簿記の問題を速く解くためのたった一つの方法

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記3級に合格するだけならそれほど早く解答する必要はありません。しかし、簿記1級の合格を目指すには簿記3級の問題は遅くとも1時間以内、簿記2級の問題も遅くとも1時間30分以内で解く必要があります。

このスピードで解答するためには総合問題を試算表加工型で問題を解くのが必須ですが、それ以外にも早く解くために必要なことがあります。この記事では簿記の問題を早く解くための方法についてお伝えします。

≫試算表加工型については簿記検定で出題される総合問題の3つの解き方で詳しくお伝えしています。

簿記の問題を速く解くためのたった一つの方法

簿記の問題を早く解くための方法を考えるために、問題を解くのに時間がかかっているところを分析します。

時間がかかっているところは考えている時間

問題というのはおおむね次の手順で解きます。

 仕訳問題の場合

  1. 問題文を読む
  2. 仕訳を考えながら答案用紙に書く
  3. 使った勘定科目が選択肢にあるのか確認する

総合問題の場合

  1. 問題文を読む
  2. 仕訳を考えながら「仕訳型」「T字勘定型」「試算表加工型」の解法に従って処理をする
  3. 集計して解答用紙に記入する

仕訳問題の場合、かかる時間に差が出るのは2の「仕訳を考えながら答案用紙に書く」です。1と3では速く解ける人もそうではない人もかかる時間はほとんど同じです。

総合問題の場合でも、かかる時間に差が出るのは2の「仕訳を考えながら「仕訳型」「T字勘定型」「試算表加工型」の解法に従って処理をする」です。3でも電卓の技術によって多少の差が出ますが、2での差に比べれば小さいです。

≫総合問題を早く解くためには試算表加工型での解法で解くことが必須です。試算表加工型については簿記検定で出題される総合問題の3つの解き方で詳しくお伝えしています。

つまり、仕訳問題であっても総合問題であっても、速く解けるようにするためには仕訳を考える時間を減らす必要があるということです。

そのためにはいかに反射的に仕訳が浮かぶようにしておくかが重要です。また、仕訳を切る金額に計算が必要な場合、その計算も反射的にできる必要があります。そのためには取引を理解し、その取引を仕訳で表すスピードを上げておく必要があります。

 仕訳を考えるスピードを上げる方法

では、仕訳を考えるスピードを上げるためには何をすればいいのでしょうか。ここで重要なことは「仕訳を覚えてスピードをあげる」という対策をとらないことです。仕訳を覚えてスピードを上げようとすると、知らない仕訳が出た場合、手がでなくなります。

仕訳を考えるスピードを上げるためにすべきことは「ゆっくりを繰り返す」ことです。逆説的ではありますが、ゆっくり考えることを繰り返すことで自然と早くなります

ここは分かりづらいところなので具体例を使って考えてみましょう。「備品300,000円を現金で購入した」という取引をゆっくりと考えてみます。この取引をゆっくりと考えると次のようになります。

  1.  「現金で購入した」
  2. 現金という資産が減った
  3. 資産の減少は貸方に記入する
  4. 貸方に現金という資産を意味する「現金」という勘定科目を使う
  5. 金額は300,000
  1. 「備品を購入した」
  2. 備品という資産が増えた
  3. 資産の増加は借方に記入する
  4. 借方に備品という資産を意味する「備品」という勘定科目を使う
  5. 金額は300,000

最初はこのようにゆっくりと考えていきます。この練習を繰り返していくと、これらの段階のいくつかが考えるまでもなくなっていきます(覚えるのではありません。考えるまでもないということです)。

考えるまでもなくなっていくと最終的には次のようになるのではないでしょうか。

  1. 「現金300,000円で購入した」
  2. 貸方に現金300,000
  3. 「備品300,000円を購入した」
  4. 借方に備品300,000

これだけのプロセスで仕訳を切れるようになればスピードは相当に速くなっているはずです。覚えるのではなく、あくまでも練習を繰り返すことで思考のプロセスをショートカットするのです。

このような訓練を出てくる仕訳の全てで行っていくことで、解答スピードが速くなります。また、見たことがない取引であっても何とか仕訳を切れるようになっていきます。

まとめ

  • 問題を早く解くためには仕訳を考えるスピードを上げる必要がある。
  • 総合問題を早く解くためには試算表加工型で解答する。

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