簿記の総合問題が解けなかったときに考えるべきこと

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。総合問題がスムーズに解けるのであれば問題ありません。しかし、総合問題がうまく解けない場合、対策が必要です。適切に原因を分析し、軌道修正していかなければなりません。

この記事では総合問題が解けなかったときに考えるべきことについてお伝えします。

総合問題が解けなかったときに考えるべきこと

総合問題が解けなかったときは次のように考えて下さい。

  • 仕訳問題が解けて総合問題が解けないということはありえない
  • 総合問題を解くのに必要な力は仕訳力と集計力

仕訳問題が解けて総合問題が解けないということはありえない

精算表や決算整理後残高試算表を作成するような問題が総合問題です。色々な論点が総合的に組み合わされているような問題です。

よく「仕訳問題は解けるけど総合問題が解けない」という相談を受けます。しかし、仕訳問題が解けて総合問題が解けないわけがないのです。

総合問題は仕訳問題の組み合わせです。どんなに量が多い問題も、どんなに複雑な問題も、全て仕訳が積み上がってできているのです。それなのに仕訳が切れて総合問題が解けないというのは本来であればありえません

総合問題を解くのに必要な力は仕訳力と集計力

総合問題は次の手順で解くことになります。

  1. 仕訳をきちんと切る(仕訳力)
  2. 切った仕訳をきちんと集計する(集計力)

もし本当に仕訳問題が解けるのであれば1はできているので2の練習をしっかり行えば総合問題は解けるということになります。しかし、総合問題が解けない方のほとんどは仕訳問題が解けると思っているだけで本当には解けていません。

無意識でできるレベルにまで持っていかなければならない理由でお伝えした例でいう「基本問題がギリギリ解ける」状態なのです。ギリギリ解けるという状態は「解ける」とは言えません。余裕で解ける状態に持っていって初めて「解ける」と言えます。

総合問題を解くには上記の2つの力が必要ですが、2の力は1の力があってはじめて必要になってきます。また、集計力は総合問題をある程度解けば比較的すぐに身につけることができます。

仕訳力を身につけることの方が圧倒的に大変なのです。

「仕訳問題は解けるけど総合問題が解けない」と思っている方は仕訳問題の方が本当に解けているか確認してみてください。仕訳力がないのに集計力ばかりつけようとしてもあまり実力は上がりません。

まずは仕訳の力を余裕で解ける状態まで持っていってから集計力をつけていくことが重要です。

総合問題が解けなかったら…

総合問題が思うように解けなかったら、その問題は必ず復習しなければなりません。そして、復習をするときには、その問題を解くときに必要な仕訳を全て紙に書き出します。その後、解説に書かれている仕訳と自分が書いた仕訳を見比べて下さい。

次のいずれかにあてはまると思います。

  1. 無意識レベルで正しい仕訳が切れていた場合
  2. 無意識レベルではないが正しい仕訳が切れていた場合
  3. 仕訳が間違っていたり、仕訳自体が切れなかった場合

それぞれ次のように考えて練習して下さい。

1.無意識レベルで正しい仕訳が切れていた場合

無意識レベルで正しい仕訳が切れていた場合、仕訳を切る力については問題ありません。あと必要な力は集計力だけなので、集計力ををつけるためにどんどん総合問題を解く練習をしてください。

2.無意識レベルではないが正しい仕訳が切れていた場合

無意識レベルではないが正しい仕訳が切れていた場合、仕訳を切る力がやや足りていません。仕訳を切る力をきちんと身につけるために仕訳問題をしっかり解いて仕訳力をつけていきましょう

集計力をつけるために総合問題を解く練習をしても構わないですが、仕訳力をつけることを重視してください。

3.仕訳が間違っていたり、仕訳自体が切れなかった場合

仕訳が間違っていたり、仕訳自体が切れなかった場合は、仕訳力が決定的に不足しています。まだ総合問題を解く段階には達していないと言えます。

まずは仕訳を切る力を徹底的に高めましょう。そして、仕訳を切る力に対して自信が持てるようになったら再度総合問題に挑戦してください

このように自己分析をしながら勉強を進めていくことで無駄なく実力をつけていくことができます。

まとめ

  • 総合問題が解けなかったら、まずは無意識レベルで仕訳が切れているかどうか確認する。
  • 無意識レベルで仕訳が切れていれば、集計力を高めるために総合問題の練習をする。
  • 無意識レベルで仕訳が切れていなければ、まず仕訳問題で仕訳力と高めて自信がついたら総合問題に改めて挑戦する。

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“簿記の総合問題が解けなかったときに考えるべきこと” への4件のフィードバック

  1. みんと より:

    基本が大事なのです
    リョウさん
    何度もわかって欲しいことは
    基本がとにかく大事なことですね。

    基本さえ身についていれば
    総合問題も解ける(埋まる)はずです。

    簿記は仕訳が大事であるとよくいいますが
    仕訳が切れる=基本なのですよね

    焦らず基本をマスターするために時間を割いて欲しいです。

    • admin より:

      コメントありがとうございます。

      本当におっしゃるとおりです。私のブログも基本をひたすらに重視して記事を作成しています。

      総合問題が解けなかったときに、「総合問題をもっと解かなければ…」ではなく「もっと基本を徹底しなければ…」と考える姿勢を大事にしてほしいと思っています。

  2. ゴンドラマスター より:

    予備校非公認テクニック『固定資産の買い換え』についてわたしなりのテクニックを紹介したいと思います

    古いものを『下取り』に出して新しいものに「買い換える」という仕訳ですが【難解仕訳】の一つに数えられています

    わたしのテクニックを使うとあまりにも簡単に仕訳ができてしまうのでどうして難しいの?みたいなことになります

    最初に古い固定資産を【貸方】に書きます。次に新しい固定資産を【借方】に書きます

    次に『減価償却累計額』を【借方】に書きます。さらに『減価償却費』があれば【借方】に書きます

    これまでは何も思考せずにロボット的に書いていきます

    そして古い固定資産から『減価償却累計額』や『減価償却費』を引いて《下取り価額》を差し引きます

    そうすると『固定資産売却損益』が出てきます

    残額が『未払い金』とか『現金』として【貸方】にきます

    たったこれだけのことなんです

    いまだに《買い換え仕訳》ができない人は使ってみてください

    (予備校では売却・購入の2つの仕訳を【合体】させてやる方法を教えてますが時間はかかるしゴチャマゼになるしわからなくなります)

    • admin より:

      コメントありがとうございます。

      固定資産の買い替えは複雑なので、やりこむ必要がありますが、基本をきちんと理解した後のルーティン化は大切ですね。私もゴンドラマスターさんと似た形で仕訳を切っています。

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