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簿記1級で合格点を取るために必要な考え方

簿記1級を目指して簿記の勉強をしている人は簿記2級までは満点を狙って勉強するようにお伝えしてきました。

簿記3級の目標時間と目標得点
簿記2級の目標時間と目標得点

しかし、簿記1級では満点を狙うことはありません(現実的にほぼ不可能です)。簿記2級までとは切り替えて、簿記1級では「いかに確実に合格点である70点を取りにいくか」を考えて勉強していく意識が必要です。

ちなみに、この記事を書いている私は日商簿記に合格するための通信講座を2012年から運営し、これまでに数百人の合格者を送り出させていただいています。もちろん私自身も簿記1級に合格しています。

こういった私が、簿記1級で合格点を取るために必要な勉強の考え方について解説していきます。

簿記1級で合格点を取るために必要な勉強の考え方

合格点を確実に取りに行くために必要な意識は次の3つです。

  • 捨てるべき問題はきちんと捨てる
  • 知っている論点の問題は絶対に得点する
  • 知らない論点の問題が出題されてもある程度得点できるようにする

捨てるべき問題はきちんと捨てる

簿記1級では傾斜配点があるのですが、傾斜配点がある場合、多くの受験生が正解している問題に多くの配点が割り振られる可能性が高いです。

≫傾斜配点については簿記1級の合格率に隠された2つの真実と簿記1級合格のための方法をご覧下さい。

なので試験に出ているからといってその内容を全てできるようにする必要はありません。たとえ試験に出ていたとしても、それが難問であれば取りに行かない判断も必要です。

傾斜配点があることでますます基本事項を重視することの重要性が高まっているといえます。経験的には、この「捨てるべき問題」はおよそ15点分です。

知っている論点の問題は確実に得点する

捨てるべき問題はきちんと捨てるとすると、事実上の満点は約85点となります。この85点のうち70点を取れば合格すると考えると、知っている論点の問題で失点するのは非常にまずいです。

「知っている論点の問題」は確実に得点してください。「知っている論点の問題」で失点してしまうと全体で70点得点することが難しくなってしまいます。

「知っている論点の問題」をしっかりと得点するためには「知っている論点の問題は必ず解けるようにする」という意識で普段から勉強していることが大切になります。

知らない論点の問題が出題されてもある程度得点できるようにする

「知っている論点の問題」だけで70点に届けばいいのですが、これは非常に難しいです。運よく知っている論点の問題が多く出題される可能性はないとは言えませんが、狙って確実に70点分を知っている論点の問題にするのはほぼ不可能です。

出題者が「過去に出題されていない論点の問題」を意図的に出題する傾向があるという理由もありますし、「過去に出題されている論点の問題」が多すぎて全てフォローできないという理由もあります。

なので、70点をとるためには「知らない論点の問題をできるだけ減らす」という姿勢で勉強するとなかなか合格できないということなのです。どうがんばっても知らない論点の問題は出題されます。

過去問で出題されていない論点の問題、新傾向の問題、新しくできた会計基準に関する問題など、「知らない論点の問題」は確実に出題されるのです。

このように考えると、「知っている論点の問題を増やす」という勉強の姿勢ではなく、「知らない論点の問題が出題されても得点できるようにする」という姿勢が必要だといえます。

では、「知らない論点の問題」を得点できるようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。解いたことがない問題を解くためには、「自分の知識と理解を使って新しい問題に対応する力」をつけなければなりません。

そのためには使いこなせる確実な「知識」「理解」が必要です(ただ覚えただけの「知識」では太刀打ちできません。細かい知識を詰め込んでもほとんど意味がないのです)。

「自分の知識と理解を使って新しい問題に対応する力」をつけるためには「本質を理解すること」です。本質を理解することで知らない会計処理の問題が出ても処理方法そのものを推測することができるようになります。

会計学の問題でも、知っている会計原則などと照らし合わせることで正しいかどうか判断できるようになります。

本質を理解するためには「基本を完璧に身につけること」が必要です。基本を完璧に身につけることで自分の頭で考えることができるようになります。自分の頭で考えることができれば明らかな矛盾点やありえない会計処理にも気づくことができます。

「基本を完璧に身につければ簿記の本質についてもきちんと理解できる」「本質的な理解がきちんとあれば、知らない問題にも対応できる」。このように考えて勉強を進めていくことが大切です。

まとめ

  • 簿記1級では捨てるべき問題(約15点分)はきちんと捨てる。
  • 知っている論点の問題は確実に得点する。
  • 基本を完璧に身につけ、本質的に理解しておくことで知らない論点の問題でも得点できるようにする。

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