿記3級に独学で合格できるか教えて!

「簿記3級難しすぎる」「簿記3級は1週間で受かる」など、色々な情報が流れていることもあり、日商簿記3級の難易度が分からないというケースは非常に多いです。

私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。日商簿記3級の難易度についてももちろん精通しています。

この記事では日商簿記3級の難易度と合格するために必要な勉強時間について解説します。

この記事を読めば日商簿記3級の合格は難しくないことが分かります。

結論を言うと、日商簿記3級は完全初心者が98時間程度勉強すれば2人に1人が合格できる試験で、きちんと勉強すればほぼ確実に合格できる試験です

日商簿記3級の難易度

日商簿記3級の難易度を考えるために、まずは商工会議所が公開してい難易度に関する情報について知っておきましょう。難易度に関する情報は次のとおりです。

  • 過去の試験における合格者の割合:40%~60%
  • 合格基準:70%
  • 試験時間:120分(2021年度からは60分)
  • 受験回数:6月、11月、2月の年3回

過去の試験における合格者の割合:40%~60%

過去の日商簿記3級試験では40%~60%の確率で合格しています。2人受験すれば1人合格できる試験です。受験者全体の半分よりも上位の実力があれば合格できるとも言えます。

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過去の合格者の割合については「簿記3級の合格率が低くても合格できる理由【知るだけで合格率UP】」で詳しくお伝えしています。

合格基準:7割得点できれば合格(絶対試験)

日商簿記3級は絶対評価の試験です。100点満点で70点以上取れば必ず合格できます。たとえ受験者全員のレベルが高く、全員が70点以上とった場合は全員が合格できます。

大学入試などの試験は合格できる人数が決まっている相対試験です。相対試験の場合は「上位○%」や「上位○人」といった形で合格が決まります。

絶対評価の試験は、きちんと合格できる実力をつければ必ず合格できます。

試験時間:2時間(実力があれば1時間以内に解答できる分量)

試験時間は2時間です。

2020年12月よりネット受験が開始されます。ネット受験では試験時間は60分です。通常の受験は2020年度までは120分、2021年度からはネット受験と同じ60分になります。詳しくは「日商簿記検定試験(2級・3級)へのネット試験方式の追加について」をご覧ください。

実力があれば全て解くのに1時間かからない分量です。時間に余裕があるので時間的な意味での難易度は低いです。

受験回数:年3回

日商簿記3級は年に3回受験するチャンスがあります。仮に50%の確率で合格できる実力をつけている場合、1年以内に合格できる可能性は87.5%になります。

3回とも不合格になる確率は0.5×0.5×0.5=0.125=12.5%だからです。3回とも不合格になる確率が12.5%なら、3回のうち1回でも合格できる確率は87.5%になります。

受験機会が多ければ多いほど1年で合格できる可能性は上がるので、そういった意味では合格を勝ち取りやすいと言えます。

日商簿記3級と「全経簿記」「全商簿記」との難易度比較

簿記検定には「日商簿記」以外にも「全経簿記」と「全商簿記」があります。私自身が解いた経験を始め、色々な簿記経験者と情報交換したところ、次の難易度順でほぼ確定しています。

  • 日商簿記3級は全経簿記2級より難しく、全経簿記1級より簡単
  • 日商簿記3級は全商簿記2級より難しく、全商簿記1級より簡単

不等号で表すと全経簿記1級>全商簿記1級>日商簿記3級>全経簿記2級>全商簿記2級となります。全員にあてはまるとはいいませんが、ほとんどの人には当てはまる順番です。

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日商簿記・全経簿記・全商簿記の難易度比較については「日商簿記・全経簿記・全商簿記の難易度比較【価値比較なら日商が最強】」で詳しく解説しています。

全経簿記1級の評価は日商簿記3級よりも低い

全経簿記1級は日商簿記3級よりも難易度が高いですが、社会的な評価は低いです。「全経」そのものの知名度が低く、「簿記検定=日商」というくらい日商の知名度が高いことが理由です。

全商簿記1級の評価は日商簿記3級よりも低い

全商簿記1級も日商簿記3級より難易度が高いですが、社会的な評価は低いです。「全商簿記」は商業高校の高校生簿記の勉強の進み具合を評価するためのものなので、社会人の能力評価としては見劣りします。

日商簿記3級は難易度が低いのに評価が高い

「全経簿記1級」や「全商簿記1級」よりも「日商簿記3級」を目指す方が「難易度が低いにも関わらず評価が高い」です。全経簿記1級や全商簿記1級を受験するより日商簿記3級を受験すべきです。

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転職に有利な簿記資格については「【実務未経験者向け】経理への転職に有利な資格3選+1」でまとめています。興味がある方はご覧ください。

日商簿記3級に合格するための勉強時間は約98時間(2~2.5ヶ月)

日商簿記3級の勉強時間の目安は「日商簿記3級合格レベルまでで約98時間(勉強期間:2~2.5ヶ月)」「日商簿記3級完璧レベルまでで約138時間(勉強期間:3~3.5ヶ月)」です。

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日商簿記3級の勉強時間については「【社会人向け】簿記3級の合格に必要な勉強時間【1ヶ月は無理?】」で詳しく解説しています。

日商簿記3級は独学でも合格できる

日商簿記3級の学習教材は独学に適した高品質なものが市販されているので独学が不利になることはありません。

独学が向いている人が独学で勉強するのであれば、独学が最も合格しやすいです。

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日商簿記3級の独学での勉強については「簿記3級の独学は難しい?1ヶ月は無理?【おすすめテキストも紹介】」で詳しく解説しています。

日商簿記3級は初心者が約98時間勉強すれば2人に1人が合格できる

日商簿記3級は「約98時間の勉強で2人に1人が受かる試験」です。しかし、全経簿記2級や全商簿記2級より難しく、これから始めるという入門的な級のわりには難易度が高いので、油断すると足をすくわれます。

とはいえ、きちんと合格できる実力をつければ必ず合格できる試験です。経理でも十分通用する資格なので履歴書にもきちんと書くことができます。

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日商簿記3級を履歴書への書き方については「簿記の履歴書への書き方【注意点は5つ | 書くのは何級から?】」で詳しく解説しています。

簿記の資格の中で日商簿記以外はほとんど評価されません。簿記入門者が受験する試験は日商簿記3級一択です。

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