簿記における3つのミスの原因とミスを減らす方法

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。日商簿記検定に合格するためにはミスを減らすことは重要な課題です。ミスをすればするほど失点し、合格点に届かない確率が高くなるからです。

そこで、この記事では簿記のミスを減らすためにやるべき行動についてお伝えします。

簿記における3つのミスの原因とミスを減らす方法

ミスをなくしていくためには、「ミスはなぜ起こるのか」つまりミスの原因について自分で知っておく必要があります。ミスの原因は大きくは次の3つに分かれます。

  • 理解不足
  • 注意不足
  • 反復不足

理解不足

「ミス=注意が散漫で集中できていない」と安易に考えてしまいがちですが、実はそうではないケースも多いです。ミスの原因で見落としてはならないのが「理解不足」です。

例えば次のミスを考えてみましょう。

1/2+1/3=2/5

もし、このような計算ミスを100回に1回でもしてしまった場合、これは注意力不足が原因ではありません。明らかに分数に対する理解が弱いことが原因です。このタイプのミスはたとえ100回に1回でも、1000回に1回でもしてしまった場合は理解を徹底すべきです。

注意不足

注意不足とは、「指示の見落とし」です。この「指示の見落とし」にもいくつかのパターンに分類できます。

  • その指示がなければ問題を解けないタイプの指示を見落とした場合
  • 本当はその指示がなければ問題は解けないけれど、たいていは指示が同じなので決め付けてしまった場合
  • 指示がなくても問題は解けるが、指示がある場合はその指示が優先となるような指示を見落とした場合

それぞれのパターンに対する対策は次の通りです。

その指示がなければ問題を解けないタイプの指示を見落とした場合

これは、「期中に取得した建物の減価償却費を計算する場合の、取得日の見落とし」などがあげられます。

本来であれば、取得日が分からなければ減価償却費は求められません。それを、取得日を見落とし、1年分の減価償却費を計上して間違えてしまった場合、減価償却費の理解が弱い、つまり理解不足のミスとも言えます。

このタイプのミスをしてしまった場合は理解不足を疑う必要があります

本当はその指示がなければ問題は解けないけれど、たいていは指示が同じなので決め付けてしまった場合

これは、「会計期間の見落とし」などがあげられます。会計期間が分からなければ多くの決算整理事項が処理できないはずです。しかし、多くの問題で会計期間は4月1日から3月31日までなので、そうだと決め付けてしまうことで間違えてしまった場合です。

このようなミスは理解不足の心配はありません。しかし、決め付けはいけないので、普段から注意するよう意識することでミスを減らしていかなければなりません

指示がなくても問題は解けるが、指示がある場合はその指示が優先となるような指示を見落とした場合

会計処理には「原則的処理」と「例外的処理」が定められているものもあります。そのような場合には、何の指示もなければ原則的な方法で処理し、「例外的な方法」で処理すべきという指示がある場合はその指示が優先されます。

このような問題では、例外処理を行う内容の指示を見落とすことで原則処理をしてしまうというミスが発生することがあります。

このようなミスは、最もなくしにくいミスです。指示があってもなくても解答を求めることができるため、その指示が分かりにくい所に書かれていた場合、どうしてもミスをしてしまいます。

このタイプのミスも普段から注意するよう意識しますが、ある程度は仕方ないと考えて、楽に考えておいた方がいいと思います。最も重症度の低いミスだと言えます。

反復不足

注意不足の原因として「反復不足」があります。「電卓の操作ミス」「計算式の立式ミス」などのいわゆる「計算ミス」の裏にはほぼ確実に「反復不足」があります。

反復が足りていないと思った場合は、ミスを具体的につかみ、そのミスを繰り返さない意識で繰り返し練習問題を解くことでミスを減らすことができます

ミスをしてしまった場合、全て同じように「ケアレスミス」の一言で片付けずに、その原因に何がひそんでいるのかをしっかりと見極めて対策を行うことが必要です。

ミスを減らすためのアドバイス

ミスはミスノートをつけて自分のミスを意識しながら減らしていくものですが、多くの人がミスしやすい解答の方法というものも存在します。それは「違った下書きのパターンで同じような問題を解く」というやりかたです。

「違った下書きのパターンで同じような問題を解く」というやり方はミスが増えるだけなので、よく使うパターンについては自分なりのパターンを作って、いつもそのパターンで解き続けるようにしましょう。

ミスノートを作る5つのポイント、使う4つのポイント

ミスに対して完璧を望まないこと

ミスはしないに越したことはありません。ミスをしないことで合格に近付くことは事実です。しかし、ミスに関しては完璧を望まないことが大切です。

ミスノートをつけたり、工夫して問題を解いたりすることでミスを減らすことはできます。しかし、絶対にミスをしない状態にはなりません。人間なので、疲れているときもあれば集中できないときもあります。こういったときにはどうしてもミスをしてしまうものなのです。

ミスに関しては「絶対にしてはいけないミスだけはしない」「基本的な問題だけはミスしない」というスタンスが理想的です。

私もミスはします。当たり前ですが、ミスはするのです。しかし、「絶対にしてはいけないミスだけはしない」「基本的な問題だけはミスしない」という状態は維持できています(それでもごくまれにやってしまいます)。

総合問題で1ヶ所程度のミスであればよしとして構いません。あまり神経質になってしまうと精神的によくないので、このくらい「ゆるめに」考えておきましょう。

まとめ

  • ミスをしてしまったら、そのミスが「理解不足」「注意不足」「反復不足」のどれにあたるのか確認する。
  • 理解不足のミスは理解を徹底することでミスを減らす。
  • 注意不足のミスはミスノートを効果的に使い、きちんと注意することでミスを減らす。
  • 反復不足のミスはしっかりと繰り返すことでミスを減らす。
  • 同じパターンの問題は同じ下書きのパターンで解く。
  • ミスに関しては完璧を望まないこと。

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“簿記における3つのミスの原因とミスを減らす方法” への2件のフィードバック

  1. ma-kun☆ より:

    すみませんミスコメです。

    やはり周りの受験生が得点出来る部分は確実にこなせるような勉強スタイルは重要になってきますよね。

    本番の試験での点数配分とかも考えるとやはり一番大切なのは「基礎」なのですね。

    • admin より:

      コメントありがとうございます。

      おっしゃるとおりですね。周りの受験生が得点できるところをきちんと身につけておくというスタンスが大切です。難問を解けてもそのようなところを落としてしまっては何の意味もないですから…。

      基礎をきちんと身につけることが最重要です。そして基礎がきちんと身につけば応用も自然とできるようになります。

      P.S 先ほどのミスコメはこちらで削除しておきますね。

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