費目別計算における原価要素の分類~原価計算基準~

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記1級では原価計算基準についての理論問題が出題されることがあります。なので原価計算基準を読むことが望ましいのですが、この原価計算基準は非常に難解な文章となっています。

そこで、これからしばらくにわたって原価計算基準の解説を行っていこうと思います。今回は原価計算基準の第二章の十である「費目別計算における原価要素の分類」についてお伝えしていきます。

費目別計算における原価要素の分類

費目別計算においては、原価要素を、原則として、形態別分類を基礎とし、これを直接費と間接費とに大別し、さらに必要に応じ機能別分類を加味して、たとえば次のように分類する。

口語訳
費目別計算においては、原価要素をまず形態別(材料費・労務費・経費)に分類して、それを直接費と間接費に分類し、さらに必要ならば機能別(消費の目的別)に分類する。具体例は次のとおりである。

直接費
直接材料費
主要材料費(原料費)
買入部品費
直接労務費
直接賃金(必要ある場合には作業種類別に細分する。)
直接経費
外注加工費
間接費
間接材料費
補助材料費
工場消耗品費
消耗工具器具備品費
間接労務費
間接作業賃金
間接工賃金
手待賃金
休業賃金
給料
従業員賞与手当
退職給与引当金繰入額
福利費(健康保険料負担金等)
間接経費
福利施設負担額
厚生費
減価償却費
賃借料
保険料
修繕料
電力料
ガス代
水道料
租税公課
旅費交通費
通信費
保管料
たな卸減耗費
雑費

解説
1段目が直接費と間接費の分類、2段目が形態別分類、3段目が機能別分類となっています

間接経費は、原則として形態別に分類するが、必要に応じ修繕費、運搬費等の複合費を設定することができる。

口語訳
間接経費は形態別に分類するのが原則だが、必要であれば「修繕費」「運搬費」などの複合費を設定することができる。

解説
複合費とは、形態別に分類した原価を目的ごとに集計したものです。具体例として「修繕費」と「運搬費」があげられています。

修繕費は「修繕」という目的のためにかかった費用で、たとえば「修繕材料費」「修繕労務費」「修繕外注費」などの原価を集計します。

運搬費は「運搬」という目的のためにかかった費用で、「運搬労務費」「支払運賃」「倉庫保管料(運搬途中における一時的なもの)」などの原価を集計します。

これで原価計算基準の第二章の十である「費目別計算における原価要素の分類」は全て終了です。原文は非常に読みづらいのでできるだけ分かりやすく解説(口語訳)しました。

このような形で意味を理解しながら原文を何度も読み込むことで、徐々に原価計算基準を自分のものにしていってください。

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