【なぜ低い?】簿記2級の合格率の推移【対策あり】

日商簿記2級
  • 簿記2級の勉強をしようと思ってるんだけど……
  • 簿記2級の合格率がなぜこんなに低いのか分からない
  • 簿記2級に合格できる方法を教えて!

最近、簿記2級の範囲が大きく改定されたり、極端に難しい問題が出題されたりしています。こういった状況の中、簿記2級の合格率も大きく変動し、どうしらた合格できるか分からないというケースは非常に多いです。

私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。この経験から、簿記2級の合格率が低い理由も簿記3級に合格する方法もよく知っています。

この記事では簿記2級の合格率が低い理由について解説します。

この記事を読めば簿記2級に合格する方法が分かります。

結論を言うと、簿記2級の合格率は10%から30%で、徐々に下がってきています。しかし、簿記の実力しっかりとつけて試験にのぞめば確実に合格できる試験であることに変わりはありません

簿記2級の合格率は10%から30%

簿記2級の合格率はおよそ10%~30%です。

簿記2級の合格率は日商簿記の公式サイトによると次のようになっています。

日商簿記検定の第155回はコロナの影響で中止となり、第156回もコロナの影響で受験者数を大幅に減らしての開催となっています。明らかにイレギュラーな回なので、これらの試験は分析から外しています。

受験者数実受験者数合格者数合格率
第154回63,981名46,939名13,409名28.6%
第153回62,206名48,744名13,195名27.1%
第152回55,702名41,995名10,666名25.4%
第151回66,729名49,766名6,297名12.7%
第150回64,838名49,516名7,276名14.7%
第149回52,694名38,352名5,964名15.6%
第148回65,560名48,533名14,384名29.6%
第147回63,757名47,917名10,171名21.2%
第146回58,359名43,767名20,790名47.5%
第145回78,137名60,238名15,075名25.0%
第144回72,408名56,530名7,588名13.4%
第143回58,198名44,364名11,424名25.8%
第142回90,693名70,402名10,421名14.8%
第141回76,207名59,801名7,042名11.8%
第140回62,473名47,480名16,395名34.5%
第139回71,969名55,225名12,054名21.8%
第138回70,235名54,188名14,318名26.4%
第137回54,773名40,330名13,958名34.6%
第136回73,679名55,960名23,254名41.6%
第135回77,760名60,377名13,601名22.5%
平均67,017.9名51,021.2名12,364.1名24.73%
引用元:日商簿記の公式サイト

過去10回を見ると、最高の合格率が第146回の47.5%、最低の合格率が第151回の12.7%となっています。また、過去20回を見ると、最高の合格率が第146回の47.5%、最低が第141回の11.8%となっています。

過去20回のうち10%台が6回、20%台が10回、30%台が2回、40%台が2回となっていて、20回のうち16回が10%~30%の範囲内に収まっています。最後に30%を超えたのは第146回(2017年6月11日)で、現在(2020年11月30日)から数えて3年以上前です。

このように考えていくと、簿記2級の合格率は概ね10%~30%と言えます。

簿記2級の試験の合格率は下がってきている

簿記2級の試験の合格率は下がってきています。短期的な変動の影響を取り除くために6回(2年)平均で見ていきます。

合格率
第149回~第154回20.68%
第148回~第153回20.85%
第147回~第152回19.87%
第146回~第151回23.55%
第145回~第150回25.6%
第144回~第149回25.38%
第143回~第148回27.08%
第142回~第147回24.62%
第141回~第146回23.05%
第140回~第145回20.89%
第139回~第144回20.35%
第138回~第143回22.52%
第137回~第142回23.98%
第136回~第141回26.48%
第135回~第140回30.23%

第136回、第137回、第140回、第146回の合格率が30%を超えているため、この回が含まれているところだけ合格率が高めに出ている印象です。第147回以降、合格率は30%を超えていないこと、近年は20%前後の合格率であることを考えると、合格率は下がってきていると言えます。

簿記2級の合格率が低い理由は「初出の問題に対応できていないから」

実際に問題を解きましたが、問題が難しくなっているという印象はありません。

確かに「151回第3問」と「153回第3問」は非常に難易度が高い問題でした。しかし、それ以外は特に問題が難しくなっている印象は受けません。

「151回第3問」と「153回第3問」以外の問題はかなり解きやすい問題だったので、この2回の合格率はそれほど下がっていません(第3問が0点でも受かります)。

つまり、問題が難しくなっているわけではないのに合格率が下がっているということになります。理由は、近年は過去に出題例がない問題を出題しているため、過去問練習を繰り返すだけの勉強をしてきた受験生が7割に届いていないからだと考えられます。

「過去に出題がない問題をあえて出題する」という傾向をわざわざ「過去問練習を繰り返すだけで合格できる試験に戻す」ということは考えにくいです。そのため、受験生が過去問中心の勉強を改めない限り、合格率も現在の水準が続くと考えられます。

逆に言うと、過去に出題例がない問題が出されても解答できるようにしておく、つまり、簿記の実力をしっかりとつけておけば合格率から受ける印象よりははるかに合格しやすいです

【まとめ】簿記2級の合格率は低いが、がんばれば合格できる試験である

簿記2級の合格率はおよそ10%~30%です。近年は合格率が下がってきています。しかし、合格率が下がっている理由は、問題が難しくなっているからではなく、過去に出題例がない問題が出題されることが多いからです。

過去に出題された問題に対応するだけの勉強ではなく、初めて出された問題でもきちんと解答できるだけの実力をしっかりとつけておけば合格はそれほど難しくありません。

簿記3級よりは難しいですが、簿記の実力をしっかりとつけて試験にのぞめば合格できる試験であるといえます。

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