製品保証引当金の取引と仕訳

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記3級では貸倒引当金が、簿記2級になると退職給付引当金などが出てきました。ですが、これで全てではありません。引当金はまだあります。例えば、「製品保証引当金」です。

この記事で製品保証引当金についてお伝えします。

製品保証引当金

販売した商品に欠陥があった場合には、無料で交換や修理を行う契約をしている場合があります(電化製品などに入っている「○年間保証」などが代表例です。)。

このような契約において「当期に売り上げた製品の交換や修理を翌期以降に行う場合」には将来の交換や修理に関する費用を当期の売上と対応させるのが合理的です。

そこで、「当期の売上高」に対応する「翌期以降の交換や修理にかかる支出の見積金額」を引当金として計上します(製品の欠陥はある一定確率でどうしても発生するもので、金額を前もって見積もることができます。)。

そのために計上される引当金が製品保証引当金です(この引当金は次期に実際に補修が行われたら取り崩します。)。製品保証引当金繰入額は販売費及び一般管理費に表示します

製品保証引当金の取引と仕訳

製品保証引当金の計上

「当期の製品の売上に対する将来の交換や修理の費用として200,000円を引当金として計上した」場合の仕訳について考えてみましょう。

当期の製品の売上に対する将来の交換や修理の費用の引当金なので勘定科目は製品保証引当金となります。また、金額は200,000円です、よって『(貸)製品保証引当金200,000』となります。

また、製品保証引当金を計上した場合の借方の勘定科目は製品保証引当金繰入額を使います。よって『(借)製品保証引当金繰入額200,000』となります。

借方 金額 貸方 金額
製品保証引当金繰入額 200,000 製品保証引当金 200,000

製品保証引当金の取り崩し

「昨年度に販売していた製品の一部について修理の依頼があったので修理業者に修理を依頼して現金100,000円を支払った。なお、前期末に200,000円の製品保証引当金を計上していた。」

この場合における仕訳について考えてみましょう。

現金100,000円を支払ったので『(貸)現金100,000』となります。また、前期末に製品保証引当金を200,000円計上していたので、この製品保証引当金を取り崩します。よって『(借)製品保証引当金100,000』となります。

借方 金額 貸方 金額
製品保証引当金 100,000 現金 100,000

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