無意識でできるレベルまで持っていかなければならない理由

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記1級に合格するためには基本部分の仕訳は無意識レベルで切れるようにしておくことが必要です。ですが、本当に必要な理由が分かっていなければ無意識レベルに持っていく前にどうしても妥協してしまいます。

この記事では無意識レベルに持っていかなければならない理由についてお伝えします。

≫無意識レベルに持っていくことについては基本が完璧に身についた状態とは…を参考にして下さい。

人間の脳の構造から考える無意識レベルの重要性

人間の脳はパソコンのメモリのようなものです。そこで、人間の脳メモリが512MBだとしましょう。

基本問題がギリギリ解けるレベルの人と基本が完璧に身についた人がいたとします。基本問題がギリギリ解ける人は、その基本問題を解くのに500MBのメモリを使います。メモリの範囲内なので、解くことができます。

基本が完璧に身についた人は、その基本問題を無意識で解けます。使うメモリはせいぜい50MBです。当然余裕で解くことができます。

では、この2人がやや難しい問題、見たことがない問題を解くときにはどうなるでしょうか。

基本問題がギリギリ解ける人は、基本的な部分で500MBのメモリを使います。応用部分を考えるためにはさらなるメモリが必要ですが、残りは12MBしかありません。12MBでは考える余裕がなさすぎるため、この問題は解けないと感じるのです。

それに対して、基本が完璧に身についた人は、基本的な部分で50MBしかメモリを使いません。応用部分を考えるために、まだ462MB使えるのです。これだけ考える余裕があれば、この問題を解くことができるでしょう。

人間の脳はこのような構造になっているのです。例えば、次の状態もこの例があてはまると言えます。

  • 大勢の人の前で話すことに慣れている人は、話すこと自体はほぼ無意識でできるので、聴衆の様子を見ながら話すテンポなどを変えることができるが、慣れていない人は話すこと自体でギリギリなので、聴衆を見る余裕がない
  • ペーパードライバーは運転自体でギリギリなので運転中に話す余裕はないが、ベテランドライバーは運転しながら話すことができる
  • タッチタイピングの初心者は、正しく打つこと自体がギリギリなので、考えながらタイピングをすると思考が邪魔されるが、タッチタイピングの上級者は余裕で正しく打てるので思考が邪魔されない

難しい問題、見たこともない問題を解くときには、この余裕が重要なのです。

簿記3級では難しい問題はほとんどないため、基本が完璧でなくても解くことができます。しかし、基本が完璧でない状態で簿記1級に突入すると、簿記1級は難問が出題されるため、ここで苦労することになるのです。

無意識レベルまで持っていかなければ上のレベルのことが学べない

無意識レベルにまで持っていった場合にのみ、それが土台となり、その上に何かを積み上げることが許されるのです。

掛け算の「九九」を思い出してください。ほとんどの人は「九九」は無意識レベルにまで持っていけています。だからこそ2ケタの掛け算を学ぶことができるのです。

もし「九九」を考えなければ分からないレベルであったならば、2ケタの掛け算を勉強してもツライだけです。勉強もはかどらないでしょう。まずは掛け算の九九を完璧に無意識レベルでできるようにしなければなりません。簿記でも同じです。

勉強しても苦しいだけです。こういう方は、まず三分法、未着品売買、委託販売、試用販売、割賦販売をそれぞれ単独で無意識レベルに持っていかなければならないのです。

しかし、これら全てが混ざった難しい問題が解けないからといって、その難しい問題ばかりを解く人が多いです。これでは苦しいだけの勉強になってしまいます。

「基本を身につけている状態とは、全く考えずに無意識で解答できる状態である」ということを意識して基本を完璧に身につけていくことが大切です。

まとめ

  • 無意識レベルで完璧に身についているからこそ応用問題が解ける
  • 無意識レベルで完璧に身についているからこそさらに高度な内容を積み上げることができる

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